荒川区立第六日暮里小学校にいごいご!に行って参りました。
この日、いごいご史上初の出来事がありました。
お母さんが参加してくれた!
いごいごに来てくれていた子が、お母さんを誘ってくれたそうです。
す、ば、ら、し、い! 事です。
学校で囲碁の遊び方を覚えて、おもしろいからお家でも家族とやってみようとして、
でもお母さんがなかなかルールを覚えてくれない(想像)、
それなら今度来て教わってよ!
となったのかなと思います。
いごいご!も含め、すべての囲碁普及は、そこで囲碁を覚えた人が「囲碁おもしろいよ、やってみようよ」と友だちを誘う、そうやって広がっていく最初の種をまくことだろうなと思います。
いくらひとりで頑張っても、直接教えられる人の数には限りがあるもんね。
六日小のにこにこすくーるの先生方はとても理解があって、一緒に来てやってみたい、というお母さんを快く招き入れてくださいました。
そういえば以前、六日小の将棋教室に体験参加してみたい、とお願いした時も、どうぞどうぞ、と言ってくださいました。
いごいご!の時間に保護者の方も参加してくださるようになったら、それは夢のような喜ばしいことです。
親子で一緒に囲碁の遊び方を覚えて、お家でも楽しめるようにするのは理想的です。
にこにこすくーるを保護者が参観することがどの小学校でも大丈夫かどうか、お断りはされないだろうけど、人数が多くなったらどうか、とか、毎回となるとどうか、とか、そこは各学校の先生方のご判断によると思います。
が、少しずつでも見に来てくださる保護者が多くなるといいなあと思います。
体験参加のお母さんには、まず初めての子どもたちに遊び方を教えるところを見ていただきました。
それから石の取り方をやってみてもらいました。
手しか映っていないのに、なぜこれがお母さんとわかるのか?
それは美しくネイルを施されているからです。
石の取り方を覚えたら、初対局「先に一つ取ったら勝ち」ゲームを、先に覚えた子どもとやってみてもらいました。
さいしょはグー! のじゃんけんで先に打つ方を決めます。
始めて同士のおふたり。
例えおとなと子どもであっても、お互い囲碁初めてだったら、年齢差の有利不利はまったくありません。
全く予断を許さぬ戦いです。
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りくのらと子どもの対局です。
子どもが赤。
取れるところがあるけど見つけられるかな?
ばっちり見つけました。
と、ヒントを出しながらやっていたら、
「次は本気でやって!」 とリクエストされました。
ので。
この子はお母さんを誘って連れてきてくれたご子息です。
真剣勝負を挑んでくるとは、これはほんとに囲碁好きになってくれたってことかな。
嬉しいです。
「本気でやって」 と言ってきてくれる子は、たとえ大負けしても不貞腐れたりしません。
それがわかりますから、「本気で」と言われた時には真剣に負かしにいきます。
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石を取るだけじゃなくて、自分の石で陣地を囲むやり方も少しずつ教えています。
七路盤だったら、途中で大きな失敗をしなければ先に打つ方がほぼ勝ちます。
言葉の説明を聞いて受け入れる準備ができている子(年齢よりも、気持ちが落ち着いていることが大事)には、説明しながら並べていくミニ講義っぽいやり方も試してみています。
だんだん赤馬でにんじん畑を囲んでいくように...
相手の馬は無理に取らなくてもいいんだよ!
自分のにんじん畑と思ったところに相手の馬が入ってきたら、今度こそ取ってやりましょう!
(もしも取れなかったら、そこは自分の陣地じゃなくなってしまいます。)
教室形式でみんなに説明するやり方もあるかなと思いますが、わかる準備ができたように見える子をつかまえて、少しずつ教えていくやり方がいごいご!には合っている気がします。
覚えた子が友だちにも教えてくれたらさらに良し!
ななろのご の碁盤には、交点ににんじんが描いてあるので、囲んだにんじんを数えるにんじん戦ができたら、いごいごチャレンジ帖ににんじんのマークを描いてあげています。
六日小には13路盤もあります。
さくら碁で対局。
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にこにこすくーるが終わって、下校の支度をした子どもたちが玄関に並んでいます。
傘で戦ってはいけません。
夏休みの工作で使う材料を集めているそうです。
いごいご! で小学校にお邪魔するために、りくのらは荒川区の放課後事業支援員の登録をしています。
六日小のPTA室の掲示板に、放課後支援員募集のポスターが貼られていました。
氏名と住所と口座番号を登録します。
1日1時間以上お手伝いすると、千円の謝礼が振り込まれます。
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いごいご! というのは、荒川区立小学校の放課後スクールでやっている
小さな碁盤と色のきれいな碁石を使った囲碁遊びのことです。
これまでの いごいご! の活動の様子は こちら からどうぞ
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りくのら朝学習プリント
今までのりくのら朝学習プリントをダウンロードできます。
No.140 長さを測ろう ( ものさし、帳面、えもんかけ )
No.143 動作の言葉 ( ヴィトゲンシュタインの言葉 )
No.144 定規を使わずに ( しっぽの赤リボン、たてがみの三つ編み )
No.145 いろんな食べ方 ( ハインラインは猫が好き )
No.146 数のイメージ ( 数には色がついている? )
No.147 手を描こう ( 恐怖を知らない人たちが発見された )
No.148 ご飯とパン ( ベジマイトとヌッテラ )
No.150 遊び方を教えて ( 家庭学習はのんびりやろう )
No.151 何をしまっておこうか ( 小学生の机の中には )
No,152 おいしそうなパフェ ( HTML文字数制限との戦い )