真言宗善通寺派総本山善通寺。

四国八十八ヶ所霊場第七十五番札所。京都の東寺、和歌山の高野山とならぶ弘法大師三大霊跡のひとつ。

空海の生誕の地。


JR善通寺駅から徒歩で20分ほど。



境内は、東院と西院に分かれており、結構広い。



東院には、立派な五重塔。(重要文化財)


東院には、金堂もあり、御本尊の薬師如来さまがいらっしゃる。

こちらも立派な仏さまだった。


道路を挟んで西院へ。



こちらは、空海の出身の佐伯氏の邸宅があった所だそうだ。

1200年前の面影はないだろうが。



戒壇めぐりがこのお寺の一つの目玉であるが、残念ながら当日はイベントがあるそうで、一般の受付は終わっていた。

戒壇めぐりでは、空海の声が再現されていて、説法してくれるそうだ。

空海が説法。

似合わない。(と個人的には思う。)





JR善通寺駅までの帰り道、物産センターに足湯があったので、立ち寄った。

地元のおばさん(80歳になられるそう)と旅行者らしいカップルが、足を湯に浸け、語り合っていたので、お仲間に入れていただいた。

「どちらから?」の問いに「東京、いえ、川崎から。」と答える。

話好きおばさんらしく、東京で働く息子さん(早稲田大学出身)の話や色々旅行に行った話などをしてくれた。

「なぜ善通寺に?」の問いに「空海さんが好きだから。」と答えると、じゃこれをあげる、とお守りに散華を下さった。


人好き、話好きのおばさん、案外、空海のお母さんもこんな感じだったかも。

訪ねてきた人に、都に上った息子、空海の話を自慢げに話す。

空海の生地でのちょっとした出会い。