日本政府が東京一極集中を是正するために、
「高齢者の地方移住」の促進に向け受け皿づくりを検討するために動きだしている。
首都圏に住む高齢者は、首都圏の介護施設等に入るより、
キャパに余裕のある、自然豊かな地方の介護施設に入居すればいいし、
それに伴い、介護職員などの雇用も生まれ、若者たちも地方で働けて、
ほーら、地方は人口が増えていいでしょ?的な考え方。
いや、ホントにストーリーはいいなーって思います。
「地方(田舎)に住む」っていう、メンタル的なことを除けば、
ホント、素敵なストーリーだと思いますよ、いやいや、マジで。
ただ、この件については、私の頭の中の「???」マークがどうしても消せないのです。
ここでいう「地方」は、私がここで語る「田舎」よりも規模が大きいんだろうけど、
それにしてもだ・・・・である。
あくまでもここでの考え方は、私の「個人的な意見」に過ぎないし、
ただの地方に住む、学・知識も何もない、感覚でしか生きていない、
一家のお母ちゃんの何の根拠もない意見なので、あんまり真に受けないでいただきたい(^▽^;)
賛成か反対かと聞かれれば、
「反対」です。
あ、でも、移住される高齢者のキャラクターが「地方移住」にあっている人だったり、
柔軟性が高い人であれば、ない話ではないかなとは思います。
極端な話、「いかにも昭和の頑固おやじ!」的な人が
縁もゆかりもない地方に突然移住してこられたところで、
受け皿となる地方の人達も戸惑うことが多くあるでしょう。
老若男女問わず、地方に移住する際は
「謙虚さと感謝の気持ち」を常に兼ね備えた人じゃなければ、
地方に移住したって長続きはしないでしょう。
イタイ目に遭って終わりでしょうね。
近年の地方は、「昔と違って移住者の受け入れに寛容になった」と言われています。
確かにそれはそうだと思います。
ただ、「寛容」といっても、まだまだ「オールオッケー」というには程遠いですからね。
気に入らないことをされれば、村八分みたいなこともされることだってありますし、
しゃしゃり出ることをすれば、どんどん杭を打たれます。
だからこそ、空気感が読めて、人間同士の絶妙な距離感がわかり、「謙虚さと感謝の気持ち」を
兼ね備えた人であれば、ぶっちゃけ、20歳の人でも100歳の人でも地方移住に向いていると思います。
今、政府が提案していることは、
あくまでも「目先の人口の数」が評価対象となっているだけで、
質についてはまったく考えていない。
というか、このままこの話が進めば、「地方は姥捨て山」のようになってしまう。
そうならないように、目先の数ばかりを考えるのではなく、
質の高い「何か」を抱き合わせにして考えていったほうがいいと思います。
ま、後者については、各地方の「腕の見せ所」になるのかもしれませんけどね・・・
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