結婚も
離婚も
それは
突然
起こってきた
それは
二人の娘たちの
出産もそうで
わたしは
早くに
結婚したので
5年くらいは
共働きで
二人の生活を楽しもう
と思っていたし
子どもが
授からないなら
その人生を楽しもう
と思っていた
そうしたら
結婚して
半年経ったころ
わたしは
突然
妊娠した
そして
病院でそれを知り
わたしは
嬉しくて号泣し
そして
長女が生まれ
この世に
こんな愛おしい生き物が
存在するのかと
唖然とした
愛するとは
こういうことなのか
わたしは今まで
全く愛を
知らなかったのではないか
と
だから
わたしは
長女が一歳を過ぎたころ
第二子が欲しくなった
でも
そのときは
授からず
それを忘れた
その半年後に
それは起こり
そして
二人は
同じ誕生日に生まれ
それは
まるで
双子ではないか
と思うくらいの
奇跡だった
そして
長女が4才
次女が2才を
過ぎたころ
わたしは
ある日
突然
三人目が欲しい
男の子を産むから
と何の根拠もなく
夫に言った
そして
妊娠中7、8回
男の子を産む
夢を見て
わたしは
娘二人は
切迫早産で入院をしたので
三人目の時は
お腹の子に
「(入院しなくていいように
保育器に入らなくていいように)
2300gまではお腹にいてね」
と話しかけていたら
望み通り
男の子を
2300gピッタリで
産んだ
そして
息子の
妊娠出産に関しては
起こしたいことと
起こってくることの間に
障害がなく
運命の流れに乗る
というより
もっと直接的で
運命そのもので
ふと
三人を産んだ後
わたしは
高校生くらいのとき
何となく
22歳で
建築士と結婚して
20代で
女女男三人の子どもを
2歳違いで産み
最初の子どもの名前は
「葵、あおい」で
三人の子どもを
ごちゃごちゃバタバタと
育てたい
と思っていたことを
思い出し
その全てが
何の計画もなく
叶っていたことに気づき
ハッとし
の松山広視先生は
起こってくることに
身を任せていたら
人生は
思い通りにしか
ならないんです
と言った