心と体と食と。

心と体と食と。

心と食のアドバイザー。

血糖値スパイクを起こしやすい体質とどう向き合っていくか、試行錯誤の記録を記したいと思います。

カウンセリング等お問い合わせはプロフィール欄の下にHPリンクがありますので、そちらをご覧下さい。メールにて承ります。

個々人の心身のホメオスタシーを信頼し、本来の能力を整えるための食事と生活習慣の包括的なアドバイスをしています。


※医療に変わるものではありません。
病気をお抱えの方はお医者さんにご相談下さい。

メタボの糖尿病の情報は多いけど、痩せ型で糖尿病の人の情報は少ないと感じています。

よく目にするのが以下

 

・糖質制限。

・インスリン抵抗性を改善するために有酸素運動。

 

これは、何でもたくさん食べられて消化吸収に問題がない様な「貯蓄する能力が高い人」向き。

そして、長時間絶食しても血糖値が維持できて、手足も冷えず、貯蓄をエネルギーに変えることができる。

 

痩せ型の人とは根本的なところが違います。

痩せの人が頑張って糖質制限と有酸素運動をしたら……やり方によっては逆に悪化しまうだろうなと心配になります。

 

筋肉は糖を貯蔵する組織でもあるので、

筋肉が少ないと、食べた糖をエネルギーの材料として

ストックしておく倉庫が少ないということになります。

なので、炭水化物などを多めに食べた後、

血中内に溢れた糖が行き場を失い、尿と一緒に排泄されてしまいます。

食べてもなかなか太れないタイプは食後高血糖や糖尿病になるリスクが高いと言えると思います。

こういうタイプの場合は以下の対策をするのが良いと思います。

 

・糖質は少量頻回でこまめにしっかり摂る。

・無酸素運動の程よい筋トレで筋肉を増やす。

 

糖に関してはきっちり摂ったほうが良いです。

そうしないと、どんどん痩せていってしまいますし、

女性の場合は特に筋肉量が少ないので血糖値維持が男性よりも不安定です。

筋肉が多い男性は糖新生の負荷にだいたい耐えられている様なのですが、

女性の場合は消耗が激しいのでデメリットが大きいと言えます。

激しい運動や長時間の有酸素運動もメリットが少ないです。

 

糖を摂取したときの血糖値の上がり方は個人によって全く違うので

一度、ご自身の血糖値変動の傾向を30分おきに測られることをおすすめします。

 

私は境界型糖尿ですが、100gの白米を食べると1時間で100上がりますし、

GI値の低い玄米でも白米と上がり方は全く変わりがありません。

 

一般的に血糖値に関して言われていることはあくまでデータを元に

頭の中の知識だけ使って個人がイメージした予想でしかありません。

もしくは教科書に書かれていることを丸暗記しているだけとしか思えないものばかりでがっかります。

実際に測定すると一致する情報がないので、個々で自分の数値を知るのが良いでしょう。

 

ちなみにフルーツは30分ほどで高血糖に跳ね上がります。

なので、実は一度にたくさん食べると肝臓に脂肪がついてしまうリスクがものすごく高い食べ物なんです。

少量で間隔をあけるなど、適切な取り方であればフルーツはおすすめしたい食材なのですが……。

とにかく、食べ方に気をつけていただきたいと思います。

 

 

おそらくですが、私が境界型糖尿病を悪化させてしまった原因は

フルーツの多食だろうと検討がついています。

以前の食生活で思い当たる時期があり、当時の体調はとても悪かったです。

同じ轍を踏む人が出ないことを願うばかりです。