先日、友人が消化酵素サプリを教えてくれました。
どうやら、それを飲むと小麦粉を食べた時のお腹の重さを感じないんだそうです。
それを聞いて、小麦粉でお腹が重くなっているのはもしかすると小麦粉のグルテンの毒性で超粘膜が損傷し、リーキーガットを起こしているのでは?サプリを飲むよりグルテンフリーを考えた方が建設的では?とそちらが気にかかってしまいました、栄養学脳です。
野暮な話です。
小麦粉って、美味しいからやっぱり食べたいんですよ。
お気持ちとてもわかります。そのための消化酵素サプリ。
(※アトピーなど重度な症状の人は本気でグルテンフリーして治してからにしてくださいね)
ここで私が気になった酵素なのですが……。
DPP-4(ジペプチルペプチダーゼ4)
・グルテンの分解をしやすくする。
・インクレチンを分解する
グルテンの切り離しにくい部分を分解してくれるおかげて消化のサポートになるようです。
確かにパンなど小麦粉系を食べた後は血糖値スパイクの山がギザギザになったり、長時間血糖値が下がらなかったりするのでグルテンの消化はやはりかなり負担があるようです。
サプリでその補助が手軽にできるのは、とても心強いと思います。
でも、インクレチンを分解してしまうんですよこの酵素。
糖尿病の方にとってちょっと恐ろしい作用でないでしょうか。
知らずに飲んでしまっている人がいないか勝手に心配になっています。
人って意外とサプリの成分をしっかり確認してないんですよね………確認してください。
インクレチンは食事由来の糖に反応してインスリンの分泌を促して血糖値を下げる大事なホルモンです。
私の友人も血糖値コントロールが心配な体質なので毎日飲むのはちょっと危険かも!と慌てて忠告しておきました。
飲むなら、どうしても小麦粉が食べたい!って時だけにしたほうが無難かと思います。
2型糖尿病の治療薬に「DPP-4阻害薬」というものがあるのを知っていたので気がつけて良かったです。
DPP-4阻害薬の効果
・インクレチンの分解を防いで効果を長持ちさせる。
・インクレチンの作用でグルカゴンの分泌が抑制され血糖値上昇作用を止める。
以上の効果のおかげで食後高血糖を防ぐ効果が期待できます。
薬に頼りたくないものですが、いざという時のために薬が存在するのはちょっと安心。
薬もサプリも用量や使うべきタイミングを間違えると毒になってしまうので、
よく調べた上で使っていきたいですね。