シャンプー解析サイトは参考にならないのか?~消費者の視点で考えてみる~ | かずのすけの化粧品評論と美容化学についてのぼやき

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シャンプー解析サイトは参考にならない!(某美容師さん談)



…まぁ正直なところ今横行しているまがいサイトや

解析サイトの先駆的あのビッグサイトも含めて見ていくと、



(あぁ間違いないなぁ・・・)


な~んて思ってしまったりもします。



僕の場合は言ってる人たちの知識が足りないなぁという感想からそう思うわけですけども。


しかしながらなんですが、

上で紹介している某美容師さんなんかはその解析サイトの不要性を

美容師的な視点で語っているのですが…。


でも僕たちは消費者で、その人は売る人なわけで。



消費者的な視点から言えば、

あの嘘かまことかよくわかんないドット○ムさんですら

十分有用性があると思います。


なぜなら僕も一応あそこに救われた人間の一人だからです。




◎消費者が求めているのは


はっきり言って、

シャンプーの成分配合率が何%か完璧にわからなかったら、

そのシャンプーの本当の効果なんてわかりません。

これは間違いないんです。


確かに 

コカミドプロピルベタイン ラウレス硫酸Na ・・・

という成分表があって、

ラウレスが入っているから皮膚刺激強!

という評価を下すことはままあります。


しかし実際、

コカミドプロピルベタイン:5.5割、

ラウレス硫酸Na:4.5割なら

かなりの刺激がありますが、


コカミドプロピルベタインが9割で、

ラウレス硫酸Naが1割しか入っていなかったら、

まぁほとんど刺激はないでしょうね。


ですから

確かに配合率が正しく分からなければ

本当に正しい評価を下すなんてことはできません。



ですが、

消費者である僕たちはそんなものは別に求めてないんですよね。


正しい評価であることはほんの付加価値でしかなくて、


実際に欲しいのはなんとなくの「目安」です。



少なくとも自分より詳しい人が見たときに、

そのシャンプー含め化粧品がある程度効果的かどうかを判断してもらいたいだけなんです。


少なくとも、

明らかにあかんだろうこれ、、、

というものにしか最低評価なんてつきませんし、


少なくとも並以上!

というものでしか最高評価にはならないはずです。



消費者が欲しいのはその程度の情報です。


本当に正確な情報が欲しいんではなくて

「少なくとも並以上」はどれなのかが知りたいだけなんですよね。



で、僕も数年前にそういう視点でシャンプーとかを探していて、

某解析サイトさんには大変お世話になりました。


(しかしとある事件で解析サイトのメンバーを追放されてからは管理者の人間性を知って今では完全にアンチですけどね)

管理人はpHの計算の仕方も知らない方なので全く信ぴょう性はありませんが、
(pHが4違ったら水素イオン濃度は40倍(笑)違うそうです…へぇ~)


それでも一般の人よりは化粧品に通じる人ですから

一般人よりは的を射た評価ができるはずです。


そう言う意味では、なんとなくの評価を知るために参考にすることは

大いに「有り」だと思います。



◎美容師にとって良いものと消費者にとって良いものは違う


これも当然な話なんですけども、


サロンで使うべきシャンプーの特性と、

ホームケアで使うべきシャンプーの特性って全然違います。




一般の人は

「サロンで使っているシャンプーは髪に良い!」

となんとなく思っているかもしれませんが、


それは違います。


サロンで髪を洗う時に扱われるシャンプーは

市販されるシャンプーと同等かそれ以上に洗浄力がきついものがほとんどです。


デミミルボンはサロンがよく使っているメーカーですが、

洗髪用に使われるシャンプーは

デミであればヘアシーズンズとか

ミルボンであればディーセスとかのシャンプーが使われるのですが、


これはがっつりラウレス硫酸Na高配合のシャンプーで刺激はかなりあるんです。

しかもシリコーンが配合されていませんから単純なダメージはもしかしたら市販以上かもしれません…。

あのデミですらですよ。


サロンシャンプーは低刺激だと考えている人からしたら意外な事実かもしれません。


でもこれは仕方のないことで、


サロンでは十分に汚れを落とせないとカラーやらパーマやらのかかりに影響を与えてしまいます。


皮膜が残留しているような状態では強い薬剤を長時間作用させなければ

効果が得られないこともしばしばありますから、

皮膜を残して強い薬剤を長時間作用させるよりは、

皮膜をがっつり落として弱い薬剤を短時間作用させた方が

相対的なダメージは小さくなるということです。


また強力なアニオン界面活性剤は毛髪に浸透して毛髪を膨潤させる性質があるので、

薬剤の浸透を早める効果があるのです。


このため、

サロンでは低洗浄力の一般的に言われる「良いシャンプー」は使うべきでないということになります。



メーカーはそれを知っているので、

サロンでは高脱脂のシャンプーを使うように指示されるのではないでしょうか。




しかしホームケアではそうではなく、

できる限り適度な洗浄力と低刺激性が肝要です。

だって毎日使うわけですからね。

高い脱脂力は全く必要ありません。


一般的に解析サイトではこの後者のほうを優先して評価されていると思うので、

サロンで必要とされるような要素なんて知ったこっちゃないのです。


僕も同様に消費者的な視点から評価しています。



現場で必要とされるシャンプーの性能なんか

現場でしか必要とされないわけですから、

そんなものは美容師がしっかり勉強して選びなさいという話なわけで…。



美容師が自分の店で使うシャンプーを選ぶ上では、

解析サイトは全く参考にならないというのはある意味間違いありません。



ですが、消費者である僕たちにとっては

参考にする分には十分有用性があると言えるでしょう。



先程も言ったように完ペキな解析は成分表では不可能です。
また美容師上がりの解析屋の多くはまともに勉強してないので
かなり適当なことも言っています。
なのでサイトを閲覧してもあくまで参考程度に留めておいて、
最終判断はしっかり自分で吟味する必要があるでしょう。





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