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事実は小説よりも奇なり.
Truth is stranger than fiction.

息子りんの絵と猫と, 愛する人生と.
Rin’s arts,cats,and loved life.














わたしは子どもの頃から
両親も姉も
大好きだったが













「なぜ、この両親だったのか…

なぜ、この家族だったのか…」

と疑問に思っていた












そしてそれは今思うと

両親や姉の問題もあるだろうが

結局自分の問題で










結局

変えられるのは

自分だけしかできない

とわかり











だからその疑問は

わたしが

「なぜ、わたしはこんな人なんだろう…

なぜ、わたしの人生はこうなんだろう…」

と自分や自分の人生に

疑問を持っていたからだとわかった












そして
それと共にやはり
その家族への疑問は
家族と深く共有できない
という寂しさでもあった











でも父とは
このように子どもの頃から
言葉は少なくても
分かり合えるところは
たくさんあった






















また、父も母も
わたしが子どもの頃は
共働きだったので
時間にも金銭的にも
余裕がなかったと言うし
母は躾に厳しいところもあったので







 



寂しさはあったが
愛情は感じていたし









孫たちのことは
それはそれはたくさん
心身も環境も支えてくれて
共に豊かな時間を楽しみ













現在25歳の息子が
2歳のときに障害を負い
わたしが世界一ハードな
脳障害のリハビリを始める
と言ったときは











誰よりも母が
「一緒に後悔なくやろう!」
と言ってくれ
ずっとわたしと共に戦ってくれるなど









 
周りから見たら
恵まれすぎと思われるような
分かち合いも
たくさんたくさんあり












だから

多くの人がそうだと思うが

両親との関係では

感謝と寂しさが入り混じった状態で

ここまで生きてきた














そして

父が透析生活となった

この一年は

両親と










それはそれは

喜怒哀楽が爆発し

感謝が溢れる毎日を

過ごし











それは

想像以上に大変で

想像以上に素晴らしすぎる

たまらない時間だった












そしてその中でも

一番たまらなかったのは










その、わたしが

子どもの頃から求めてきた

〝共有〟が起こったときで













それは母と

「もう、死んでもいい…」

と口にするような時間だった
















でも

もちろんそんな時間だけを

過ごしていたわけではなく











皆がギリギリを生きていたので

ずっと仲か良かった父だったが

この一年は

怒鳴り合いの喧嘩もよくし 笑












そのたび

泣いて止めに入る母は 笑

「お父さんは言わないだけで

愛子に本当は感謝をしてるの!!」

と言い











わたしは父の

わたしたちへの

理不尽な態度がきっかけで

そんな喧嘩が起こっていたので












「絶対違うわ💢💢💢」

と母に言い返していたのだが 笑

今思うと

母の言う通りだったなと思う 笑


でも結局、父の理不尽な態度も

わたしの中のイライラや限界を感じての

ことだったんだろうな…と思う


親や教師の潜在意識にあるイライラに反応する

繊細な子どものように 笑













だから

今振り返ってみると












父が限界のときは

母もわたしも限界で


父がイライラしているときは

顕在意識では母もわたしも普通でも

ああ、潜在意識にイライラがあったなと思うし


母が不安なときは

父も不安で

わたしのどこかにも

不安があったなと思うし


父が幸せなときは

母もわたしも幸せで


わたしが感謝に溢れているときは

父も母も同じだったとわかり













ああ、

深いところでは

共有しかなかったんだ…

と思った















だから

それは

両親とはそれぞれに、共に

濃い人生を送ってきたが














この一年の

協力し、支え合う

深く濃い時間の中で











このように

一人ずつの

エゴが削ぎ落とされ













〝共有〟する時間が

増えていった

ということだと思った












だから

全てではないにしろ

両親とこんな時間を過ごせたら











もう、ここが

人間の原点であり

ゴールでもあり











だからやっと

スタート地点に立った

気がしている






















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