昨年まで上勝っ子であった娘が、
四国一位になりましたよ!
正確に言えば、
「徳島県」のなでしこたちが、四国制覇しました!!!
高知県で行われたこの大会。
娘はただ一人、4年生で選ばれ、
6年生ばかりの徳島県女子選抜Aチームに入りました。
6年生に比べると体がとても小さいですが、
随所にナイスプレーも出て、本当によく頑張っていたと思います。
チームの中ではみんなに「妹にしたい!!」といってかわいがってもらえたようで、
本当に素敵なチームメイトに囲まれて、最初で最後の大きな大会を、
優勝という形で終えました。
本当におめでとう!!!
そしてこの2ショット。
同じチームで、娘が目標にしていた上勝っ子(6年生)。
今でも本当の姉妹のようにずっと仲良くしてくれています。
2人ともAチームの代表に選ばれ、小学生としてはラストの試合となります。
彼女はサッカー歴がまだ3年足らずなのに、
日本サッカー協会(JFA)アカデミーという難関のセレクションに挑戦。
合格率がものすごい低い中なのに、「補欠合格」という、
まぁ、「合格じゃないんかい!」ってとこなんですけど(笑)、
惜しくも欠員者が出ずに合格に至りませんでしたが、
とても立派な評価を受けた人です。
小学校卒業を機に、上勝町から転出します。
サッカー技術を向上させるため、もっと上の世界に行くためです。
彼女が目指すところは町内でも県内でもありません。
世界です。
日本代表です。
だから、上勝町を出るのは「当然のこと」なわけです。
練習場もなく、練習環境がない。
レベルの高い指導を受けるためには、公共交通機関が発達していない上勝町では
どうしても無理なのです。
私がこの子の親だったら、同じ選択をします。当然です。
残念ですが、レベルの高い子供が羽ばたいていくためには、町を出るしかないのです。
どんなにかっこいいこと言っても、無理なんです。
お正月に、日本代表であるサンフレッチェ広島の塩谷選手と話しました。
「おー!上勝ですか!!僕も上勝でしたよー!」
「フツーに知ってるし(笑)」
「あ、そうなんすか!」
「町内じゃ一部で有名だよ(笑)」
みたいなね。
そんな彼も、羽ばたいていっていますもんね。
サッカー部ではこれまで、上を目指して町を出ていった子がいます。
「スポーツを強化することが町にとっていいことなのか?
こうやって子供たちが町を出ていくじゃないか」
という声も、全く聞こえないわけではないようです。
ただ、サッカー部からこれだけ能力の高い子供たちが輩出されていく、
それだけ熱心に、レベルの高い指導をしていただいている監督をはじめ指導者の方たちのおかげなわけなのですが、
私はこうしたことを、ぜひとも「歓迎」してほしいと思っています。
もう一度言います。
世界を目指すためには、
町を出なくては行けません。
人工芝の練習場を作ったり、
プロで世界を見てきた、それで食ってるような指導者をお金を払って呼んで来たりしない限り、
町に居続けながら世界を目指すことは絶対に無理です。
だから、
それは、どうか温かい目で送り出していただき、
その後も応援してほしいと思うのです。
都会に出なきゃできないこと、
地方にいてもできること、
いろいろとあると思いますからね・・・・