2024/03/27(父の病院 38.・夢みたい 10.・波紋 7.) | ブログ.

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事実は小説よりも奇なり.
Truth is stranger than fiction.

息子りんの絵と猫と, 愛する人生と.
Rin’s arts,cats,and loved life.














もう
今日のことに
胸がいっぱいでいっぱいで
呆然としながら
ブログを書いている 笑



























今日は午後から

入院して一か月以上経ち

先日一般的病棟から

療養病棟に移った父の主治医と

二人の看護師さんとの

初めてのしっかりした話し合いで














その日程が決まったときから

わたしはもう

ワクワクや発狂が止まらず

そして向かう時はもう

エネルギーが爆発していた













そして主治医の話だと

父は現在寝たきりで

意識はあるし、たまに話すが

寝返りも打てないくらいで

食事は1日1回程度で

でもどれもムラがあり

他は点滴を2本/日入れていて

その点滴も難しくなっている状態

と言うことで













そして

初めて延命の話をし

わたしは呼吸器や胃ろうなど

積極的な延命もだが

食事を摂らないなら摂らないでいいし

点滴も入らなくなったらそれでいい

と思っていると話し












それは

父が元気な時に

母と三人で話したことだ

と話した











そして主治医は

余命としては

透析の方から見たら

寝たきりなので筋肉の消耗が少なく

老廃物が出ない状態になっているので

老廃物を濾過する機能の腎臓や

その代わりをしている腹膜からしたらそれは

逆に負担が少ないので

落ち着いた状態だと言い












だから

その状態がしばらく続く

患者さんもいると言い











でも

もちろんそんな状態でも

今日にでも亡くなる人はたくさんいるが

今のところすぐということではない

とのことだった


  





























そして
主治医の横で
二人のベテラン看護師さんも
みえたのだが









そのお一人は昨日お電話を頂いた方で
昨日も本当に穏やかで優しくて
涙が出るほどだったが
今日お会いしたら









経験豊かで、丁寧で
言葉使い、仕草、寄り添う姿勢
全てに品と温かみがあり
想像以上のもう神様みたいな方で

後にその方は看護師長さんとわかったのだが
他のどの方への対応を見ていても
丁寧で、慈愛に満ちていて、細やかで
看護師さん、師長さんとしてはもちろん
その土台である
人間性が素晴らしいのだな…と心から思った










先生の横に看護師さんがいても
話さない方が多いのだが
その方は比較的若い主治医の横で
わたしが欲しい情報や安心や温もりを
絶えず与えてくださり
それが自然ながら完璧で










またこちらの話も
しっかり耳でも心でも聞いて
看護師さんとしても経験豊かな人間としても
共有共感し合えたので
本当に心強く有り難く












もう一人の看護師さんは
父の食事の話をしてくれ 
一緒に笑ったり
わたしの話を深く深く頷きながら
聞いて下さり
わたしは何度も涙を流しながら話をし

その方が副師長さんだったらしい










そしてその後
別の70代くらいのような看護師さんが
「髪の毛を切ってあげてもいいですか?」
と言って下さり









またその方も
穏やかで優しくて
それが仕事や作業というより
生活の延長のような
父への思いやりのような
仕草や言葉遣いで









わたしは
「父も喜ぶと思います!
ありがとうございます」
と言い









もう、もう、
ここはなんなんだろう…
全ての方が想像以上すぎて…
まさに白衣の天使で…
ここは天国だ…と思った✨✨✨

だからナースステーションなどを見回してみたら
若い方や普通の感じの方もいたので
偶然にも必然にも父の周りの方や今が
特別に経験豊かで、落ち着き、愛のある
素晴らしい方ばかりなのかもしれないと感じた













そして
父に面会をすると
三週間ほど前からは
やはり老いている感じや
浮腫んだ感じはしたが
あまり痩せた感じもなく
穏やかに目をつぶっていた










そして
わたしと母が顔を覗きこみ
「じいちゃん来たよ!」
と言うと









「久し…○%#×$☆♭▲※」 
と言い 
多分「久しぶりやな…」
と言ったようだったが 笑
びっくりした











そして母が
「じいちゃん目を開けて!」
と言い 









えぇ…⁉︎スパルタやな…笑
と黙って見ていたら
父は頑張って一瞬目を開け 











さらに母が
「お父さん、もっと開けて!」
と言うと 大笑





  


父は
頑張って頑張って
開けて










もうそれが
2歳で障害を負った
現在25歳の息子のようで
もう純粋で一生懸命で愛おしくて
笑って泣いた























そして

そんな両親を横目に

副看護師長さんに

わたしはふと









「あの…

想像以上に

こちらの皆さんが素晴らしくて

ああ、父はここで最期を迎えるんだな…

と思いましたし


母もこちらで父をお願いしたいと

言っているのですが


でも

最期を自宅で看取れないかな…

連れて帰ることは可能なのかな…

という気持ちが


悪あがきかもしれませんし

エゴなのかもしれませんが

わたしには1%くらいあって…

でも物凄く迷っていて…」

と話した










するとすぐに

「わかります!

わたしもそうでした!」

と言って下さり  

もう、びっくりした










そして

ご自身のお父さんも

入院したけど

自宅に連れて帰り看取った

と言われ









そして

「でも母は絶対病院がいい!」

と言い

「うちもそうなんです!」

とわたしは言い

「家ではそりゃあ怒鳴り合いの喧嘩もあり」

「うちもそうです!そうです!」

と言い 笑


ああ、プロでもそうなんだ!と安心した 笑











もう、その

医療従事者と患者家族

という立場を越えたやりとりや

でもそれを介護や看護のプロから

聞けたということに

胸がいっぱいになり











そして

「皆さん、病院の天井より

家の天井を見て死にたい…

と言われるんですよね…」

と言っていた













さらに母は、「わたしの名前を呼んで!」とお願いしたらしい 笑。欲しがりすぎ 笑。でも今まで父は、なぜか母の呼びかけには、無反応だったので 笑(母も要求が多すぎ 笑)、反応してほしかったのだろうな…会話がしたかったのだろうな…そして最期までこんな夫婦なんだな…笑












だからと言って

じゃあ、連れて帰ろう

と思うほど

簡単なことではないし











ここまで頑張って頑張ってきた母が

もう一切父のことを看る気力が無いのは

もうそりゃそうで…











だから

在宅介護になっても

母が一切何もしなくていい

環境を整えようと思っているのだが











でもわたしも

寝たきりになった父を

もちろん一人ででは看れないので

訪問看護などのサービスが

どこまで可能かを知りたいので

病院内に相談員さんがいるなら相談したい

と話すと











早速予約を取ってくださり

今週、その看護師さんと共に

相談できることとなった

    

それでももし、その日までに

「やっぱり病院で最期はお願いしよう」

と思ったらキャンセルになるかもしれませんが…

と言うと


「それでいいよ!いいよ!」と言って下さり

もう、こういう一言一言全てに癒された





























でも、もちろん

サービスがどれだけ充実していても

わたしだけでは無理だな…

と思っていたら











隣市に住む次女が

「お母さんたちが家で看るなら

わたしも出来る限り手伝うよ!」

と言ってくれ、泣いた










でも彼女も

今旦那さんの仕事が本当に忙しく

また子どもがどんどん活発になり

それをワンオペで育てているので

全く余裕が無い状態なので











だから

「よし!即、家で看よう!」

とはならないけれど













でも

実際そうなるならない関係無しに

その気持ちと言葉が

本当に嬉しくて泣き










そして

彼女のその言葉が

泣くほどわたしに響いたことで









わたしは自分の本音や

この流れがどこに辿り着くのか

わからずにいたが











「ああ、わたしはやっぱり父を

連れて帰りたいのかな…

これは在宅介護の方向なのか…?」

と思い始めた











そうしたら

父の状態や病院とのやりとりを

随時報告していた

遠方に嫁いだ姉も









「じいちゃんが帰ってくるなら

わたしもお世話をしたい」

と言ってくれ…











もし、姉がそう言ってくれたら

一番大きくそちらに動くとは

思っていたが










でも

姉も仕事もあるし

義両親二人の介護を

義兄としている状態だし

先日来た時に父ともうお別れをし

今度来る時は葬儀の時だと

帰って行ったので










それは願っていたことではあるが

もう、もう、まさかまさかで…

夢みたいだった












そして

これらのことを

親友の看護師に話し 

父は彼女が大好きだったから

「また父に会いにきてね!」

と言うと









「いっぱい手伝うからね…」

と言ってくれ









彼女は今とっても忙しいので

もう、もう、それも

有り得なくて…











そうしたら

隣県に住む長女も

土日なら帰るし

平日なら仕事を調整しながら

手伝えるよと言ってくれ

彼女も本当に忙しいので

それも本当に有難くて…











そして

姉と母と三人で話したら

ここまで自宅で看取る環境が

整ってきたことに

ずっと反対してきた母も

やっぱり嬉しくて泣き












三人で

「本当に幸せなじいさんよね!

分かってるかな?」

と笑い











「でもじいちゃんがわたしたちを

たくさん助けてくれたからよね…

純粋にいつも愛してくれたから

わたしたちも何でもやってあげたくなり

だからこれはじいちゃんが蒔いた種よね…」

と三人でしみじみ話し



   










だからといって

サービスをどこまでお願いできるか 

というのもあるし

父がそこまでもつのかもあるから

まだまだわからないのだが












でも

わたしの純粋な父への思いと

やりすぎとも言える行動に 笑










一人一人が何かを感じ

行動をしてくれ

波紋のように広がってきたことや

どこを見ても今

天国しかなくなってきたことに












もう、今後の流れが

どうなろうとも

今の時点で大満足で

それはもうどっちでもよく











ただ

夢みたいで

天国みたいで

朦朧としている







































父の病院 37.


父の病院 39.









夢みたい 9.


覚醒 11.







波紋 6.