邦楽新曲レビュー -74ページ目

奥村初音『恋、花火』

恋、花火(DVD付)
大阪在住のシンガー・ソングライター、奥村初音のデビュー・シングル。亡くなってしまった恋人への想いを綴ったナンバーで、切ない歌詞とメロディが際立った感動的なラブソングに仕上がっている。
等身大の言葉で伝える切ない歌詞を、人の心の奥に響いて止まないメロディに乗せて、心地良い天性の声でしっかり伝えられる、16歳にしてオリジナル曲が80曲を超える大阪在住の新人シンガーソングライター、奥村初音(おくむらはつね)。今作は、サビの盛り上がりにグッとくる感動的なバラードに仕上がっています。天神祭りの夏の花火をテーマに、亡くなった恋人への想いを綴った儚い歌詞と切ないメロディ、透明感が溢れる歌声が胸に迫ります。16歳にして、この歌唱力は注目ですね。美少女女優の谷村美月とAAAの西島隆弘が出演するショートフィルム風のPVも感動的な仕上がりになっていますよ。
カップリング『やさしさのカタチ』は、儚いタイトル曲とは違って力強いパンチの効いた歌い方が印象的で、軽快なナンバーになっています。カップリングもオススメです。
試聴はコチラです。Yahoo!動画のコチラでPVフル視聴できます。(~10/7)GyaO 音楽からも。(~9/16)

Dragon Ash『The Best of Dragon Ash with Changes V

The Best of Dragon Ash with Changes Vol.1The Best of Dragon Ash with Changes Vol.2
Vol.1
1 For divers area
2 天使ノロック
3 Ability → Normal
4 Cowboy Fuck!
5 Fever
6 Face to Face
7 Invitation(Buzz Mix)
8 Under Age's Song(Album Mix)
9 Melancholy
10 陽はまたのぼりくりかえす
11 I ♥ HIP HOP
12 Freedom of Expression
13 Drugs can't kill teens
14 Let yourself go, Let myself go
15 Dark cherries
16 Viva la revolution
Vol.2
1 Deep Impact feat. Rappagariya
2 百合の咲く場所で
3 静かな日々の階段を(e.p. ver.)
4 Life goes on
5 Fantasista
6 Patience
7 morrow(Al Ver.)
8 Episode 4 feat. Shun, Shigeo from SBK
9 Canvas
10 crush the window
11 Palmas Rock feat.UZI-ONE from Aggressive Dogs
12 夕凪UNION
13 Ivory
14 El Alma feat. SHINJI TAKEDA
15 few lights till night
16 夢で逢えたら
17 wipe your eyes feat. Kaori Mochida from ELT
Dragon Ashの10周年を記念した、初のベスト・アルバムを2枚同時リリース。Vol.1は99年発表の3rdアルバム『Viva La Revolution』までの楽曲が対象。Vol.2は4thアルバム『LILY OF DA VALLEY』以降から2007年までの楽曲が対象。
1997年のデビュー以来、さまざまな音楽要素を貪欲に吸収しながら、そのサウンドとスタイルを劇的に進化させ、驀進してきたDragon Ash。ファンの人気投票(結果)+メンバーセレクトによる初のベスト盤。90年代と2000年以降の曲から選曲した『The Best of Dragon Ash with Changes Vol.1&2』を2枚同時リリース。それぞれに新曲を1曲づつ収録。アルバム収録曲が中心の内容で、アルバムのリリース順になっています。Vol.1は、デビュー時のパンク・スピリットを現在の最新モードである高速ラテン・ビートに封じ込めた新曲M1から幕を開けます。M2からのまだ3人だった頃の初期のアルバム収録曲と比べても遜色ないしDAの軸ってブレてない。3rdシングルのカップリングでアルバム未収録だったM6とか新曲かと思いました。M7から2ndアルバム『Buzz Songs』からの曲が4曲続きます。この辺りは、妹が当時ヘビロテしていたアルバムなので懐かしい。ファン投票1位で代表曲でもある2ndシングルM10、当時パクリ疑惑もあったアルバム未収録の6thシングルM11、7thシングルM14と、やっとメジャーな曲が。Vol.2から2000年代に入り、よくコンピに入るゴリゴリのナンバーM1、ファン投票2位の人気のメロウチューンM2、9thシングル収録のリミックスバージョンM3、ライブの定番曲M5、アルバム未収録のM4とM6も名曲ですね。M10から最近のラテンブームの曲になっていきます。そして、Kjの熱いオファーを快諾したEvery Little Thingの持田香織をフィーチャーした新曲M14で幕を閉じます。異色のコラボで、新鮮でした。アルバム重視のバンドなので、ファンの人気投票とは言いつつ、意図的に外したシングルがあったりとか、こだわりを感じます。最大のヒット曲である5thシングル『Grateful Days feat. ACO, ZEEBRA』とか8thシングル『Summer Tribe』を外したのはZEEBRAとの確執へのKjの意地なんでしょうか。日本でHIP HOPというジャンルを広めるのに貢献したと思うけど、やっぱDAはロックバンドなんだと思える2枚になっています。
試聴はコチラコチラです。Yahoo!動画の特集でPVフル視聴できます。(~10/28)GyaO 音楽からも特集中。(~10/1)

Rie fu『5000マイル』

5000マイル
Rie fuの2007年第2弾シングル。旅心をかき立てる爽快なタイトル・トラックのほか、名曲『Life is Like a Boat』のアコースティック・ヴァージョンなども収められている。
今年ロンドンの芸術大学を卒業したRie fu。前作『ツキアカリ』に続く、帰国第一弾シングルになります。今作は、風に誘われて大空へ旅立ちたくなる爽快なポップチューンで、夏空を駆け抜けるようなヴォーカルが心地いい。4年間留学していたロンドンと東京との距離5000マイルを飛び越えて、想いをはせる人たちへ勇気を与えてくれる楽曲で、4年間の生活や成長が凝縮された「卒業記念シングル」でもあるそうです。キャッチーで良い曲だけど、あんまり印象に残らないです。
カップリングは、会いたい気持ちが溢れている、澄みきった空気感を感じるシンプルなミディアムチューン『会いたいときに歌ううた』、5/21に和田倉噴水公園で行われた一夜限りのスペシャルライブの音源の中からアコースティックヴァージョンとなった『Life is Like a Boat~ツキアカリエフゥライブ version~』を収録。
試聴はコチラです。GyaO 音楽からPVフル視聴できます。(~10/7)Yahoo!動画のコチラでも。(~10/2)

the band apart『fadeouts(for JUSTICE)』

fadeouts(for JUSTICE)
ロック・バンド、the band apartのおよそ1年ぶりとなるシングル。多彩な音楽性を持つ彼らの実力が発揮されており、深みのあるナンバーに仕上がっている。アーティスティックな世界観も健在。
ジャズやボサノヴァを飲み込んだ多彩なサウンドを武器に快進撃を続ける4人組ロックバンド、バンアパことthe band apart。初回生産分のみの限定リリースとなる待望の新曲で、2曲収録。1曲目『shine on me』はフュージョン色が強くて、これまで以上に変則的で変質的なフレーズを多用したナンバー。交差する2本のギターとうねるベース、乾いたドラムといったバンドの得意技を惜しげもなく発揮してます。
2曲目『Moonlight Stepper』は、『shine on me』に比べるとキャッチーでポップな感じでとにかく心地いい。臨場感のある洗練されたサウンドがオシャレ感を漂わせています。パンクロックでもなく、パッとする訳でもなく、メロディにグッとくる感じではなかったですが、落ち着きぶりが、なんかカッコいい。

松任谷由実『人魚姫の夢』

人魚姫の夢(初回限定盤)(DVD付)
チャン・ツィイー主演映画「女帝(エンペラー)」イメージ・ソング/「ユーミンスペクタクル シャングリラIII~ドルフィンの夢」テーマ・ソング。胸を締め付けるような切ないメロディが印象的なナンバーで、哀しい恋物語が奥深いヴォーカルで紡がれている。
ライブ・ショー「シャングリラ」の功績を認められ、ロシア安全保障アカデミーから勲章を授与された松任谷由実。今作は、大人の恋の世界を描いた歌詞が胸を締めつけるラブバラード。キラキラとした鮮やかなサウンドだけど、サビ以外は暗く淡々としてて、けっこうツボ。ショーの中では印象的なシーンに使われ、幻想的な世界をさらに色濃くしています。
カップリングには、シャングリラの演出家・松任谷正隆氏が、シンクロリスト、ヴィルジニー・デデューのソロ演技のために書き下ろした幻想的なインスト曲『Au Nom de la Rose(instrumental)』を収録。
試聴はスペシャルサイトで。Yahoo!動画のコチラでPV1コーラス視聴できます。(~10/22)GyaO 音楽からも。(~9/23)

絢香『CLAP & LOVE / Why』

CLAP & LOVE / Why (初回盤)
両A面仕様の6thシングル。『CLAP & LOVE』は、TBSテレビ系ドラマ「地獄の沙汰もヨメ次第」主題歌。『Why』は、PSP用ゲームソフト「CRISIS CORE -FINAL FANTASY VII-」テーマ・ソング。
デビュー1年半にして、トップ・アーティストの仲間入りをしたと言ってもいいぐらい活躍中の絢香。『CLAP & LOVE』は、ドラマ主題歌の為に書き下ろしたナンバー。今までのイメージにない冒頭からシャウトもしている、アグレッシヴでタフなブルース調のロックチューンに仕上がってます。歌詞の世界観も現実に立ち向かう主人公の心情をストレ-トに描いています。ノリノリのグルーヴ感のある演奏と巻き舌風の歌い方が印象的です。
『Why』は大きく深い愛をテーマにした壮大な世界観が魅力の一曲。浮遊感あるメロディに包み込まれる洋楽テイストのミディアムバラード。デビュー前から温めていたナンバーで、ほとばしる情熱をドラマチックに表現しています。また、今年7/10の東京国際フォ-ラムでのホールツアーからライブ音源『Peace loving people(Live Ver.)』を収録。1週間ずらして、限定盤『Why / CLAP & LOVE』もリリース予定。Why / CLAP & LOVE (DVD付き生産限定盤)
試聴はコチラです。Yahoo!動画の特集でPVフル視聴できます。(~9/30)ORICON STYLEでも。(期間限定)

monobright『頭の中のSOS』

頭の中のSOS
札幌出身の4人組ロック・バンド、monobrightの2ndシングル。彼女に振られたときの心情を綴ったというダンス・ロック・チューンで、彼ら独自の世界観を活かしたスケールの大きな詞が魅力的。
7月にシングル『未完成ライオット』でメジャーデビューした白のポロシャツに黒ぶちメガネ、黒のスリム・ジーンズという揃いの衣装に身を包み、正式結成から約1年とは思えない快進撃を続けるロックバンド、monobright(モノブライト)。インディーミニアルバム『monobright zero』も今だロングセールスを続けているそうです。今作は札幌のインディー時代からライブ演奏されていた楽曲で、ロッキンオン・ジャパン山崎洋一郎氏をしてキラーチューンと言わしめた稀代の名作。泣き笑いダンスミュージックというコンセプトで、思わず踊り出したくなる弾けるロックチューン。歌詞は、Vo.桃野さんが彼女に振られた時の混沌とした頭の中の状況を綴ったもの。不思議で壮大な世界が繰り広げられる癖になる1曲です。FM802の9月のヘビロテになってますね。
カップリング『優しさヶ丘の画家』は、歪んだギターがカッコいいスパイスの効いた不思議なロックナンバー。『天の河にて』は昔の自分が今の自分を見て、嘆くという内容のストレートなロックナンバー。カップリング含め、monobrightの楽曲のクオリティーの高さが分かる3曲を収録。
試聴はコチラです。

Bahashishi『オアシス』

オアシス
日本テレビ系「音楽戦士 MUSIC FIGHTER」EDテーマ。独特のヴォーカルと刹那的な詞世界で聴き手を圧倒する5人組バンド、Bahashishiの移籍第1弾シングル。
圧倒的な「声」を聴かせるユラリ(vo)をはじめ、個性溢れる5人のメンバーによって構成されたスワヒリ語で「心」の意味を持つロック・バンド、Bahashishi(バハシシ)。前作に続きUAやSugar Soulの楽曲で知られる朝本浩文をサウンドプロデューサーに迎え、バンドアレンジが光るソウルフルでグルーヴィーな心の刹那を分かち合うための哀愁ソングに仕上がってます。不思議な世界観に浸れる独特な歌声と優しいメロディが耳に残ります。PVに人気急上昇中の俳優、佐藤健が出演してることで話題。
カップリング『clover』は、今秋公開予定の映画「1303号室」EDテーマ。力の抜けた歌い方が印象的なオーガニックな雰囲気のあるミディアムナンバー。
試聴はコチラです。Yahoo!動画のコチラでPVフル視聴できます。(~10/2)GyaO 音楽からも。(~9/30)

嵐『Happiness』

Happiness
メンバーの二宮和也と櫻井翔が出演するTBSテレビ系ドラマ「山田太郎ものがたり」主題歌。通算20枚目となるシングルで、「友情」をテーマにした疾走感溢れる爽やかなロック・ナンバー。
『We can make it!』に続く嵐のニューシングルは、またまたメンバー出演のドラマ主題歌ですね。今作は、嵐らしい元気一杯の爽快感のある青春なアップナンバーになっています。ドラマはチラ見しかしたことないですが、エアギターなOP映像が頭に浮かびます。
カップリング『Still...』は、夏の終わりのなんとなく切なくなる季節に、それでも止まることなく前に進もうというメッセージが込められた優しいミディアムナンバー。サクラップが聴きやすい。初回限定盤のみ収録の『Snowflake』は、ひと足早く冬をイメージした失恋ソング。
試聴はコチラです。

チャットモンチー『橙』

橙
テレビ東京系アニメ「BLEACH」EDテーマ。2007年の第3弾シングルは、ヴォーカルの橋本が高校生の時に書き上げたアマチュア時代の名曲で、切ない詞と骨太なサウンドが融合したロック・ナンバーに仕上がっている。
今夏も20本近いフェス&イベントに出演とロックファンの人気を確立した徳島出身の女の子三人組のバンド、チャットモンチー。2回目となるベボベ、シュノーケルと3組で全国をまわる「若若男女サマーツアー’07」も参加しましたけど、デビューして早2年であっこ(b&cho)の垢抜け具合が素敵やなーと(´ー`)今作は、えっちゃん(g&vo)が高校時代に作詞・作曲し、徳島ではライブで何度も演奏されていた名曲。センチメンタルな雰囲気漂う歌声と、実体験を元にした歌詞。力強さと切なさを感じる重厚なロックナンバーになっています。自分の進路を決める、人生の最初の大きな壁にぶつかって、悩み葛藤する歌詞がリアルですね。思春期に一度は経験する感情なので、激しくストレートに胸に響きます。
カップリング『コスモタウン』は、クミコン(dr&cho)作詞のチャットモンチーの本質である伸びやかなポップ・ナンバー。一筋縄ではいかないアレンジが施され、ライブ映えしそうです。『リアル』は、あっこ作詞で、3拍子の浮遊感溢れるリズムをベースに、ギターの強烈な歪みとえっちゃんのウィスパー・ヴォイスというミスマッチさが面白いヘヴィーロックナンバー。ささやく様な気だるいヴォーカルが不思議に癖になります。幅広い層のリスナーをひきつける抜群のキャッチーさと、いい意味でサラッとは聴けないオルタナティブさ。相反する感覚を自然に兼ね備えたクオリティを誇る3曲を収録。2ndアルバム『生命力』が10/24にリリース予定。楽しみ♪
試聴はコチラです。