罪悪感から、感謝へ | ブログ.

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事実は小説よりも奇なり.
Truth is stranger than fiction.

息子りんの絵と猫と, 愛する人生と.
Rin’s arts,cats,and loved life.
















わたしは
子どもの頃から










なぜ
この世に
罪と罰があるのか









なぜ
人は
許されないのか












無条件の愛や
無限は
どこにあるのか










時おり考える







 



それは
自分の中にある
罪悪感をどこかで
感じていたからだと 
思う









それを
「わたしは人より罪深い人間なのか…」
と思ったことも
あったし









実際
そうなのかも
しれないが











でも
わたしが今まで生きてきた
身近な世界では









純粋な
ありのままの自分から
分離された人しか
いなかったので









だから
その分離からくる
不安や









不安から
生み出された
罪悪感、原罪意識は










大人であれ
子どもであれ
今を生きていない限り











ほとんどの人が
抱えているものではないか
と分かってきた









そして
ほとんどの人は
それを









意識や肉体の上で
自覚しておらず
わたしは自覚している





     



という
違いなのだとも
だんだん分かってきた













そして
ふと










「わたしは一生こんな風に
何かに怯えたり、不安になったりして
暮らしていくのか?」
と思った












それは
2歳で障害を負った
息子のこともで










一般的には
子どもが障害者なら
一生心配し続ける人が
多いだろうが









わたしは
「嫌だ…」 
と思った










そして
その本音と
様々な流れから










息子に
爆発的な
絵の才能が現れ










息子に
一切の
不安どころか












喜びと安心だけが
爆発するように
なった



















それは
息子の障害が
些細なことに思えるほど
複雑に絡まり合っていた
元夫との結婚生活もで












ある日
離婚という言葉が
浮かんだわたしは










「ああ、もう
こんな関係から、罪悪感から
解放されていいんだ…」
と泣き崩れた






















そして
ふと
「罪悪感がひっくり返ったら
何になるのか…」
と思った










そして
「感謝だ…」
とハッとし











ああ、
今までの
わたしの世界では











元夫とであれ
家族とであれ
息子のことであれ
世の中の流れであれ










何か
問題が起こったら
〝誰かや何かや自分を責める〟
ということが
物凄く多かったが










これからは
誰とそれを味わうかは
変わってくるかもしれないが










「相手にも自分にも出来事にも世の中にも
純粋な感謝しかない世界が広がってくるんだ…」
とハッとした















 













そうしたら
罪悪感のある世界では
出来ないことだらけだった
息子の個性が











感謝の世界では
全て
宝物になった























また

わたしは

子どもの頃いつも










お味噌汁をこぼしたり

コップを割ったりしたら

母に怒られていたのだが











ある時

友人

それを話したら











わたしは〝難が一つ終わったね〟

と褒められていたよ」

と言われたり


























事故、事件、障害、病気

イジメ、喧嘩、天災など

一般的に良くない出来事が

起こったとき











わたしは無意識に

〝(不幸が)始まった〟と

思っていたが












別の友人











「わたしは〝終わった〟と思うの」

と言っていたことを

思いだすなど













わたしの世界の

天地がひっくり返っていった


























そして

息子が参加した

まつやま絵画教室の絵画展










実際に

たくさんの方に

痛いほど苦しいほど

感謝された






















また

元夫は

1年2ヶ月前










わたしが

命懸けで育て

無限の才能にたどり着いた

息子を連れて突然出て行き













それは

運命だと

静かに受け止めたが











息子が 

障害を負ったときのように

身が引き裂かれるような

悲しみもあった












でも

息子の障害が

のちに祝福だと

わかったように










このことも絶対そうだ

という確信も

最初からあり











そして

今それは












息子の障害と同じように

何て豊かな経験だったか

感謝しかなく













元夫にも

自分にも

この結婚にも

感謝しかなくなった

































だから今

一瞬一瞬

一呼吸一呼吸の全てが

どんどん

感謝だけになり









地位も名誉も資格も学歴も仕事も

お金も財産も車もパートナーも

無いけれど

それも全て感謝でしかなく












家族との生活も

皆の感謝の言葉が

常に飛び交っている













そして

「ああ、この罪悪感は

なんて素晴らしいギフトだったのか…

わたしは、ずっとこれに守られていたのか…」










今罪悪感にも

感謝していて












結局

全てが最初から

感謝しかなかったことが

わかり











自分にも

「生まれてきてくれてありがとう…

ここまでたどり着いてくれてありがとう…」

と心から感謝している


























罪悪感 1.













◆りん(息子)プロフィール