そして
まつやま絵画教室に通い始めると
松山先生は
絵画や
芸術や
無限の世界の視点から
想像以上の
息子のことを教えてくれた
だから
わたしは
リハビリのように
息子が知りたくて
息子を
絵画教室に
通わせていたのでは
なかったが
ああ、やっぱり
わたしは
息子が知りたかったのか
と思った
そして
息子がリハビリを
終えてから
導かれるように
人生や愛や自分について
考え始めたわたしは
今度は
無限の芸術に触れ
息子の絵画を通して
息子だけでなく
人生や自分を
どんどん
知ることとなり
それは
どこまでも
息子も
家族も
自分も
人生も
世の中も
愛するということで
それはずっと今も
日常の中で
無限に続いていた
だから
家族との話で
協力するから
何かしてほしいことを言って
と言われたときなどは
わたしは必ず
わたしを
『知ってほしい』
『知ろうとしてほしい』
と言う
それは
『知る』からこそ
何をしてあげたらいいか
何を相手が求めているかが
真にわかるから
と言い
だから
わたしを人生を息子を
知ってもらえたとき
わたしは
それが一番
ほしいものだったから
気が狂ったように
泣いた
だから夏から
家族に
覚醒が起こり続けているのも彼らが
真の現状や
無意識に生きてきた自分や
目を背けてきたことを
プライドや不安や
恐れや執着を捨て
知り続けたからで
色眼鏡やヴェールを外し
色々な角度や視点や視野で
人や自分や出来事や人生を
立体的に
多角的に
多次元的に
知れば知るほど
皆が
愛の人に
なってきている
