4月に
友人の愛猫の
立ち会ったことは
わたしの人生の
大きな転機だった
3月の末から
わたしは
洋裁などを始め
その頃から
プレゼントをしたい人や
誕生日の人が
何人もいたことも
あり
わたしは
朝から晩まで
まるで
小さな三人の子どもを
息子の
リハビリをしていた時のように
一日中
運動会のように
動き続け
人と会い続け
それは
とても充実した
楽しく幸せな
時間だった
でも
こんな生活が
ずっと続くのでは
ないだろうな
と思っていたら
友人の
愛猫の死が
突然起こり
それは
息子が障害を負った
ときの流れと
全く同じだった
その時から
一瞬で
次元、世界が
変わった
でも
20年前の
その時と
違ったのは
悲しみを
しっかり
味わい尽くし
でも
同時に
悲しみだけでなく
苦しんでいた
彼女の
解放の喜びや
彼女と
無限に繋がる
喜びを味わい
そして
あの時は
その
音の無い
奈落の底のような静けさや
周りと
切り離されたような
別世界を生きる
孤独から
這い上がらなければ
と必死だったのが
今はもう
地上天国のある
奈落の底の底へ完全に進む時だ
と思ったこと
だった
だから
わたしは
その後
さらに
外側の
手放すものを
どんどん手放し
世間や
家族とも
最低限に繋がりながら
手放すものは
全て手放し
どんどん
個を確立し
自分の
内へ
底へ
突き進んでいった
そして
集中すれば
集中するほど
内で
喜びや安心や
感謝や祝福が
これでもか
これでもか
と降り注ぎ
それに埋もれ
息もできないくらい
爆発しており
それは
いつか
外と繋がり
周りの喜びに
繋がる
と思っていて
誰もが
生きたい世界は
既に
内に在る
と
改めて
実感している