小売店で働いていると、会社の方向とかターゲット層の考え方がなるほど~~と思うことがあります。
例えば小さな地域で車でないと買いに行けないところにあったら、品ぞろえは一度にまとめ買いするから大きなパックやケースで買いやすくする。
そこしかお店がないのだったら、安さ求めて時間かけてよそへ行かれる心配もないので値段は高くても売れる。
(遊園地やテーマパークが高いのはそういうことですね。)
そこへ自分のお客様が来られてる地域に大型店が進出!となるとなんとかしないとお客さん持っていかれちゃうんですよね。
なのでたいてい勉強のため、中のパートアルバイトも視察に行かされます。
どんな商品がおいていて、何が売れてるか、どんなお客様が買って行かれるか。
そのお店の周りは一軒家が多いか、マンションか、子育て世代が多いか、年金世代か。
大きな団地やマンション群が多いと子育て世代が多いので、ファミリー向け商品置いたり30~40代の層が好きそうな服とかブランド。
そんな感じで決めていきます。
最初から出店していたところは何を売ってもそこしかなかったので売れてたのですが、安いところ、嗜好のあった店が来るとそっちに流れてしまう。
そのためその店の系列など調べて向こうにはないサービスを打ち出していくのです。
向こうがファミリー層なら、単身者用、年金世代向けに特化して、簡単調理ができたり、少量のパックを用意したり。
後宅配のサービスを充実させたりとか。
それでそれぞれ違う層にアピールしてお客様に来てもらうわけです。
それでも何年かは頑張れても、向こうも対策してくるので、大きなところには勝てないこともあります。
サービス業は大変ですね。
当たればこれ以上ないっていうくらいやりがいはあるし面白いけど、外れると
小売店は対面でお客様とのやり取り、わからないところのサポートなど大切にしてきましたが、100均にお客様がいかれたり、自分で探し回らなくてもネットで注文のほうが早いので、ちょっと考える時期にはきてますね。
(特にコロナ以降)
そんなん知ってる!でしたらここまでお読みいただきすみません。
あと商品を切らさない注文の仕方。
今はポスレジで、システム内で数字挿入したらその計算式で自動で在庫管理し、発注できるようになってるから作業減りましたけどね。
納品でプラスされ、レジで購入するとマイナス。。。のはずが黙ってレジを通さず怪しからん輩がおるので、棚卸の時在庫はあるのに、実際は0。
だから発注もされず、たまに「お前のところの店、いつになったら入るんや
」ってクレームきます。
機械上数字減ってないのでそりゃ発注されません。
そんなことはお客様の知ったことじゃないので、手入力でも発注できるようにはなってるのでご安心を。
この期間でいくら売れたから、平均して1日〇個、発注して届くのに〇日かかるのでその分も掛け算、足りない分はそういうのも加味して発注します。
これもピタッとはまると超絶楽しいです。
私は1度企画もののコーナー、配置や発注をメーカーさんと任され、前年日売り上げ150%、地区内でも上位1桁を売り上げたことがあり、私はこういう裏方の仕事が大好きです。
その勤めていたところは競合地域に大型店が入り、去年退転してました。
(手芸店のことではない)
問題はそこだけではないと思いますけど、やめてずいぶん経つのでね
自分はこうしたい!っていうのも大事なんですが、周りの状況をみて、求められてないもの提供してたらつぶれるだけなので、時代を見て、今はネットもライバルなので考えていきたいですね。