邦楽新曲レビュー -70ページ目

鬼束ちひろ『僕等 バラ色の日々』

僕等 バラ色の日々
鬼束ちひろの2007年第2弾シングル。前作『everyhome』に続き、小林武史がプロデュースを担当。透明感あふれる歌声を活かした、幻想的な世界が構築されている。
鬼束ちひろの約2年7ヵ月ぶりの復帰後第1弾のシングル『everyhome』に次ぐ待望の第2弾のシングル。ピアノと歌という極限のシンプリシティを追求することによって成立した前作『everyhome』から一転、今作は、バンド・サウンドにオーケストレーションというリッチなサウンド・プロダクションで唯一無二の世界観を表現。得意の悲しみに満ちた暗いバラードナンバー。前作よりずっと鬼らしい曲ですけど、やっぱり本調子とは思えないですね。イントロのピアノは好きですが、コバタケのサウンドもやたら壮大でしっくりきませんでした。何か物足りない。
カップリング『NOW』は全英語詞による美しいメロディにグッときたバラードナンバー。相変わらずの独特の世界観があって、良かったです。10/31にアルバム『LAS VEGAS』がリリース予定。めっちゃ楽しみにしてます。
試聴はコチラです。

髭(HiGE)『黒にそめろ e.p.』

黒にそめろ e.p.
5人組ロック・バンド、髭(HiGE)の3rdシングル。須藤寿のサイケデリックな言葉を軸にした図太いバンド・サウンドが持ち味。テンションの高い会心のロックンロール・ナンバーに仕上がっている。
ウエンツ瑛士主演の映画「キャプテントキオ」主題歌『ドーナツに死す』や映画「俺たちに明日はない」でもおなじみの犯罪者をモチーフにした『ボニー&クライド』と、趣向を凝らした曲のタイトルも楽しい髭(HiGE)。今作は、ポップで熱いヴォーカル、サイケで予測不能のシュールな歌詞が炸裂した最強にブッ飛んだロックンロールナンバー。髭ちゃんの魅力をぎゅっと凝縮させて、さらに暴走させた感じ。痛快で気持ちいい。ちなみに、アイゴン(會田茂一)と共同プロデュースらしいです。
カップリングは、髭ちゃんらしい最強リズムとリフレインが癖になる短いロックンロールナンバー『集中できない』、心地いいスローなロックナンバー『ワンモアタイム ワンモアチャンス』、骨太のサウンドにヒステリックに歌う須藤さんのヴォーカルがスカッとする『I'm so sick』を収録。全曲新録オリジナルとなるお腹いっぱいな起承転結の全4曲を収録。初回限定盤は、髭ちゃんのロックアイコン、ハイジをモチーフにしたジャケットは、「レインボー・ハイジ -2007 Autumn Collection」として7種類のレインボージャケットでリリース。
試聴はコチラです。PVフル視聴できるブログパーツを配布中。(~11/28)Yahoo!動画のコチラでPVフル視聴できます。(~12/19)GyaO 音楽からも。(~10/7)

navy&ivory『恋人/NEWS』

恋人/NEWS
その独自の詞世界から「不器用な恋愛の達人」ともいわれる男性デュオ、navy&ivoryの3rdマキシ・シングル。別れの切ない思いを綴った『恋人』と、小さな幸せの大切さを歌った『NEWS』の両A面仕様となっている。
メロウで温かなサウンドに定評のある沖縄県出身の男性2人組ユニット、navy&ivory(ネイビー&アイボリー)。2005年にリリースしてロングヒットした結婚式ソング『指輪』が記憶に新しいです。約1年ぶりのレコード会社移籍第一弾シングル。『恋人』は、好き同士で別れてしまう二人を歌う、情感溢れる切ないラブソング。彼らの真骨頂である感動的なバラードナンバー。女々しい歌詞とちょっと感情を込め過ぎた歌声が苦手かも。
『NEWS』は、「小さな幸せ」の大切さを改めて感じさせるしっとりしたミディアムナンバー。カップリングは、新たに上質なドライブミュージックにも挑戦した爽やかなアップチューン『サイドシートへようこそ』を収録。
試聴はコチラです。GyaO 音楽からPVフル視聴できます。(~10/14)

SoulJa『ここにいるよ feat.青山テルマ』

ここにいるよ feat.青山テルマ
TBSテレビ系「CDTV」9月度EDテーマ。ベルギー人の母を持ち、ベルギーやアメリカ、日本を転々とした経歴を持つラッパー、Souljaの3rdシングル。ゲスト・ヴォーカルに青山テルマを迎えた、遠距離恋愛がテーマの美しいラブソング。
今年2月にシングル『DOGG POUND』でメジャーデビューを果たし、松任谷由実、YMOのプロデューサーである川添象郎氏が、尾崎豊以来の全面プロデュースを手掛け、話題となった新世代ラッパー、SoulJa(ソルジャ)。これまでのシングルは佐藤博、細野晴臣、高橋幸宏等の制作陣の豪華さで注目されてましたね。今作は、8月の有線お問い合わせチャートで堂々の1位を獲得した話題のシングル。デビューシングルのカップリング『CASSIS』でも共演した、ちょっと前にデビューした19歳の新鋭女性シンガー、青山テルマを迎えた、遠く離れたところに住む彼女への溢れる思いを綴った、不器用で正直な遠距離恋愛ソング。しっとりしたピアノのイントロからスウィートな二人のハーモニーが耳に残るメロウチューン。SoulJaの渋いラップと、青山テルマの美しいコーラスが絶妙の名曲ですね(ノ´∀`*)前々から携帯の着うたを目覚ましアラーム音として聴いてましたが、心地よくて二度寝したくなります。
カップリング『First Contact』は、一転してイカついラップとアゲアゲのサウンドで存在感をアピールしたゴリゴリのパーティーチューン。これまでも披露してきたラフなスタイルが見える、インディ時代のデビュー曲。新たな挑戦を感じる力強いメッセージが詰まってます。
試聴はコチラです。Yahoo!動画の特集でPVフル視聴できます。(~未定)GyaO 音楽からも。(~10/7)

AAA『Red Soul』

Red Soul(DVD付)
通算16枚目のシングルは、3rdアルバム『AROUND』のリード・トラック。彼らの若さと勢いを感じさせる王道のアッパー・チューンで、巧みなコーラス・ワークが高揚感をどこまでも煽る。
AROUND(DVD付)前作から約2か月でリリースされる今作は、同時リリースされるアルバム『AROUND』からのシングル・カットとなり、『BLOOD on FIRE』『Let it beat!』を彷彿とさせる、AAAの王道路線とも言えるアッパー・チューン。デジタル・サウンドを用いたハードなサウンドで繰り広げられた、勢いのあるメロディとパワフルなヴォーカルがマッチして聴くものの気分を盛り上げてくれるアゲアゲな仕上がり。こういう路線の曲が合ってるので、安心して聴けます。落書き騒動もあったので延期されるかと思ったんですが、普通にリリースされたんですね。
カップリングは、mihimaru GTの曲でお馴染みの古坂大魔王による、古いラジオのようなノイズのあるサウンドとデジタルなサウンドを掛け合わせた斬新なリミックス『唇からロマンチカ 大魔王、昭和エレクト浪漫MIX Remixed by 古坂大魔王』とTomonao Tanakaによる、女子メンバーのみのナンバーのピコピコなリミックス『キモノジェットガール SPEAK&SPARK KimonoDIGITAL MIX Remixd by Tomonao Tanaka』を収録。
試聴はコチラです。Yahoo!動画のコチラで特集中。(~未定)

清春『輪廻』

輪廻(初回生産限定盤)(DVD付)
4ヶ月連続リリースの第2弾シングル。すでにライブではおなじみとなっている人気のナンバーで、ほのかに切なさを宿したミディアム・ロック・チューンに仕上げている。
自身の新レーベル「mid field」を設立し、2008年でデビュー15周年を迎える清春が、レーベル設立企画4ヶ月連続リリースをスタート。その第1弾としてリリースされた、意外とハマってた中森明菜のカヴァー『TATOO』に続く、ニューシングル。清春が持つ独特の世界観と初秋の香りを感じさせる哀愁溢れるミディアムロックナンバー。神秘的で美しいメロディに、妖艶な華やかさの中にも刺を感じさせる清春の歌声がよく合ってます。
カップリングは、10分を超える超大作となる淡々としたスローテンポのロックナンバー『飛行船』、通常盤のみ収録の独特の詞世界が印象的なアコギを取り入れたバンドサウンドが心地いいミディアムロックナンバー『窓』を収録。
試聴はコチラです。GyaO 音楽からPVフル視聴できます。(~10/21)

ARIA『NEXT DOOR feat.CHOZEN LEE from FIRE BALL』

NEXT DOOR feat.CHOZEN LEE from FIRE BALL
テレビ東京系「流派-R」10月度EDテーマ/フジテレビ系「HEY!HEY!HEY!」10月・11月EDテーマ。ARIAの6thシングルは、FIRE BALLのCHOZEN LEEをフィーチャーし、MIGHTY CROWNのSAMI-Tがトラックを手がけた強力作。R&Bとヒップホップ、レゲエが三位一体となって迫り来る。
伸びやかな歌声だけでなく、秀でたソングライティング力でも注目を集める次世代のR&Bディーヴァ、ARIA。6月リリースの『NOT OVER feat.HOKT & BIG RON』に続く、フィーチャリング・シングル第2弾。今作では、デビュー10周年を迎えたジャパニーズ・レゲエ界No.1クルー、FIRE BALLのCHOZEN LEEをフィーチャリング。トラックには、世界No.1レゲエサウンドシステムのMIGHTY CROWNファミリーのユニット、TC MOVEMENTSを起用した、新たなるR&B×レゲエのキラーチューン。エスニックな雰囲気漂うスリリングなメロディが印象的なアッパーなレゲエ・チューンに仕上がってます。FIRE BALLのDeejay(MC)やカリスマラッパーDABOが参加予定だったので、楽しみだったんですがCHOZEN LEEのみが参加。それでも、情感豊かなARIAのヴォーカルとパワフルなCHOZEN LEEのラップが絡み合い、楽曲に独特の雰囲気と勢いを生み出してます。
カップリングは、シンプルにしっとり歌い上げた切ないメロウチューン『I'm not gonna cry』、前シングルのリミックス『NOT OVER feat.HOKT & BIG RON -NYC Remix-』を収録。
試聴はコチラです。GyaO 音楽からPVフル視聴できます。(~11/25)

BACK-ON『Butterfly』

Butterfly
テレビ朝日系ドラマ「新宿スワン」主題歌。海外でも活躍するミクスチャー・ロック・バンド、BACK-ONの4thシングルは、ニューレイヴやエレクトロの要素を取り入れたダンス・ロック・チューン。
海外での評価も高く、今年は4度の海外ライブ(アメリカ2回、台湾、カナダ)も行ったBACK-ON。ICCHAN(ds)を正式メンバーに加えた新生BACK-ONとして、シングル2枚を同時リリース。今作は、ヤングマガジン連載人気漫画のドラマ化の主題歌に起用された、エレクトロの要素を大胆に取り入れたアゲアゲなロック・ナンバー。UKを始め、盛り上がりを見せつつあるニュー・レイヴの流れにも乗ったナンバーで、BACK-ONの新境地を見せています。アグレッシブなデジタル・サウンドとヘヴィなギターで繰り広げられたダンサブルなメロディに、思わず体を揺らしたくなりますよ。イントロからずっとカッコいい。
カップリングは、力強いデジタルなビートにメロディアスなメロディを乗せた『Spark』、ミニアルバム『NEW WORLD』収録曲の疾走感溢れるリミックス『DRIVE(首都高 REMIX)』を収録。カップリングもオススメ。
試聴はコチラです。

BACK-ON『flower』

FLOWER
テレビ東京系アニメ「アイシールド21」EDテーマ。ICCHAN(ds)を正式メンバーに加え発表される、BACK-ONの3rdシングル。切なさとポジティヴさを共存させたミディアム・ナンバーで、ヴァイオリンの音色が印象的。
アニメ「エア・ギア」のテーマ曲『Chain』で注目を集めた、RIZEのJESSE命名の新世代ミクスチャーバンド、BACK-ON。新生BACK-ONとして、シングル2枚を同時リリース。今作は、前作『 BLAZE LINE/a day dreaming...』に引き続き、人気アニメに起用。同時リリースのシングル『Butterfly』とは対照的に、優しさに満ちたメロディに乗せ、かけがえのない相手への純粋な気持ちを歌った、胸に響くミディアムチューン。今までのBACK-ONのイメージにない感動的でメロディアスなナンバーに仕上がってます。高音のパートとの力強いハーモニーが心地よくて、HYの曲みたい。
カップリングは、BACK-ONらしいハードなロックサウンドが炸裂したアッパーチューン『ZERO』、テレビ東京「Tokyoマヨカラ!」テーマ・ソングで、ヘヴィなラップと爽やかでポップなメロディが絡むロックチューン『Colors』を収録。『ZERO』がお気に入り。CD EXTRAとしてPV3曲を収録。
試聴はコチラです。GyaO 音楽からPVフル視聴できます。(~9/23)
今回から9/19以降のリリース曲になります。

KAT『Rock'n roll boys club -e.p.-』

Rock’n roll boys club-e.p.-
1 Rock'n roll boys club
2 Wake up
3 Sunset
4 ナゴリユキ -earth mix-
東京生まれニュージーランド育ちの女性シンガー・ソングライター、KATのメジャー・デビュー・ミニ・アルバム。幼少の頃からコンベンションでグランプリを受賞するなどの実績を持つ実力派。
イルカの『なごり雪』を英語と日本語のミックスでカヴァーして話題になったニュージーランド人の父と日本人の母を持つハーフのシンガー・ソングライター、KAT(キャット)。9/1にHMVのワンコイン完全限定シングル『Today / ナゴリユキ』をプレリリースし、Kat McDowell(キャット・マクドウェル)からKATに改名。ついにメジャーデビューとなる今作は、サウンド・プロデュースに屋敷豪太や根岸孝旨を起用しています。タイトル曲M1は、キャッチーで聴き心地のよいポップなロック・チューン。エネルギッシュでアッパーなナンバーに仕上がってます。元気なポップナンバーM2、爽やかなミディアムナンバーM3、iTSの無料ダウンロードもしていたインディーズ盤収録のイルカの名曲カヴァーを朝本浩文がリミックスしたM4を収録。CD-EXTRAには気鋭の映像クリエイティブ集団STUDIO4℃が制作したアニメーション「kat」のプロローグを収録。抜けのいい歌声が聴きやすくて、気になります。
試聴はコチラです。Yahoo!動画の特集でPVフル視聴できます。(~10/13)