地上天国への道 1. | ブログ.

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事実は小説よりも奇なり.
Truth is stranger than fiction.

息子りんの絵と猫と, 愛する人生と.
Rin’s arts,cats,and loved life.




















小さい頃から
わたしはなぜか













なぜこの世に
罪と罰があるのか











無条件の愛
どこにあるのか
 








無限
どこにあるのか











と何となく
考えている
子どもだった











そして 
クラス全員や
家族全員が
笑っている瞬間や










学校での
合唱や
運動会の団体競技
など


    







皆で力を合わせて一つになる
という感覚に
グッとくるときがあり












今思うと
小さいときから
地上天国
どこかで知っていたのだと
思う












そしてその後
そういうことを
顕在意識では
あまり意識しない
時期を経て

でもこの頃、ずっと体調が悪かったので
潜在意識では意識していたのだと思う





 



三人の子ども
産んだとき









見るもの全てが
キラキラと輝く










それも
後から
天国を見つけた瞬間
だったとわかった










そして
愛子〟と名付けられ










ずっと〝愛〟について
思いを巡らせてきたのに
愛することが
どこか分からなかった
わたしは










子どもと出会い








この世にこんなに
愛おしい存在がいたのか…
これが〝愛する〟ということか…
と気づき









でも
決して楽しいだけではなく
喜怒哀楽の激しいものだったが
それも含め思いっきり楽しみ









人生で初めてというくらい
充実した日々を
送っていた




   





そして
日常に追われ
地上天国のことも忘れた
第三子の息子
2歳のとき  










息子は
病気で
脳障害を負い






 



わたしは 
一瞬にして
突き落とされた












そして
その直後












世界一ハードだと言われる
脳障害児のリハビリ
衝撃的な出会いをし












わたしは
生きているのがやっと
という環境の中で











たくさんの方に
協力を頂き
できる
全ての努力をして









息子の4歳の誕生日に
初診のために

渡米した











そしてそこは
リスが街中にいる
緑が豊かな
美しい場所で










世界中から集まった
医師や看護師や教師や
理学療法士などの
スタッフは











世界一の脳障害児の
情報を持ち
脳障害児の為に出来ることを
常に模索し












脳障害児と
その親であるわたしたちや
その兄妹たちまでも
心から尊敬し









常に親の意見に
耳を傾けながら
傷ついた子どもの為に
休みなく戦う
美しい人たちだった











そして
わたしは
全てを跳ね除け
息子のために
どこまでも突き進んでいたが










息子が障害を負ったすぐは
健常で産んだ子を
障害児にしてしまったという
罪悪感に囚われ 
と診断され










元夫も
息子の障害で
酷いになり











わたしが息子のリハビリに
必死になったことに抵抗し
酷い鬱やアル中や自殺未遂や
DV、モラハラを繰り返すなど
家庭内は壮絶だった










また息子は
地元の医療機関や
療育機関では






 


一時期全盲で多動で
癲癇の発作があり
コミュニケーションが
全く取れなかったことから









自閉傾向のある
何も分からない
測定不可能の 
と診断されていたが
様子を見ましょうとしか
言われず









小学校に入学し
幼稚園に入園したばかりの
二人の娘
そんな環境で
不安定だった









そして
わたしは
息子の障害で
苦しいくらい心配をかけ










息子のリハビリで
これでもかこれでもかと
お世話になっていたので










これ以上
心配はかけられないと
両親、兄妹、友人にも
家庭内のことは
相談せずにいたので










その研究所やスタッフや
リハビリ仲間らと関わる時間や
家族やボランティアさんと
リハビリをしている









愛と理解と尊重と
協力と希望と
平和と安心と奇跡の時間は










肉体的には
明日のことなど
一切考えられないほど
過酷な日々だったが












精神的には
わたしにとって

まさに天国










一生ここにいたい
と思うほどだった