ラグビーの街、熱狂そして敬意。
「忘れられない雰囲気」ラグビーワールドカップ、イングランド大会。日本の第2戦、スコットランド戦の舞台となったグロスターは、古くからラグビーの街として知られているそうです。当日中継を見ていて、会場のキングスホルム・スタジアムを埋めた多くの日本ファンの中に、よく見ると赤白ジャージーや日の丸のハチマキを巻いている外国人の姿が。新聞にはここが本拠地のクラブチームが同じく赤白のジャージーなのも影響した、ともありましたしかし試合が始まると、スコットランドを応援するかけ声と歌が何度もスタジアムに響きわたります凄い、これがワールドカップ。その雰囲気はさながらサッカー・プレミアリーグのよう。これは小さなスタジアムだからか、それともスタンドとピッチの距離が近いからなのか。でもとにかく音が響くわけで、日本にとっては相当なアウェー感だったのではないでしょうか。その試合の中で、特に印象的だったのは日本のフルバック、五郎丸歩選手のプレースキックの場面でした。背番号15がいつものルーティンを始めると、スタジアム全体が静まり返る―。正直もっとワーワーするものかと思っていたので意外でした。高校野球でも守備側がピンチにマウンドに集まる場面で、球場全体が静まることがありますよね。結局試合は敗れてしまい残念でした。それでもラグビーの街が日本を認めた、敬意をみせた、そんな瞬間を見た気がしました。日本はスコットランドには敗れはしたが、1次リーグはまだ残り2戦ある。ワールドカップという大舞台で、この先も勇敢な桜の戦士たちの戦いから目が離せませんがんばろう!日本輝け、ブレイブブロッサムズというわけで、日本のプロ野球もいよいよ大詰め。ラグビー同様、こちらも最後まで熱い戦いを期待しています