「善良で健全なる国民の皆さん
悪が滅び正義が必ず勝ち、正直者だけが報われる国家を維持する為に、今日もマリアの裁きが下されます」


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全5巻
524円+税
2007年5月7日、第1巻発行
集英社
現在、絶版。



前作「昭和不老不死伝説 バンパイア」の続編になります。



あらすじ

2014年、日本は十文字篤彦が創設したマリアを神と崇めるマリア会の革命で軍事国家へ。

マリアが死の際に産み、肉体と記憶を受け継いだ神《本田マリア》は昇平と平穏な生活を送っていたが、阿南将軍率いる“マリア会革新派”の権謀により神の座を追われる事に…
将軍の目的は彼女を捉えての不老不死研究。
そして本田マリアを神とする原理派と、神としない革新派に分かれたマリア会の内部闘争に巻き込まれる…



内容は悲惨な未来像とサスペンス性、ストーリー展開が素晴らしく、流石、徳弘正也先生!と言ったところ

世界観も素晴らしく、徹底した管理社会や宗教色が強い点は真女神転生2の世界観に似てるかも。



象徴的なシーンを幾つか

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ギャグも相変わらずですw


前述しましたが、この作品は話の展開やサスペンス性が素晴らしいので、後期の徳弘正也作品が好きな人にはオススメです!

今の日本も決して良い状況ではありませんが、この漫画で描かれる日本も決して理想的とは言えません。やはり人が目指す道は中道なのでしょうか…