東京半蔵門にある国立劇場にて声明公演「長谷寺の声明」を鑑賞した。

令和2年2月の「薬師寺の花会式」に続いて3年半ぶり。

コロナの間も、国立劇場において声明公演はあった。

それらの公演(「比叡山延暦寺の神前法要」、「東大寺修二会の声明」)はチケットも購入してコロナの状況如何で行くか行かないか決めようとしたが、感染したらと思うとどうにも行けなかった。

チケットは結局2枚とも無駄にしてしまった。



今回は、初代国立劇場での、おそらく最後の声明公演で、出演も華麗で雄大な迦陵頻伽(かりょうびんが)声明研究会(略して「迦声研」)。

絶対見たかった!

コロナの状況は実のところよくわからないが、世間ではもうコロナ終わった感満載なのだな。

そんなこんなで今回はチケット無駄にしないで済んだ


迦声研は、以前令和元年7月の「大人のための声明入門」にご出演され、拙ブログ記事でも紹介した。

その時披露されたのは「蛙の声明」というちょっとシュールな題名の新作声明だった。

今回は「二箇法用付大般若転読会」で古式ゆかしい法要の様子が舞台上で再現された。

公演プログラムに掲載されていた、迦声研の沼尻憲尚さんの「長谷寺の聲明」の記事がわかりやすかった。

真言宗宗祖空海が天皇の勅願により「大般若転読会」を行っており、空海撰述『遍照発揮性霊集』にその願文が二篇収載されているとのこと。

そんな昔からやってたんだ。空海がはじめたんだろうか。

真言宗だけでなく、結構いろんな宗派でやっているよなぁ。

令和元年9月の国立劇場声明公演「黄檗宗大本山萬福寺の梵唄」でも大般若転読やってた。

ただし、萬福寺の般若経は唐音だったと思う。面白かった。良かったな。


今回の「長谷寺の声明」では総勢32名もの僧侶の方々のダイナミックな、だーい般若経パラパラで、見応えたっぷりでなんか元気が貰えた。

私の席が二列目の向かって右端で、舞台の右半分がほとんど見えない場所だった。(1等席ですけどね。)

最初、失敗した、と思ったが、真ん中にいらっしゃった導師の所作が真横からよく見えて、洒水加持なんかの様子もよく見えたので結果的に満足。(こういう真言宗の僧侶の所作とか修法って興味あるんだよね。とっても。)

空海もさまざまな法会で導師をつとめられたのだろうなぁ。



大劇場のロビーには、長谷寺のご本尊、十一面観世音菩薩さまの3分の1スケールの仏さま(実物は高さ約8.6メートルで国内の国宝・重文の木造彫刻では最大)がお祀りされ、足先だけ原寸大。(嫌いじゃないよ、この強引さ。むしろ大好き。)

足先を撫でるとご利益があるとかで行列ができていたが、私ももちろん撫でさせていただいた。

良いことたくさんありますよ❣️




高尾山に登ってきました。



真言宗智山派薬王院のお護摩祈祷にも参列。





こちらのご本尊は、飯縄大権現さま。
お山の上の澄んだ空気の中でのお護摩もいいもの。
洒水加持(しゃすいかじ)も高尾山の清らかなお水で。
法螺貝の音がお山に響く。
山伏のような頭襟(ときん)をつけたお坊さんも。
高尾山は修験道のお山でもある。





いつもお世話になっている川崎大師平間寺、ゴールデンウィークにお参りした成田山新勝寺につづき、高尾山薬王院にもお参りできた。
今年は真言宗智山派関東三大本山を制覇。

良いこと沢山ありますよ❣️

絶対‼️




三密の道


若き日の空海も山岳修行者だった。


都心からこんな近く、お手軽登山。
(というかリフトも使ったんで、今回は全然登山感なかったよ。)
もっと頻繁に来てもいいかも、と思った。




今年度に入って、だいぶコロナ規制も治まったが、カルチャーセンターのオンラインでの受講はやはり便利。

遠隔地や平日の講座も自宅で週末に視聴できるので、これはコロナ禍の恩恵だな、不謹慎かも知れないが、そう思う。

昨年度は欲張り過ぎて、週末の予定がパンパンになるし、受講料もバカにならないため、今年度は厳選した。


講座とは直接関係ないが、写真はゴールデンウィークにお参りした成田山新勝寺。

弘法大師空海の生誕1250年の法要が開催されていた。

お護摩の法要も、こちらはご本尊がご不動様なので、ご本尊が弘法大師の川崎大師平間寺とは少し違って、違いが楽しかった。

併設されている書道美術館(本当はこちらを見るのが目的だった)も、刺激になって良かった。





さて、本題の講座のご紹介。


仏教関連

*「仏典から学ぶ仏教の世界第II期 大乗仏教の世界(1)」(駒沢女子大学長安藤嘉則先生)朝日カルチャー横浜

4月開講。昨年度1〜3月に第I期として「釈尊と原始仏典の世界」が開講され、引き続き受講している。曹洞宗の僧侶でもあられる先生のご講義らしく、仏典の内容の合間に有り難い法話(のようないいお話)があり、いろいろ考えさせられる。


*「唯識入門 心の奥を探る」(花園大学教授佐々木閑先生)NHKカルチャー京都

昨年度10月開講。全6回のはずだったが、なにぶんにも奥深い唯識、半年では語り尽くせず、延長戦。主に『唯識二十論』に沿って説明が進んでいる。現代人が読むには、なかなか微妙な内容だが、佐々木先生の語りが素晴らしいので、興味深く聴かせていただいている。それにしても唯識についていろいろ先生からお話をお聞きしているが、どの先生も切り口が異なり、その奥深さに慄然とする。


*「空海の足跡を訪ねて」(高野山真言宗遍照院副住職田中本泰先生)朝日カルチャー北九州

4月開講。空海ゆかりのお寺に絡めて空海の生涯や活躍を振り返る。4月期は、空海の生地善通寺と若き日を過ごした大安寺や奈良南都について。そういえば、なつくさのブログでは幾つかあるシリーズものの中に「空海を訪ねて」シリーズがあり、実際に生前の空海が関係したと思われるお寺をなつくさ自身が訪ねて行く紀行文と写真を載せている。善通寺も大安寺も、このシリーズで取り上げたことがある。コロナで休止中のこのシリーズ、そろそろ復活させたい。


*「空海の世界〜特集弘法大師・空海生誕1250年」(京都大学名誉教授篠原資明先生)NHKカルチャー京都

4月開講。哲学者篠原先生の独自目線の空海論。土州室戸崎で明星来影す、を「ヴィーナス・マオ」と名付けたセンスに脱帽。室戸岬が頭から離れない今日この頃のなつくさです。(次の「空海を訪ねて」の第1候補。行きたい。室戸岬で金星見たいよ!)


*「生誕1250年空海と日本の仏教」 (奈良国立博物館名誉会員西山厚先生)NHK カルチャーラジオ歴史発見

4〜6月。NHKラジオで無料でこんなに興味深いお話が聴けるのは本当にありがたい。お馴染み西山先生、NHKカルチャーではいつも綺麗な写真や図表で分かりやすく説明してくださっているが、ラジオという音声のみのメディアでも熱い思いが伝わってくる。


仏教以外

*「はじめてのインド哲学」(立正大学講師、佐々木一憲先生)朝日カルチャー横浜

4月開講。仏教を本気で学ぼうと思ったら結局ここははずせない。インド哲学は仏教思想の根源である。まずはヴェーダの世界を満喫したい。


*「西田哲学入門」(日本大学名誉教授小坂国継先生)朝日カルチャー新宿

2019年より継続。年4回。引き続き小坂先生のお話、親鸞や道元はでてきても、空海の話は全く出てこないが(そりゃあ西田だからな)、それでも受講し続けます。


*「オカルトと疑似科学の宗教学(宗教学者中村圭志先生)朝日カルチャー新宿

昨年度10月期より3期目。宗教学と題しているが、「宗教」との語をかなり広義の意味で用いていると思われる。資料が毎回綺麗で豪華!しかもよく整理されていて分かりやすい。これまで扱ったテーマは、千里眼騒動(御船千鶴子等)、ヨーロッパの心霊主義(フォックス姉妹等)、オウム事件、ニューエイジ、UFO、終末予言(ノストラダムス等)、臨死体験と「前世記憶」、輪廻思想と「前世の記憶」などなど。いろいろ勉強になる。



ところで、私は最近元オウム信者の手記をよく読んでいる。いまだに謎の多い事件だが、当時の信者が自分と同世代で似たような学歴背景で、自分自身が宗教(やスピリチュアル)に親和性の高い人間であることも自覚していたから、一歩間違えれば、あちら側にいたかも知れないという思いがある。街中を歩いていると真面目そうな純粋そうな若い女性に、〇〇について一緒に勉強しませんか的に声を掛けられることがちょいちょいあって、きっと私から同じ匂いがしたんだろう。(それらがオウムなのか定かではないが。)話をすると妙に気が合うし女の人なので油断して連絡先を交換したり、なんか教会みたいなところに連れて行かれたり、誘い込まれるきっかけのようなものは何度かあった気がする。が、その度に肝心な時に高熱が出たり、家族のトラブルがあったりで、邪魔が入ったというか、あちら側に行かないで済んだのである。世の中何が幸いするか分からない。何かに守られている気がする。(とか言ってる時点でスピ入っとるで!笑)