1歳で
息子が初めて
熱性痙攣を起こし
2歳で
大発作を起こし
救急車で運ばれたら
インフルエンザ脳症と
診断され
重度の
知的障害者と
判定されるようになった
そして
てんかんと診断され
抗てんかん薬デパケンを
4歳近くまで飲み
3歳から少しずつ
アメリカ
フィラデルフィアに本部を持つ
世界一ハードだと
言われている
始めたら
その後
5年以上は
発作が完全になくなった
でも
リハビリを辞め
普通の生活に戻った
5年後の
10歳くらいから
また発作が出始め
病院での検査では
今度は
てんかんではなく
原因不明だと言われ
それからは
別の病院や医師を
探すこともなく
サプリメントや
ホメオパシーなどの
民間療法で
発作に向き合った
そして
子どもの成長には
親が
どれだけリラックスをし
ノーストレスで
わがままで
幸せに生きているかが
大切なのでは
と気づいたことから
わたしが
幸せであることが
発作にも効果が
あるのではないか
と思い
その事にも
集中してきた
でもその間
息子には
何百回もの
発作があった
そして
中学校の
養護教諭をしていて
発作や対処法に
知識がある長女からも
お母さんのやり方は
ぶっ飛んでいて
一般的ではない
と言われてきて
それはわかっていたし
水辺に打ち上げられた
魚のように
のたうち回る息子を
見ていると
果たして
これが正しいのか
と思うこともあったが
でも
わたしは
これだけが
正しいとは
思っていなかったし
人には
絶対勧めない
とも思ったし
このやり方に
こだわっていた
わけではなかったので
いざとなれば
病院や医師や
何かの方法を頼ろうとは
いつも思い
でも
乗り掛かった船の
行く末を
見届けたい
という気持ちもあった
それは
ということで
それは
親が
自分を信じ
どこまでわがままに生きたら
障害のある子どもにも
影響を与えるのか
という
不謹慎かもしれないが
これは
どこまでも純粋な
研究だと思っていて
夫にそれを言うと
俺は研究の材料か
と何度もキレられ
罵倒されてきたが
わたしを
無条件に愛してくれる
息子は
そのからだを
わたしに
喜んで
差し出してくれている
と思っていて
そんなわたしは
神に
身を預け
研究をしているのだと
思っていた
ふと、今、もし息子に、「薬を飲む?」と聞いたら
「飲まない」と言っただろうな、と思った
わたしたちは〝以心伝心〟であることが
物凄く多いので(※)★追記:2022/11/18