Shudder Log -4ページ目

Shudder Log

* このブログの内容はすべてフィクションであり、実在の人物や団体とは一切関係ありません。

だいぶ前にJaysooを貼って、せっかくなので他の人ともないかなと思ったけど、なかった。
そのかわりに、SHとAMのほうのJK。
Josoo? いつ頃だろう。
Josoo 
  
  
あとこの間のKSとLM。
LMが90年1月だからLuseopかな。
Luseop 


ついでに名前がLUだった頃のLMとJJ。
JaeU?
JaeU 

Soovinのシン←ユル。
去年の焼き直しだけど。
 
 
 ***
 
 
横断歩道にたつ僕の前に、黒い車が止まった。
後部座席のドアが開いて、大好きな声が僕を呼ぶ。
 
「義誠君」
「シナ?」
 
中をうかがうと、シンは奥に身体を引いた。
 
「乗ってけよ」
 
僕は少し驚いた振りをして、でも笑顔で答える。
 
「ありがとう」
 
隣に乗り込むと、車はまた静かに走り出す。
 
「公務だったの? お疲れさま」
「ああ。お前は?」
「例のチャリティーイベントの準備」
 
近くにいるとチェギョンは中々に魅力的で、周りに人が集まるのが分かる。
シンが惹かれるのも、悔しいけれど分かる。
 
「一人で?」
「遅くなると思ったから、先に帰ってもらったんだ」
 
無表情に見えるその顔に、僕の胸はキリ、と痛んだ。
こんな時だって、考えるのは彼女のこと。
僕が、こうして横にいるのに。
 
「シンも来れたらいいのにね」
 
そう言った気持ちは、半分だけ本当。
たとえチェギョンがいても、シンといられるなら嬉しい。
でも、半分は嘘。
二人が一緒にいるのを見るなんて、耐えられないかもしれない。
 
「忙しいんだよ。お前と違って」
「そうだね」
 
僕は困ったような笑みを作って、ちらりとシンを見る。
その横顔に触れたくなるけど、実行するわけにはいかない。
公務が終わるころを見計らって帰り、予想した通りにシンに捕まえて貰えただけで満足しなくちゃ。
僕はあくびしながら、シンの肩によりかかった。
帰り着くまで十数分。
眠ってしまうのは惜しいけど、イベントが近付くにつれて準備の疲れはたまっていた。
シンの疲れはこんなものじゃないだろうな、と思いながら瞼を閉じる。
薄れ始めた意識の中で、シンの体重がかけかえされるのを感じて、僕は安らかに夢に落ちた。
顔が映るなり、開口一番にキソプは言った。
 
『曲、聞いてくれた?』
 
俺は少し驚いて、上擦りそうになった声を飲み込み、静かに答える。
 
「聞いた。気に入ったよ」
 
キソプは笑みを見せて、肩の力を抜く。
 
『よかった』
 
いつもの、極上の笑みを浮かべて、俺の心臓が跳ねる。
 
「キソプのパートも良かった」
『ありがとう』
「歌詞も気に入った」
 
くすくすと笑いながら、下がりかけた黒縁眼鏡を押し上げる。
 
『珍しく、別れじゃない歌だよね』
 
俺は真剣な顔を作って言った。
 
「違うよ」
 
キソプの大きな目がさらに丸くなる。
 
『え?』
 
焦らすつもりで俺は黙る。
察せるなんて、もちろん思ってない。
 
『じゃあ、何のこと?』
「俺のブログ読んだろ」
 
素直に尋ねたキソプはきょとんとしたまま。
口が開いてるけど、指摘するのはやめておく。
 
「説明されなかった? ゴッホの絵、あれ、ニューヨークにあるんだ」
 
たっぷり数秒固まったキソプは、やっと意味が分かったらしく、その歌詞を口にした。
 
『星月夜』
 
俺は笑って、画面を指差す。
 
「そう、正解」
 
キソプは本当に俺の指が触れたみたいに、胸元に手を当てた。
そのまま黙って、やっぱり口は開いたまま。
 
「知らなかった?」
 
そう聞けば、こくりと頷く。
 
『聞いた気はする』
 
俺は眉をひそめようとして、失敗する。
きっと口角は上がったままだ。
 
「いい加減だな」
 
非難の言葉は聞こえてないみたいに、キソプはやっと俺を見る。
 
『そうか、じゃあ次からは』
「ちゃんと歌詞を考えて歌う?」
 
尋ねた言葉も聞こえてないみたいに、キソプは微笑んだ。
 
『この曲を歌うたびにジェソプに会えるね』
 
あの絵は好きだけど、描いたのは俺じゃないし。
ニューヨークにあるけど、俺が持ってるわけでもないし。
でも、まあ。
 
「そしたら俺は、近代美術館に行くたびにキソプに会えるってことか」
 
そう言うと、キソプはくすりと笑った。
 
『うん、絵の中で待ってる』
 
じゃあ俺は、と言い掛けて、そのまま唇を閉じた。
キソプの口の中で待ってる、とは、さすがに言えないよな。
「飛行機にしたいって言ったんだ」
 
画面の向こうで、AJは頬杖をついている。
 
「でもキソプに即効で却下された」
 
そう言うと、ニヤリと笑った。
 
『そりゃそうだ』
 
俺は顔をしかめて、真似するように肘を付いた。
 
「そうか? いいアイデアだと思ったんだけど」
『キソプなら上手くやるかもしれないけど、スヒョン兄じゃな』
「それ、俺にはセンスがないって意味?」
 
質問には答えないで、AJは口角を上げた。
 
『結局、何のモチーフにするの?』
 
俺はニヤリと笑って、ゆっくりと言った。
 
「ハート」
『やっぱり』
 
すぐに返された声は、俺の笑みよりずっと得意気で。
 
「やっぱり、って予想してたみたいに」
 
AJは当然と言わんばかりに肩をすくめた。
その仕草を、かわいい、と感じてしまった俺は、思わず咳払いをする。
幸い、AJは気付いていないようだった。
 
『予想してたよ。かわいらしいの、何気に好きだから。それに』
 
言葉を止めたAJの、先を促す。
 
「それに?」
 
少し目を細めるようにして、AJはためらいがちに言った。
 
『僕の心をKissmeにあげます、とかさ』
 
俺は逆に目を見開いてしまう。
 
「詩人だね。さすがジェソプ」
 
照れたのか、AJは画面から顔を背ける。
 
『ヒョンは言うよな、そういうこと』
「まあ、ジェソプは言わないか」
『キャラじゃない』
 
再び肩をすくめて、AJはやっと視線を戻す。
 
「ジェソプの心はジェソプのものだもんな」
 
その身体が人の都合や思惑によって動かされてきた反動で。
誰でもすぐに気に入る自分と違って、情をかける相手を慎重に選ぶタイプだ。
 
『俺だけの、ってわけじゃないけど』
 
口の中で小さく発した言葉は、けれどしっかり俺の耳に届く。
俺は笑みを噛み殺しながら、マイクにそっと囁いた。
 
「俺も愛してるよ」
 
画面の向こうで赤くなったAJは、それを隠すようにまた顔を背けた。
Elhoonにダークスーツ着てもらおう。
あとサングラスも掛けてもらおう。
よく喋って場を和ませるけど、根は真面目なHM。
なんでも器用にこなすけど、どこか抜けてるところのあるEL。
同期で警備部にも同時に配属された同い年。
で、あるとき誰かを警護することになって、警護対象の行き先の事前調査を二人でしてたら、対象を狙うグループにであって捕まってしまう。
二人は無事に脱出し、対象を守り抜くことができるのか!?っていうバディもの。
なぜかお互い苦手意識を持ってたりした二人が事件を通して仲良くなるというのでどうか。

SHはSだけど時々M。
KEはMだけど時々S。
HMがまた社内恋愛禁止って言ってたけど、自分はSHにELにキス振りして忙しかったよね。
アルバムジャケメイキングではKSにされてたし。
マネキンといちゃつくEL。
マネキンにセクハラするSH。
司会のAKI氏(金髪、90line)にセクハラするSH。
HM(だったかな?)の汗を拭くKE、割って入るEL。
カップルのキスがうらやましいとか言いながらELの肩を抱くKE。
何かと肩を抱くSoohoon。
バックハグするVinseop。
Without Youで矢を射合うHMとKS。
腹筋を見せるHM。見せないSHとEL。
ELが「理想の彼女」たるマネキンに猫耳だけじゃなく首輪を付けていたのが気になった。

後ろから抱きついて、肩に頭を乗せた。
 
「ケビン?」
 
キソプは僕の髪をなでる。
 
「制作発表、僕の分までよろしくね」
 
僕が言うと、微笑む気配がした。
そう、いつものように。
 
「分かった。大丈夫、スヒョン兄もフンミンも一緒だから」
 
頭を上げて、僕はキソプに向かい合う。
 
「ユルはキソプだけだよ」
「そうだけど」
 
きょとんとした顔で、少しだけ口を尖らせる。
 
「僕はユルは初めてだから、教えてよね」
 
そう言って笑みを作ると、キソプは僕の手を取って握った。
 
「もちろん」
 
去年の夏、キソプはユルをやって。
歌が上手くなって。
度胸がついて。
自信が出てきたみたいだった。
前に比べれば、ずっと。
 
「あーあ、僕、キソプと比べられることになるのか」
 
大きく伸びをして、僕はわざとらしく言う。
 
「それは僕のセリフだよ、ケビン」
 
今度はキソプが背中からハグしてきて、僕は前に回された腕に手をかける。
 
「演技もケビンの方がいいって言われちゃうかも」
 
演技も、ということは、歌では負けていると思っているのだろう。
シンと違って、ユルはダンスをするシーンはないから。
 
「そんなこと、あるわけないよ」
「分からないよ」
 
こんなことを言えるようになったのは、余裕ができたから。
以前なら、真剣に考えてナーバスになっていただろう。
 
「だって、キソプはユルにならなくたって完璧な王子様だから」
 
照れたらしいキソプは、僕を抱く腕に力を込める。
 
「ありがとう。ケビンもね」
 
その言葉には答えずに、僕はキソプに寄りかかる。
 
「ケビン?」
 
やわらかな声が、怪訝そうに尋ねる。
 
「どうかした?」
「なんでもないよ」
 
目を閉じて、背中に体重を預けると、心地よい重みが押し返す。
 
「ただ、こうしたくなっただけ」
 
僕の顔を少しだけ覗いて、キソプはけれど、何も言わなかった。
 
キソプはいつだって完璧な王子で。
その裏には優しすぎる心を隠していて。
努力家なのに不器用で、何かしら割を食っていて。
それが、彼の落とす影が他の人より薄い理由だったかもしれない。
 
だから、明るくなったことを。
人並みに、とまではいかないまでも、自信をつけたことを。
僕らは、僕は、喜ぶべきなんだ。

あの憂いに揺れる瞳や、不安げに肩を抱える姿が見られなくなることを。
その側に寄り添わなくてもよくなることを。
僕は寂しくではなく、嬉しく思わなくてはいけないのだ。
 
今までひとつひとつキソプが撒いてきた種を、育てた実りを、刈り取るときがきたのだから。
 
「キソプ」
「うん?」
 
腕を緩ませて振り返り、僕は再びキソプと向かい合う。
 
「ありがとう」
 
そういってキスをすると、王子は顔を赤くして僕の胸に沈んだ。

お知らせしていたThe KISSme Surveyの結果が出ました。こちらから。
第一弾ですが、第二弾は「一言で表すと」のクラウドでしょう。
で、このブログとしてはカップル人気が気になるところで。
トップ10だけ引用します。
 
1位 Elvin
2位 Soohoon
3位 Vinseop
4位 Jaevin
5位 2Seop
6位 Jaeli
7位 Hoonseop
8位 2Shin
9位 Elseop
10位 Kemaru
 
8位ランクインありがとうおめでとう。
10位、根強いね。