■今日から始めました、いぬみみブログ。
いろいろな雑誌を読んでいて心に残る記事や心に響く文章に出合ったとき、あなたはどうしてますか?2、3日は覚えているけどいつの間にか忘れてしまった、なんてことありませんか?
このブログは思わず隅っこを折ってしまいたくなるような記事や文章を皆さんのかわりに「いぬみみ」していきます。どうぞよろしくおねがいします。(2005年5月30日)
■今日で始めてから1週間が経ちました。まだまだ多くはないですが少しずつアクセス数が増えており、励みになります。コメントやトラックバック、よろしくおねがいします。(2005年6月6日)
世は自己流ばかりとなった。【数学者:藤原正彦さん】
6月27日の読売新聞、教育ルネサンスのコーナーより。
数学者の藤原正彦さんが自身のゴルフ体験を通して「型」の重要性を話されている。
『人間道には無論どんなスポーツよりはるかに多くの型がある。これらは子供のうちに問答無用で叩きこまれねばならないが、「個の尊重」とか「自由」の氾濫によりすっかり押し流された。その結果、世は私のゴルフのごとき自己流ばかりとなった』
基本に忠実に。型を失わないこと。プロ野球の投手は投げる時のチェックポイントを20~30箇所ほど持つと言う。足の位置、肘が出るタイミング、腕の振り、などなど。自分の型でプレーできているかを計るバロメーターといったところだろうか。
しっかり型を作り、いかにその型からぶれないか。大切なことですね。
■詳細は http://www.yomiuri.co.jp/ へ。
人生に友情という要素を入れたら楽しいはずやのに。【文化庁長官:河合隼雄さん】
ダ・ヴィンチ6月号から。
現在の文化庁長官であり、臨床心理学者でもある。京都大学の名誉教授でもあり、著書も多数。そんな河合隼雄さんの書かれた「大人の友情」という本がダ・ヴィンチ6月号で紹介されている。
「だから社会人の人たちがこの本を読んでくれてるというのは、人生がもひとつ面白くない、もの足りんなあと感じているからかもしれへんね。人生に友情という要素を入れたら楽しいはずやのに、と」
人と人の関係性について書かれる事も語られることもここ数年非常に増えた。確かに自分以外の他者との関係性=距離感って難しい。
この本を読みながら考え直す時間を持ってみ よう。
■詳しくは http://web-davinci.jp に。
仕事の不満は仕事で頑張るしか絶対解決できない。【CREA編集長:井上敬子さん】
ダ・ヴィンチ6月号より。
仕事の悩みは仕事でしか解決しない。雑誌CREA編集長の井上敬子さんが語っている。
「仕事の不満は仕事で頑張るしか絶対解決できないと思うし、恋愛の悩みはその恋愛とちゃんと向き合って、うまくいくにせよ、いかないにせよ、最終的な結論を出すところまでギリギリやらないと、結果も得られない」
100%同意です。
■詳しくは http://web-davinci.jp に。
こだわる気持ちが大事です。【理化学研究所主任研究員:大森整さん】
週刊エコノミスト5月31日号の問答有用のコーナーから。
電解インプロセスドレッシングという研削法を発明した、理化学研究所主任研究員の大森整さんがインタビューで答えている。
『「自分はこれがやりたい」「これをやってみよう」とこだわる気持ちが大事です」
失敗する、成果が出ないというのはある意味では日常であり、いかに立ち位置を変えないで、あきらめずこだわり続けるのか。
失敗の連続の中から世界的な発明を生み出した大森さんの言葉から学ぶことは多い。
みんな判ってはいるんですけどね…。
官僚組織がはびこるようになってしまいました。【ソニー株式会社次期CEO:ハワードストリンガー氏】
プレジデント5月16号のスペシャルレポー トにソニー株式会社次期CEO、ハワード・ストリンガー氏へのインタビューが掲載されている。
ソニーといえばカンパニー制、執行役員制など次々に新しいコーポレイトガバナンスを生み出してきた会社だ。業績低迷、目標未達とはいえソニーはやはりソニーである。そのソニーの次期CEOからこんな発言がなされるのは驚きだ。
「こういった組織では、非常に多くの報告書が作成されるようになり、結果的にそれをつくるための官僚組織がはびこるようになってしまいました」
業績の拡大に伴い組織が大規模化することはある意味では避けられない。それが市場からの要求であればなおさらである。問題はそのように大規模化した組織の中どのように緊張感を維持し、意思決定を早くするか。
いろいろ思うところの多いインタビュー記事です。
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人作りは手作りです。【すかいらーく最高顧問:横川端氏】
日経ビジネス6月13日号、有訓無訓より。すかいらーく最高顧問、横川端氏の言葉。
「人作りは手作りです。最初の段階でとことん夢を語りかける。すると、創業の精神が遺伝子となって人に宿り、育ち、次の世代へ引き継がれていく」
会社には確かに遺伝子が存在する。それは創業の遺伝子のような優性遺伝子?もあるだろうし、あまり好まれない劣性遺伝子?もあるのだろう。そもそも悪い遺伝子=悪い習慣ほど伝播しやすいものだ。
そんな時にメッセージ性の強い言葉を持つ、優性遺伝子の持ち主が熱く語りかける。ファミリーレストランという一つの業態を作り上げた同社の底知れないパワーの源がその「人作り」のプロセスにある。
いやぁ、やっぱり強い会社には強い理由が絶対にあります。
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その場しのぎの仕事でも取りたくなるが、それはガマンした。【ウェブドゥジャパン社長:小渕宏二氏】
驚異的なペースで売上、利益が拡大している会社がある。
株式会社ウェブドゥジャパン。携帯サイト検索のクルーズを 運営してる会社で設立4年。まだ若い会社だが社員100人、売上は10億円。業績は急拡大している。若き社長、小渕宏二氏へのインタビューが週刊ダイヤモンド5月21日号、起・業・人のコーナーに掲載されている。
小渕氏はPC販売会社から独立、携帯電話コンテンツ事業の会社を設立したもののなかなか上手くいかなかったらしい。以下はその時の状態を語った言葉だ。
「苦しいとつい、その場しのぎの仕事でも取りたくなるが、それはガマンした」
言うは易し、行うは難し。素晴らしいです。
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なにか見つかるかもしれないからやれるところまでやってごらん。【原孝事務所代表:原孝氏】
昨年の流行語大賞にノミネートされた「ニート」。学生ではなく、また仕事に就かず、職業訓練も受けていない人たちの総称だ。その数は80万人とも85万人とも言われ、深刻な社会問題になりつつある。
週刊ダイヤモンド6月4日号でニート関連の特集が組まれている。
その中で原孝事務所代表の原孝氏がこのように述べている。
『ニート現象は「中途半端を許さない」日本社会の反映である。「なにか見つかるかもしれないからやれるところまでやってごらん」。この言葉からスタートすべきだろう』
中途半端でも良いからまず挑戦すること。そして仮に失敗しても再挑戦の場が必ず与えられること。活力ある社会とはそういう循環が機能する社会を言うのだろう。
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企業は固定化し、変わらなくなったら駄目です。【キッコーマン会長CEO:茂木友三郎氏】
日経ビジネス「有訓無訓」に掲載されたキッコーマン会長CEO茂木友三郎氏の言葉。
「どんな賢人もあまり長く(社長を)やりすぎると澱むものです。企業は固定化し、変わらなくなったら駄目です」
創業80年近い企業のトップの言葉だけに説得力がある。世襲制を含め様々な批判もある日本のトップ人事。今春もいくつか話題になったトップ交代があったが、要は緊 張感なんだと思う。社員にもトップ自身にも緊張感を与えること。安定の中にあって成長を持続する一つの秘訣なのだろう。
挑戦しつづけること。その中で強者はさらに強者になる。そんな気がした。
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競争に勝つことは、自らの存在価値のよりどころとはならない。【一橋大学教授:野中郁次郎さん】
日本経済新聞、やさしい経済学より。
知識社会と企業という連載の中で野中郁次郎一橋大学教授が企業の存在価値について記載している。
『他社との「競争に勝つ」という相対価値は、自らの存在価値のよりどころとはならない』
企業は何のために存在するのか、企業にとっての絶対価値とは?
最終的な目標は「利潤最大化」であるのかもしれないが、何をして利潤を最大化するのか?、どのようなプロセスで利潤を最大化するのか?このあたりのビジョン共有無くしては仕事はあまりにもつまらない。
それぞれの企業においてこのビジョン共有がどの ようになされているのか、非常に興味がある。
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■日本経済新聞縮刷版の案内は http://www.fujisan.co.jp/pub/2794/ へ。
