ラテの脱走 | ブログ.

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事実は小説よりも奇なり.
Truth is stranger than fiction.

息子りんの絵と猫と, 愛する人生と.
Rin’s arts,cats,and loved life.















ココ
元気になってすぐ
今度はラテが
脱走した



























それは

ある日の早朝で












野良猫タヌちゃん

母がご飯をあげようと

扉を開けた瞬間












多分出ようと

待ち構えていたラテは

外に出て










逃げるタヌちゃんを追いかけて

2匹でどこかに行ってしまい

探してもいない

と母が呼びに来て










わたしはその

1時間くらい前に

家猫たちに

ご飯をあげたので

何となく起きていたので










「ああ、また起こってきたな 

でも絶対これも最善だ…」

と思いながら










長女と二人飛び起き

母と父と4人で

ラテを探し始めた






















ラテは

今までに何度も

脱走してきた











だからそれは

珍しいことでは

なかったが










でもわが家は

5月半ばくらいから

怒涛の浄化が始まり











去夏の続きのような大掃除

今度は家族4人で

今まで手をつけていない所に

やっと手をつけたり











ココが具合が悪いとき

ラテもシオンも調子が悪く

3匹が調子が悪くなったのも

ココがこんなに調子が悪いのも

初めてだったり










二人の娘の誕生会

今までに無い

エネルギーを注ぎ

父も最近では無いくらい

頑張ってくれたり











この一か月は

他にも

これでもかこれでもか











大浄化と

家族で一致団結する

出来事が起こり











それは

1日1日を

精一杯生きていて








でも

リラックス

この上ないものに

なっていて










ああ、完全に
今を生き始めたんだ
と思った











だから

この脱走は

今までの脱走とは違う

と思ったわたしは










いつもの脱走なら連絡はしないが

アパート暮らしをしている

次女とも繋がる必要がある

と思いすぐに連絡をとり





  





旅行に出るところだった次女も

出かける前に来てくれ

皆で探し続けた























でも

ラテが脱走して

1時間後までに

すぐ近所の車の下で

3度見て以降は

半日経っても見つからず











やはり

こんなことは

初めてだった










だから

わたしは

色々な覚悟をした










ラテの兄弟猫のソイ

四年前に 

病気で亡くなったことや










ソイラテは三兄弟

もう1匹の子も

早くに亡くなっていることや












ラテは健康だったが

エイズのキャリア持ちであることや

猫は死が近づくと姿を消すことや










わたしが今

生まれ変わり

過渡期にあることから

死も覚悟した























またラテは

2階のベランダの手すりの上から

外を見るのが大好きで

一日中見ていることから











もしラテが

家で暮らすより

わたしといるより











外で暮らすことのが

命が輝くのなら

それを純粋に選ぶなら











命が輝くことより

大切なことはない

とわたしは思っているので











わたしは

そんなラテの選択を

喜んで受け入れよう 

と泣きながら思った












そしてわたしは

自分の子どもたちを

特別な願いを持って

育ててはいなかったが










ふと

三人の子どもたちが

小さい頃










「あなたたちが本当に幸せなら

海外でもどこでも行ったらいい」

と思っていたことを

思い出し











ラテにも

そう思えたことが

本当に嬉しかった
























でも

さらにある自分の本音に

耳を傾けたとき









ラテとこのまま別れたとき

ラテへの後悔は無いのか?

と考えたとき











ラテには

日頃から気が狂うような愛を

表現しているので

その後悔はあまり無かったが












もしラテとこのまま別れるなら

天寿を全うしたラテの

最期を看取ることができないことが

後悔だと思い











それは

ラテの兄弟猫のソイが

2歳半で病気で亡くなった

悲しみや後悔からきていて











元気で長生きをしたラテの

最期を看取りたい

と思った





















また

母が本当に

寂しがり屋で











子どもたちや孫たちや

猫たちがいないことを

泣くほど悲しがることを

思ったとき










「何もラテが、猫たちが、子どもたちが

輝くためには必ずしも

わたしと離れることが条件では

ないのではないか  


わたしと共に生きながら命が輝くなら

そんな幸せなことはないのではないか

と思い












それは

子どもたちへの

小さい頃の思いへの上書きだ

とハッとした























だから

それらが

一番の本音かもしれない

と思ったとき











ああ

ラテは帰ってくる

と心から思えた
























そして

わたしも

娘たちや両親と

外にも探しに行ったが










でもわたしは

ラテが帰ってくるなら












お腹が空いて

自分で家にちゃんと

帰ってくるから

探す必要はなく












わたしは玄関で

ご飯を持って待ち

玄関のドアを開けるだけだ

と思っていたので












彼が

帰ってくるのを

玄関でずっと待った























そして

朝から晩まで

わたしたち家族は

一丸となって











ラテを

探し続け

待ち続け











ラテが

今夜帰ってこないことも

何週間も何ヶ月も何年も

帰ってこないことも

覚悟したが











わたしたちが

また会える運命なら

何年経っても

場所が変わったとしても

絶対会えると思った

























そして

21時を過ぎた頃

両親は










徹夜になるであろう

わたしたちと

朝になったら代わるからと

早くにベッドに入った











そしてわたしは

少し眠くなったので

長女に玄関を任せ

ベッドに少し入ったとき











先日のココのときのように

わたしが眠くなり

リラックスするのは

良い傾向で











ラテが見つかるのは

わたしが寝ているときのような

気がするな…

と思いながら

ウトウトし始めたら













その30分後くらいに

長女から

「ラテが帰ってきた!」

と電話がかかってきた


























すぐに玄関に行くと

ラテは玄関の外で

長女にご飯をもらい

夢中で食べているところで


ラテが大好きなお刺身を長女が買ってきていた 笑











そのまま長女に抱き抱えられ

わたしはドアを開け

ラテは無事に家の中に入った


























そして長女は

「ふと顔を上げると門の方から

ラテがひょっこり覗いていて


ご飯をあげると夢中で食べ始め


夢じゃないか

これを逃したら 

二度と会えなくなるのではないか

と手が震えた」

と言っていた


























そしてすぐに

母を起こし父を起こし

それを伝えると











喜んで飛び起き

皆であり得ないくらいの

歓喜が沸き起こり











自分がドアを開けて

ラテを外に出してしまったことに

ずっと責任を感じていた

母は










「よく帰ってきてくれた…」

と泣いていた











そして

旅行中の次女に電話をかけ

ラテの元気な姿を見せると










次女は

ラテは彼女がもらってきた猫で

ラテと次女は似たもの同士

ラテと一番相性が良く

仲良しで










そんな大事な時に旅行で

ラテを一緒に探せないことにも

心を痛めていたので











次女は

「良かった…

二度と会えないのかと思った…」

と声を上げて泣いていて











次女は数日後

「普通の生活がなんて奇跡かと

改めて思った…」

と言い









少し前から

次女もどんどん

覚醒していきそうだな
と思っていたら









今回のことで

覚醒していた























そして

この事で改めて

わたしは












「ああ、息子も帰ってくるな…


皆、還ってくるな…


わたしはここで、今ここで

待っているだけだ…












と思った























そしてその後

両親やお客さんが

無意識にドアを開けるのを

防止するためと

お守り代わりに












玄関に

手作りステッカーを

貼ったり










脱走防止柵なども

考え中なのだが











玄関の開け閉めのときに

家族で声をかけ合うように

なっていて











その協力しあう体制が

物凄く良く

やはり最善だと思った










そしてそれは

皆はもちろん

両親は特に










意識的に今を生きることや

少しの緊張感は

認知症予防や老いなどにも

物凄く良く











今のこの

皆で協力しあって

今ここを生きていく

流れは











何かに

繋がっていくような

気もしていて












そして今日も

なぜかまた

大掃除が始まった 笑