『小さな魔法雑貨の作り方』テキスト本の監修 | レジン作家 kumaさんのWeblog

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ホビージャパンの「幻想クラフトシリーズ」の第5弾。

『魔法雑貨の作り方』『魔法少女の秘密のアトリエ』に続く魔法雑貨のハンドメイド本、『小さな魔法雑貨の作り方 不思議な力が宿る「魔法のお守り」編』が2023年2月2日に発売されます。

 

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この本の中で、2液性のエポキシレジンの扱い方の基本やコツ、注意点、そしてシリコンモールドの作り方、UVレジンとエポキシレジンの使い分け方について監修しました。

 

それから「UVレジンとエポキシレジンで作ることができる作品の違いが見てわかるような、なにかサンプル作品があった方がいいと思いますが、よかったら作りましょうか?」と提案させていただき、↓この作品を制作しました。

 

とにかく時間がなかったので間に合わせた感は否めませんが、なんとか雰囲気は出せたと思います。

 

 

 

コンセプトは、『愛情や情熱を害しようとする心の闇、苛立ちや嫉妬、憎悪といった誰の心にもあるダークサイドを封印しようとする心の戦い』(封印できたかどうかはわからない)、といった感じです。

 

愛情や情熱を象徴するものとして赤いバラを、心の闇を象徴するものとして毒草のトリカブトを、ダークサイドを封印しようとするものの象徴として鍵を、それぞれエポキシレジンに封入しました。

 

立体物を封入できるのが、エポキシレジンでの創作の楽しいところです。

UVレジンには立体的なものを封入するのが難しいので、その違いとして花や鍵を入れました。

 

 

 

 

 

 

また、エポキシレジンは様々な着色を楽しむこともできます。

今回はわかりやすいように、染料や顔料を靄(もや)のようにたなびかせてみました。

 

 

ピンクとパープルの染料を一緒にたなびかせることで、すでに愛情や情熱がダークサイドにむしばまれつつあるのを表現してみました。

 

 

水晶型のレジンは、水晶型に成型したあとで、カットしてシャープな表情にしました。

 

こちらで制作の様子をご覧いただくことができます。

 

 

完成した作品動画。

 

 

UVレジンと比べますと、エポキシレジンでの作品作りは、表現できる幅や技術的な可能性の差がケタ違いで、無限と言ってもいいほど大きな広がりを持っています。

 

UVレジンで満足できない人、もっと立体的な作品が作りたい人は、ぜひエポキシレジンにチャレンジしてみてくださいね。

わからないことは私がお教えします。

 

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