2023/10/25(のたうち回る悲しみから、爆発する喜びへ(父編)19.・無条件の愛) | ブログ.

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事実は小説よりも奇なり.
Truth is stranger than fiction.

息子りんの絵と猫と, 愛する人生と.
Rin’s arts,cats,and loved life.







自分と両親の

布団を干し

掃除をし 

両親のダイニングの

カーテンを洗い
























母と散歩をし

夕方2階で

ミシンで繕いものをしていたら










1階で

両親のやりとりの声が聞こえ

行ってみると









父が

まだ透析の時間でも無いのに

透析液を持ち運び

しかもいつも透析は父の部屋でするのに

「準備をしないと…」

とリビングに運んでいて









父のいつもと違う

見たことのない様子に

母がパニックになりながら

必死でそれを止めていた













そしてその後

いつもは22時頃透析を始めるのに

まだ夕方なのに父が

「時間だから…」

と透析の機械のスイッチを入れ始め










「お父さん何してるの?まだよ!」

という母の言葉にも一切耳を貸さず

自分の世界に入っている父に











母はショックを受け

「どうしよう…どうしよう…お父さんが…」

と泣いていた


























でもわたしは

物凄く冷静で

「これでいいのよ…

起こることはどんなことも絶対に最善よ…

と母に言い 










父に

慌てることもなく

「どうしたん?」

と聞くと












父は

「夢を見とったんや…

でも、透析してたのは現実で…」

と夢か幻か現実かが曖昧だった










そして

「いつも透析の夢ばかり見る…」

と父は言い









父は

自分の気持ちなどもあまり話さないので

ああ、これは

想像以上に透析がストレスになっているな…

とわかった











そして

長い間訪問看護や看取りなど

高齢者医療に携わってきた

看護師の親友に電話をして

聞くと









「普段慣れない

透析の手技などをしていると起こる

一時的な混乱かな…

そういうことはよくあるよ…」

と教えてくれ









親友は

母とも父とも話し

優しく温かく安心できる言葉を

かけてくれて











母は

彼女の言葉や存在に涙し

「ありがとう…神様よ…」

と拝み










「愛子、側にいて…

愛子が落ち着いて側にいてくれるから

有難い…神様よ…」

と泣き










父はその後

普段と変わらず好きなテレビを見ていて

母も少しずつ落ち着いていった
























そしてその事で

やはり、またわたしの

無条件の愛爆発した










だから

死ぬ時までなるべく

一人で歩けて、食べられて、

トイレに行けて、透析ができて

夫婦仲良く愛し合い

毎日幸せと感謝を感じて

穏やかに死ねたらいいな…

と思い










そんな表を書き

父のスクワット表を書き

それをサポートしてきたが









今日は

「もう、そんな事、どうでもいい✨✨」

という思いが爆発し










それは

息子を妊娠したときに

突然溢れてきた

無条件の愛と同じだった











だから

「二人とも、

好きに生きて、好きに死んだらいいよ✨

どんなじいちゃん、ばあちゃんも大好きだから

それを受け止めるから、一緒に楽しもう✨」

と手紙に書いて二人に伝えると











母は

「ありがとう…」と

泣きながら










「でも、じいちゃんもわたしも

最期まで、自分で食べられて、

歩けて、トイレに行きたい…

と思っているから

じいちゃん、頑張ろう!!」

と言っていて








母がそう言うのはわかっていたし

もちろんそんな母も

尊重しているが










父には

「ばあちゃんの気持ちもわかるし

もちろんそうなったらいいけど


そうならなくても

じいちゃんの事は大切で 

どんなじいちゃんも

わたしは受け止めるからね…」

と言うと











父は黙って

頷いていて











でも

無条件の愛=両親が寝たきりになる

とはわたしは思っていなくて











無条件の愛で

どんな両親も心から許したからこそ

そうはならないのだろうな…

と思った










そして

今日は透析を休み

父は早めにベッドに入り

わたしが布団をかけると

「愛子、ありがとうな…」

と言い










母が

「今日は透析は休みだから

ゆっくり寝てね…」

と言うと

「お前もゆっくり寝てくれな…」

と言い








三人で握手をし

父は眠りに就いた






















そして

この事で改めて









父が、母が

今日にでも

命の炎が消えることを

切実に覚悟したことや









この事に関係する

願いや計画や思いや不安が

全てぶっ飛んだことが













素晴らしく素晴らしく

発狂した✨✨✨










そしてそれはこの

友人の娘さんの

突然の出産に立ち会ったときの










全てがぶっ飛び

発狂と歓喜と大安心の状態で✨✨✨













また

母がパニックになるような

こんな状態でも











わたしは

「絶対これは良い」

「今起こることが良いことでない訳がない」

と物凄くワクワクしていて












それは

2歳でインフルエンザ脳症になり

救急車で運ばれ

その後障害を負うことになった息子のことで

パニックになりながらも

一瞬ワクワクしていたことと重なった
















だから

生と死という

真逆の現象でありながら

そこに一切の差もなく






 




生も死も共に喜びとして

無条件に

それを受け入れ

今、愛していることや













目の前の現象に善悪をつけたり

囚われすぎたりすることがなく

それを時差もなく

ダイレクトに愛しワクワクできたことが










もう、嬉しくて

仕方がなくて✨✨✨









  


これこそ

両親との関係の、人間関係の、人生の

ゴールで✨✨✨スタートだ✨✨✨

と思い











その後もずっとずっと

発狂し続けている✨✨✨














のたうち回る悲しみから、喜びへ 18.





のたうち回る喜びから、爆発する喜びへ(父編) 20.