ある日 4. | ブログ.

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事実は小説よりも奇なり.
Truth is stranger than fiction.

息子りんの絵と猫と, 愛する人生と.
Rin’s arts,cats,and loved life.
















今から
10年以上前の















息子
小学6年生のとき













娘たちと
買い物に行っていた
わたしに












夫(その後離婚)から
電話があった














「凜が、居なくなった」
と…













そのとき息子は
元夫と
家から2.6㌔離れた
レンタルビデオ店に
歩いて行っていて














二人は
週末にそうして歩いて
レンタルビデオ店に
行くことはよくあり
その日もそうで















そこの店内で
元夫は
息子が居なくなった
と言った














そして次女は
家に一人で帰っているかもよ」
と言い















わたしたちはまず
レンタルビデオ店に
向かった














そして
幾つかの
監視カメラで
調べてもらうと













店内から
一人で出て
裏の方に歩いて行ったのが
わかった
















そして
息子は












学校の帰りに
一人で帰るときが
あったり(徒歩10〜15分)













コンビニ
一人で買い物に行くときは
あるが(徒歩1分)













ほぼ
一人で外出したり
行動したりすることが
無かったので
わたしたちはびっくりしたのだが












でも
よく店のマークや名前や
道は覚えていたり















隣県の祖父母宅に
娘たちと
電車で行くときなど
駅名をよく覚えたり















覚えられないことは
百回教えても
何をしても
一切覚えられなかったが














興味のあるものは
1回耳や目に入っただけで
覚えるところもあったので















次女が言ったように
「一人で家に帰ったのかもな…」
と思いながら














田畑がずっと広がる
裏の方を
車に乗って
家まで
娘たちと探した
















すると
息子の小学校の先生で
元長女の担任の先生から
わたしに電話が入った
















「今、小学校近くの中学校の前で
凜くんの担任の先生と二人で
車に乗って食事に行こうとしたら
凜くんが一人で歩いていたのを
見つけました」














そして
「どこに行くの?」
と聞いたら
「家に帰る」
と言い













「送っていこうか?車に乗ったら?」
と言うと
「いい(乗らない)」
と言うので














「今、歩いて帰る凜くんの後ろを
車で見守りながら
家に向かっているところです」
と先生は言い













息子は無事
何事も無かったように
家に帰ってきて













普通に
帰って来た
だけでなく












たまたま
ご縁のある先生に
出会い












守られて
安心して帰ってきた
というのが














息子らしいな
凄いな
と思った