小説「天涯の花」のキレンゲショウマを訪ねて剣山へ
今日は湿度が低くて爽やかな気候。久しぶりにエアコンなしで過ごしていますが、やはり自然の空気や風は気持ちがいいです。このまま秋に移って欲しいのですが、そうはいかないでしょうね。淡路島に住んでいると、四国・徳島はお隣さん。徳島の剣山には親近感があります。剣山は、愛媛県の石鎚山についで西日本で2番目に高い山。そして、剣山にしか咲かないという「キレンゲショウマ」は宮尾登美子氏の「天涯の花」で有名になりました。ちょっと恥ずかしいのですが、私は未だその小説を読んでいません。でも、根がミーハーな私は、何時かその花に会いに行きたいと思っていました。そして、8月11日の山の日に、剣山に上るツアーを見つけたので即申し込みました。私たちがよく利用している穴吹トラベルは、四国方面へ行くときは,鳴門迄自力で行かなければならないのですが、珍しく淡路島出発です。最寄りのバス停を7:55出発。大鳴門橋を渡り、鳴門の専用駐車場でお客様を拾い、徳島道の美馬ICで降り、そこからクネクネとした細い山道を走って行きます。対向車が来ると苦労するような細い道をマイクロバスで通って行くのです。事前に夫から「トラベルミンを飲んでおくか?」と聞かれたのですが、今回は近いので大丈夫と断ったのが失敗!ちょっとバスに酔ったかしら?と思っていた11:30に、リフト乗り場(見ノ越駅 標高1420m)に到着しました。キレンゲショウマ宮尾登美子氏の小説「天涯の花」-は剣山の山中にある神社を舞台とし山腹に自生するキレンゲショウマが題材として扱われています。この日の天気予報では、お昼から天気が崩れるのだとか。山の上で雨になると大変なので、リフト乗り場の駐車場に止めたバスの中で、急いで支給されたお弁当を食べて出発!剣山へ登る登山リフトは、見ノ越駅(標高1420m)~西島駅(標高1750m)の間、830mの距離を行き来します。所要時間15分。足元のニッコウケズゲや、両サイドの高山植物を楽しみながら登って行きます。 クリック! 拡大画像 登山ルートは、中央の紫色の道を通り、鳥居の手前で左折して、上の図の白い道を通り、それから青色の道を上がります。刀掛の松屋島の合戦に敗れた平家が、安徳天皇と東祖谷(剣山の西)に落ち延び、源氏の滅亡を祈願して剣山の頂上付近に宝剣を納めた伝説があります。安徳天皇が剣山へ登る途中、この場所で休んでいた時、汗だくで宝剣を持ち続けている従者に気遣い、松の枝に宝剣を掛けて汗を拭くよう言葉をかけられたそうです。それ以来、この場所を「刀掛の松」と呼ぶようになったと言われています。ここから赤色の道に折れ、行場と言われる所一帯にあるキレンゲショウマの群生地へ行きます。この白い小花は、フウロの1種でしょうか。今回も山岳ガイドさんが付いていたのですが、説明の声が聴きとれるのは前の方の人だけ。23人が一列に歩くので、多分、殆どの人は説明の声を聞き取る事が出来なかったと思います。行場一帯がキレンゲショウマの群生地傾斜地に咲いているのですが、張り巡らされている鹿よけネットが邪魔で写真を撮るのが難しいです。おくさり鎖の行場です。これは、横目に見て通り過ぎました。「行場」という名前から想像できるように道幅が狭くて一方通行。足元も濡れた石がゴロゴロしていて滑りやすく危ない!剣山を源流とする吉野川水系穴吹川美馬市木屋平~穴吹町を流れ吉野川にそそぐ一級河川でになります。キレンゲショウマの群生地です。写真を撮らなくては!でも、ガイドさんはズンズン先に進んでいって細い危ない道を一列になって歩いて行くのでユックリと写真を撮ったり、お花を観賞する暇がありません。は~は~言いながら急いでシャッターを切り、後ろ髪をひかれながら遅れないように進んでいきました。辛うじて1枚だけアップ写真が撮れました。(少しピンボケですが・・・・・)行場をぐるっと回って刀掛の松まで戻ってきました。松の横にある枝折神社の祠やっとここまで辿り着いたら、先に着いて休んでいたガイドさんたち先頭組が、もう出発!後に着いた私たちは、一息つく間もなく後をついて行きました。狛犬があるので参道でしょうね。上の地図の青色の尾根道を歩きます。今にも泣きだしそうな空模様ですが、何とか持ってくれているようです。この辺りから体調がおかしくなりました。呼吸困難になり、脂汗が出てきて吐き気を催しお腹も痛くなって頭もクラクラ・・・慌ててお弁当を食べて直ぐ出発したのが悪かったのか、バスにちょっと酔ったのが災いしたのか、それとも、白馬旅行以来、体調を崩していたのですが、やっと治ったと思ったのだけど、回復していなかったのでしょうか・・・悪条件が重なったようです(涙)添乗員さんに言って元山男だった夫と一緒なので大丈夫、後からゆくりと行きたいので、先に行ってくださいとお願いしました。今まで何度か登山をしているのですが、こんな事は初めてでした。行場でキレンゲショウマの写真を撮るために焦って頑張ったのが祟ったのかも知れません。みんなから遅れてやっと剣山本宮の鳥居に着きました。必死の思いで石段を上りお手洗いに着いた駆けこんで一息!何とか落ち着きました。剣山本宮宝蔵石神社安徳天皇の剣を納めたといわれる巨石。もう少しで頂上なのですが、今回はここまでにして、次回、体調のいい時に再挑戦することにしました。剣山本宮背後に上の画像の巨石があります。体調を整えて下山します。剣岩剣山の名前の由来になっているそうです。大剣神社ご神体は、裏にそびえる剣岩。「天地一切の悪縁を絶ち、現世最高の良縁を結ぶ」と書かれている縁結びの神社のようですよ。この頃には気分も良くなってきて、又リフトからの風景を楽しめるようになりました♪ニッコウキスゲにお別れを言っていると・・・前の夫が左側を指さします。キレンゲショウマです。今回は、リフトに乗っているので細くて危ない道を歩かなくても大丈夫!少し離れていましたが、ユックリと鑑賞出来ました(^^)v左右のリフトの椅子を比べると、傾きが違うように見えますが、これは目の錯覚で、椅子は水平で、傾斜地を通っているからなんですよね(*^-^*)今回、キレンゲショウマの群生地では、ユックリと鑑賞できると思っていたのですが、慌ただしく通り過ぎて行っただけだったのが、ちょっと残念でした。それに、体調を崩したのも悔しいです。何時か、体調を整えてリベンジを・・・そう思いながら帰宅の途に付きました。