前回の「ホリスティックな整体(18)」にも書きました。
人間の体って、ものすごく細かくできていますよね。
60兆もの細胞があって、頭、手、足、胴体があるだけでなくて、内臓があって、骨があって、筋肉があって、すごく精巧な造りをしています。
深く深く体の中を感じていったとき、どんな感じがしますか。
ただ、感じてみる、というと、感じにくいかもしれません。
じっとしているとき感じやすいのが、呼吸です。
息を吸ったときの、胸のふくらみ、腹のふくらみ。
ただただ、感じてみる。
目を閉じてみると、さらに感じやすくなります。
もう一つ、わかりやすいのは、体を動かしてみたときの、動かしている部分を感じてみること。
体を動かすことが好きな人は、体の動きを感じてみるのは得意かもしれません。
それを、いつもよりも、感じ取ってみると、どんな感じがするでしょうか。
さて、
何年か前だったか、ユング心理学を研究している大阪大学大学院の老松克博教授の『心と身体のあいだ』という本を読んだとき、心と身体のあいだにあるものを理解したとたん、体の深い深い部分を一気に感じるとることが、できるようになっていました。
本を読んだからつながったというより、思い出した感覚でしょうか。
体の中には、さまざまな次元とつながる「ポータル」が、いくつもあることを思い出しました。
そのポータルとは、さまざまな次元にある自分とつながるポータルです。
それは、ハイヤーセルフであったり、過去世のさまざまな自分であったり、未来世のさまざまな自分であったり、自分の知らない認識していない自分とつながるポータルです。
普段の生活の中では、今の自分を思う存分発揮することが大事です。
だけど、何か壁にぶつかったとき、前に進みたくても進めない状況に陥ったとき、体を感じる。深く深く感じる。
それが、瞑想であったり、呼吸法であったり、アロマセラピーであったり、体をつかったセラピーであったり、ボディワークであったり、山に登ったり、走ったり、ダンスをしたり、する中で、
ストレスを発散ではなく、ストレスから逃げて、あースッキリした! と、終わりではなく、上記のことをする過程で、さらに一歩自分に踏み込んで体をより深く深く感じたとき、体の中にあるポータルが開き、自分の中にある何かを思い出し、前に進むキイワードや、前に進むヒントが、ふっと浮かぶものです。
それは、ほかの次元にいる自分からのメッセージです。
今の自分の壁を乗り越えたことのある自分からのメッセージなんです。
そして、その浮かんだものを、実行してみる。
すると、前に進めます。
さらに、そうすることで、体は、より自分らしく変化していきます。
外からではなく、体の中にある、自分からのメッセージに信頼をよせていくことで、体も心も、より自分らしく整っていくものです。
私という存在は、地球時間でいう何万年、何十万年。。。という時間分、さまざまな経験をしています。その私が、自分を助けるヒントをくれるのです。自分を一番よく知っているのは、自分だから。
自分の体からのメッセージに、耳を傾ける。それが、自分とつながるための、大きな一歩となります。
まるりはおススメ本
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