邦楽新曲レビュー -22ページ目

秦基博『朝が来る前に』

朝が来る前に(初回生産限定盤)(DVD付)
秦基博の2009年第1弾シングルは、奇跡の歌声と極上のメロディが調和したバラード。『青い蝶』や『Honey Trap』を手掛けた島田昌典をサウンド・プロデューサーに迎え、ポップな雰囲気の中に切なさが浮かび上がる楽曲に仕上げている。
スガシカオやスキマスイッチを輩出したオフィス・オーガスタ所属で、日本武道館でのライブも決定している、鋼と硝子でできた声と形容されるシンガーソングライター、秦基博(ハタ モトヒロ)。初のバラードシングルで、大切な人との辛い別れを乗り越えようと第一歩を踏み出す姿を歌ったバラードナンバー。デビュー前からあったデビューするきっかけとなった記念すべき楽曲で、新たな歌詞を付け加えた内容になっています。アコギのシンプルなメロディに、冬の空気感が伝わるストレートなメッセージが響きます。旅立ちの季節に贈る前向きな気持ちを表現した素敵な曲ですね。シングルでは久しぶりにグッときました。
カップリングには『ALRIGHT』の今ツアーからの最新ライブ音源として、『ファソラシドレミ -Live at Zepp 仙台』、『赤が沈む -Live at Zepp 仙台』、『花咲きポプラ -Live at Zepp札幌』を収録。初回限定特典DVDは昨年5/4に神奈川県民ホールで実施された全編弾き語りの自主イベント「HATA MOTOHIRO PRESENTS AN ACOUSTIC LIVE:GREEN MIND Vol.1」の模様が、60分を超える大ヴォリュームで収録。僕らをつなぐもの(プレミアム・エディション)(DVD付)同日には現在入手困難である1stミニアルバム『僕らをつなぐもの』を、高音質SHM-CD仕様、初回盤復刻DVD付き、CDとDVDそれぞれにボーナストラック3曲追加、新ジャケットという豪華な仕様で、2万枚限定リリース。ボーナストラックは新曲ではなく、カップリングの既発曲なので買ってません。
Yahoo!動画でPVフル視聴できます。(~未定)試聴はコチラです。1/21リリース。

TRF『Memorial Snow/CLOSURE』

Memorial Snow(DVD付)
「高須クリニック」CMソング/「アイフルホーム」CMソング。TRFの通算31枚目となるダブルタイアップ・両A面シングル。
TRFの2009年第1弾シングル。『Memorial Snow』は1993年発表の誰もが知っている大ヒット曲『寒い夜だから...』のアンサーソングとして書き下ろされた伸びやかな歌唱力を活かした切ないミディアムバラード。EXILE、BoA、浜崎あゆみ等を手掛ける原一博が作曲したビタースウィートなラブソングで、CMソングとしてお馴染み。『寒い夜だから...』を彷彿するなと思ったら、アンサーソングだったんですね。しっとりとYU-KIが歌い上げ、KOOちゃんのラップやダンスパートの間奏もあるTRFらしい展開のある曲で、懐かしい気分になれます。やっぱり、小室さんに作って欲しかったなと思いました。
『CLOSURE』はDJ KOO書き下ろしによる優しさと温もりに包まれたミディアムチューン。リズムトラックにYU-KIの甘いヴォーカルが心地いい、寒い冬にほっこりできる曲に仕上がっています。GRAVITY(DVD付)カップリングに『Memorial Snow(Radio Mix)』も収録。2/11には約3年ぶりのオリジナルアルバム『GRAVITY』をリリース予定。
GyaO 音楽でPVフル視聴できます。(~2/11)試聴はコチラです。1/21リリース。

東方神起『Bolero/Kiss The Baby Sky/忘れないで』

Bolero / Kiss The Baby Sky / 忘れないで(DVD付)
黒木メイサ主演のバレエ映画「昴-スバル-」メインテーマ。海外出身アーティスト史上初となるオリコンチャート3作連続1位を獲得している東方神起の2009年第1弾シングル。
東方神起の25枚目となるトリプルA面シングル。5人の巧みなコーラスとストリングスが重なる、壮大でドラマチックなバラードナンバーに仕上がっています。それぞれが切々と歌い上げるヴォーカルと圧巻の高音コーラスを重ねる後半の展開とかはいいのですが、Aメロのゆっくり歌い上げるパートでの発音が気になりました。昨年紅白でも披露した人気バラード『どうして君を好きになってしまったんだろう?』を手掛けたラムジが作詞し、名バラード『Love in the Ice』を手掛けたガルネクの鈴木大輔と冨田ラボこと冨田恵一が作曲を担当。個人的にはラムジ起用が嬉しいです。
『Kiss The Baby Sky』は、日本テレビ系「ズームイン!!SUPER」「ズームイン!!サタデー」秋のお天気テーマで、メンバーのユチョンが作詞・作曲・編曲した、弾むようなリズムが印象的な爽快なポップチューン。イントロの英語のセリフがクールなので、カッコいいダンスチューンかと思ったんですが、J-POP仕様の爽やかな仕上がりにちょっとガッカリ。ちなみに、編曲はラムジのSJRこと井上慎二郎とのダブルネームです。『忘れないで』は、ジェジュンが作詞・作曲に参加したシンプルな正統派ラブバラード。通常盤のみダンスリミックスとなる『どうして君を好きになってしまったんだろう?-Royal Mirrorball Mix-』を収録。3/18に4thアルバムをリリース予定。
GyaO 音楽(~2/11)やYahoo!動画(~未定)でPVフル視聴できます。試聴はコチラです。1/21リリース。

GOING UNDER GROUND『いっしょに帰ろう』

いっしょに帰ろう
2009年第1弾シングルは、郷愁感を漂わせる詞を疾走感あふれるメロディが盛り上げるナンバー。カップリングには、日本フットサルリーグ(Fリーグ)オフィシャルソング2008『run boyz run』ほかを収録。
インディーデビューから10年、メジャーデビューから8年を迎えた5人組ロックバンド、GOING UNDER GROUNDの1年3ヵ月ぶりの19枚目のシングル。ピアノの旋律に乗せて叙情的に歌い上げたスローなAメロから始まり、サビでアップテンポへ展開する最高に切なくて温まるセンチメンタル・ロックチューン。「誰にでも帰る場所はある」というメッセージが詰まった歌詞と胸を締め付けるメロディ、曲間のブルースハープが切なさを倍増させますね。何度もリピートしたくなる名曲ですよ。ファンでもあり、もともと親交のあった劇団ひとりがジャケ、PV、CMに登場してます。
カップリングは、GOINGらしい爽快でキャッチーなロックナンバー『マンガライフ』、エレクトロな前半からパンクロックやスカをうまい具合に取り入れたポップナンバーで、フットサルのオフィシャルソングということで賑やかなコーラスの入った応援ソング『run boyz run』を収録。カップリングもかなりオススメの充実した1枚になっています。
GyaO 音楽(~2/25)やYahoo!動画(~2/28)でPVフル視聴できます。試聴はコチラです。1/21リリース。

山田優『My All』

My All
本人主演の映画「劇場版カンナさん大成功です!」EDテーマ。山田優の通算6枚目のシングルは、「LOVE」をテーマにした情熱的な世界が表現されており、プロデュースをAI『Story』などで知られる2 SOULが担当している。
1stアルバム『MYUSIC』以来、約8カ月ぶりの山田優のアーティスト活動第2章の幕開けを飾るニューシングル。本人が初めて作詞にも挑戦したリズムが効いたメロディアスなラブバラードに仕上がっています。シンプルだけど心温まるサウンドで、愛する人への思いを情感豊かなヴォーカルで歌い上げてます。AIや福原美穂の作品を手がけるNYのプロダクション・チーム、2 SOULがプロデュースを担当。第2の『Story』という程ではないかな。普通にいい曲です。
カップリング『So in love』は、キュートなヴォーカルが印象的なポップチューン。『My All』の感情を汲みながらも、さらに前向きな乙女心を歌った明るいラブソングに仕上がっています。こちらも2SOULのプロデュース。
GyaO 音楽(~2/11)やYahoo!動画(~2/20)でPV2分視聴できます。試聴はコチラです。1/21リリース。

Sweep『Sighful Snow』

Sighful Snow
Sweep主催のイベント「Connect」で披露したところ、ファンから問い合わせが殺到した楽曲で、急遽、配信限定リリース。
昨年の夏に『It`s the fallin` in love - feat. A Hundred Birds』がテレビ東京系「流派-R」の8月度OPテーマ曲に起用され、話題を集めた圧倒的な歌唱力と作曲センスを併せ持つ実力派R&Bシンガー、Sweep。今の季節にぴったりな冬をイメージして制作したミッドナンバーに仕上がっています。心地いいクール&スムースなトラックに、美しく繊細なメロディと温かいヴァーカルが絶妙なバランスで絡み合う、切ないラブソング。最近の男性R&Bチューンの中ではダントツにお気に入りです。
レーベルMySpaceで試聴できます。購入はiTSで。1/21配信先行リリース。

サカナクション『シンシロ』

シンシロ(2009年2月末迄期間限定生産価格盤)
1 Ame(B)
2 ライトダンス
3 セントレイ
4 ネイティブダンサー
5 minnanouta
6 雑踏
7 黄色い車
8 enough
9 涙ディライト
10 アドベンチャー
11 human
ロック・バンド、サカナクションの3rdアルバム。ライヴ・パフォーマンスを意識してアレンジされた、臨場感あふれるナンバーが楽しめる。シングル曲『セントレイ』ほか収録。
2009年音楽シーンの注目を集める北海道出身の男女混合テクノ・ロックバンド、サカナクションの前作『NIGHT FISHING』から約1年ぶりのニューアルバム。テクノを前面に押し出したバンドサウンドとフォーキーなメロディ、情感豊かな言葉を操り、アンダーグラウンドとオーヴァーグラウンドの間を歩み続けるバンド首謀者・Vo.&G.山口一郎の夜釣りから創造した「新たな白」の音楽。高速クラブビートの連打が響き渡る全11曲収録。楽曲アレンジは、メンバー個々が担当したそうです。『セントレイ』のカップリング『Ame(A)』(アメ・エー)の続編だと思う2ndアルバム収録の『ナイトフィッシングイズグッド』を彷彿とする合唱コーラスと派手なシンセが入った遊び心溢れるM1で始まり、サイケなダンスチューンM2、初のシングルとなったグルーヴィーで派手な4つ打ちサウンドが気持ちいい疾走感するM3、ピアノと歌だけで始まり、どんどん音が広がってテクノのリズムが心地よく響くリード曲M4、そしてインタールードとなる意外と長いインストM5で前半を終ります。後半は、シンプルなサウンドで歌を聴かせるスローナンバーM6、生音の質感を感じるバンドサウンドと浮遊感のあるポップさが融合したミディアムチューンM7、内省的な歌詞が沁み渡る前半から爆発的な後半に展開するM8、ちょっと切ないエレクトロなポップナンバーM9、フロア対応のワクワク感溢れるアップチューンM10、チャイナ風のイントロが面白い壮大なM11で最後を飾ります。最初はM2、M6、M11あたりをリピートしてたんですが、今日の気分ではセンチなM8あたりがグッときました。M4は先行配信でPVを購入してたんですが、アルバムで聴くと薄味ですね。これまでの楽曲に比べると、ニューウェイヴ路線を強く感じました。フジファブリックやAPOGEEにも通じる変態サウンドと強い文学的な言葉がより洗練されてます。iTSの配信限定でFPMやkuniyukiによるリミックスがありますが、このアルバムの曲もリミックスにしたら面白そう。期間限定価格盤なので、購入を迷ってる方にはオススメです。
試聴はコチラです。PVフル視聴はコチラ等で。(~未定)1/21リリース。

1000say-A THOUSAND SAY-『MICROWAVE HEARTBEAT』

MICROWAVE HEARTBEAT
1 LOSTMAN
2 MIDNIGHT TV
3 HAL-002
4 GREEN GREEN
5 FUTURE DRAMA
6 MILLIONSTAR
男女ツインヴォーカルのエレクトロックバンド1000sayの2ndミニアルバム。今作はヒューマニックで温かみを持ったPOPなアルバムになっている。
デビューミニアルバム『STARGAZER ORCHESTRA』がロングヒットし、その音楽性からポスト・スーパーカーや和製ポスタル・サーヴィスとも評された男女ツインヴォーカルのエレクトロ・ギターポップバンド、1000say(ア サウザンドセイ)。浮遊感漂うギター・サウンド、キラキラとした輝きを楽曲に吹き込むシンセサイザーは、次世代ファンタジーを象徴する作品に仕上がっています。iTSの無料ダウンロード曲になっていた、キュートな女性ヴォーカルが印象的なキラキラしたポップナンバーM1で始まり、ノイジーなサウンドに温かいヴォーカルを聴かせるM3、爽やかなミディアムナンバーM4、サビで一気にフロアを揺らすライブでお馴染みのM5等の全6曲を収録。ポップだけどバンドとしては、クールな1stの方が好きだったな。
Yahoo!動画でPVフル視聴できます。(~未定)試聴はコチラです。MySpaceあり。1/15リリース。

MAY'S『Dreaming』

Dreaming(初回盤)(DVD付)
1 KISS ~恋におちて...冬~
2 LOVE SONG~今なら言えるよ~
3 DESTINY~for Dear...~feat. CLIFF EDGE
4 THANK YOU feat. Jam (faith)
5 Teddy's story
6 Diggin' Diggin' Diggin'
7 NEW WORLD feat. DJ WATARAI
8 The Source feat. Clench & Blistah, EIGO, ZANE, TWO-K
9 Daydream
10 take a break (Interlude)
11 梢
12 My Everything
13 Sparkling Girl
14 Dreaming of you (Interlude)
15 さよなら、ありがとう。
16 Brave Heart
良質な楽曲と共感性のあるリリックで人気のR&Bユニット、MAY'Sの1stアルバム。メロウなラヴ・ソング、ポップなR&Bソング、本格派クラブ・チューンなど、多種多様な楽曲が収録されている。
ヴォーカルの片桐舞子、トラックメイカーの河井純一 a.k.a. NAUGHTY BO-Zという二人からなるR&Bユニット、MAY'S(メイズ)。デビューシングルのテンポ感溢れるラブソングM12、そのカップリングの可愛いラブソングM5、和楽器を取り入れたR&BチューンM9、カップリングでNATURAL8『LOVE SONG』を女性視点からリメイクしたM2、昨年12月にリリースしたキャッチーなミッドナンバーM1、カップリングで壮大なバラードナンバーM11というシングル収録曲を始めに、2007年にCLIFF EDGE & MAY'Sでリリースし、冬の究極のラブソングとして定着した『Dear...』の待望の続編となるリード曲M3、faithのJamを迎えて女の子同士の心温まる友情を描いたM4、力強いヴォーカルが響くアップチューンM6、DJ WATARAIがサウンドを手掛けたビート感溢れるクールなダンスチューンM7、ジャジーなサウンドに、5MCを迎えてのそれぞれの生き方、音楽ルーツをマイクリレーで綴ったM8、キャッチーで心躍るポップナンバーM13、ファンに贈ったシンプルなバラードM16と、新曲8曲とインタールードを含むバラエティに富んだ全16曲収録。ブラックミュージックを軸としながらも、MAY'Sなりの解釈で生み出される良質なポップスが満載。かなり聴きやすい1枚ですよ。
GyaO 音楽(~2/4)やYahoo!動画(~未定)でPVフル視聴できます。試聴はコチラです。1/14リリース。

Tes.『sky pocket』

sky pocket
1 sky pocket
2 whole
3 cosmic star
4 space travel
5 rise
6 夕暮れの街を
iTunes、モバゲーのダンスチャート1位を獲得。抜群にポップで、どこか懐かしいこの冬話題のレトロフューチャーポップ from OSAKA to SPACE。
テクノ、ハウス、ロックなど、様々なジャンルをクロスオーバーしつつ、聴くとアガるのにどこか切ない多彩なサウンドを操る大阪在住の覆面ユニット、Tes.(テス)。チャイルズ・ファンタスティック・モーメント昨年7月リリースの3曲トラック提供したコンピ『Child's Fantastic Moment』が、iTSで人気だったそう。ヴィレヴァンやiTSで昨年12月から先行でリリースされていた1stミニアルバム。iTSの無料ダウンロード曲にもなってた、切ないメロディが心地よく響くキラキラでポップなアッパーチューンM1、ロックな要素も感じるダンスナンバーM2、女性ヴォーカルをフィーチャーした叙情的な歌詞が印象的なポップチューンM3、ボコーダーのコーラスが面白いスペーシーなM4、ピアノによる切ない旋律から始まるメロディアスなM5、壮大なバラードナンバーM6で終わります。全曲、オススメです。彼もマイスペでSweet Vacation、A-bee、1000say、S-KLAPPあたりの繋がりで知りました。元々テクノポップは、capsuleよりRAM RIDERの方にハマってたので、男性ヴォーカルの方がしっくりきます。てか、M1はRAM RIDERの新曲かと思いましたもん。ガールズテクノを聴く人には新鮮かも。配信はCDと同じ値段なので、購入を迷ってたら全国リリースになってました。Born To Be ELECTRICALCDは紙ジャケ仕様で、大手外資系CDショップでは特典にCD-Rが付きましたよ。一緒に購入した08/12/16リリースのS-KLAPP『Born To Be ELECTRICAL』もオススメ。
試聴はMySpaceで。1/14リリース。