エポキシレジンを発熱させない工夫 | レジン作家 kumaさんのWeblog

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気温(室温)の高い今の季節は、エポキシレジンの2液を計量して、ゴムヘラで混ぜ合わせている間に化学反応が亢進して、だんだんと熱くなってくることがあります。

 

混ぜ合わせる量が合計で100グラム程度でしたら、急激に発熱することはありませんが、150グラム、あるいはそれ以上を混ぜ合わせていますと、だんだんと熱が手に伝わってくることがあります。

 

混ぜ合わせ終わったあと、気泡が抜けるのを待ってから型に流し入れるわけですが、抜けるのを待っている間にも化学反応は進んでいきますから、混ぜ合わせた液の総量と室温によりましては、どんどん熱くなっていくこともあります。

 

ですので、今の季節は化学反応が亢進して熱くなるのを前提として、濡らしたタオルを冷蔵庫で冷やしておくと便利ですよ。

 

少し温かくなってきたかな?と感じましたら、こんなふうにして容器ごと冷やしますと効果的です。

 

 

 

 

 

特に目新しい工夫ではありませんので、すでにおやりになっている方もいらっしゃるでしょうね。

 

 

ちなみに、今ちょっと大きな作品を成型していますので、上の画像のボウルで一度に混ぜ合わせている量は、主剤200グラム、硬化剤100グラム、合計300グラムとちょっと多めですが、「大きめの容器で混ぜ合わせる」ことと、「冷やした濡れタオルで容器ごと冷やす」、この2つの工夫をすることで、発熱させずに流し入れることができています。

(今日の仕事部屋の室温は30℃)

 

 

ドドドド~~~っと流し入れ

 

毎日300グラムのエポキシレジンを流し入れて層に成型しています。

今日の流し入れが3回目で、あと300グラム×6~8回程度層を重ねる予定ですので、完成した作品はかなりの重量になりそうですね。

ちなみに時計を作っています。

 

(使用しているエポキシレジンはデブコンETで、高品質ですから発熱しにくいですが、他社製品ではこうした工夫でも発熱することがあるかもしれません)

 

こちらが完成作品

 

 

 

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ゼリービーンズクロック (2011年作)