刺青和彫 6 | 黄色い涙〜Storm〜

黄色い涙〜Storm〜

出会いに感謝♡
黄担当で大宮をひどく拗らせてお話書いてます(。-ㅅ-。)
はじめましての方はテーマ→蓮のトリセツの必読を!


物語の最初はこちらです







先にこちらをお読みください














※妄想中







6 和也






暴走 ━━━



「えっ////」


智兄のいま…唇が触れ…た?

なんで?

どういうつもりで

そんなことするの?


また

ハラハラと

バカみたいに

止まらない涙が

溢れる


好き…

好きだよ…


「なぁ?どうした?」


僕は

フルフルと

頭をふり


「何でもない」


"好きなの…"


「何でもなくないだろ?」


フルフルと頭をふり


"気づいて欲しい…"


そう思うのに

気づかれては

いけない…


僕は

智兄と向かい合わせに

抱きつきなおし


智兄の首に

腕を回して

ぎゅっと

抱きつきいた


ら…


お風呂上がりもあるけど

同じ石鹸を使ってるというのに

首すじから

いい匂いがする


泣きすぎた僕は

垂れる鼻水を吸うように


すん

すん


と、智兄の匂いを嗅ぐ


さらに

ぎゅっときつく

抱きつくと

智兄が


「ちょっと///まっ、て」


僕を剥がそうと

脇に手をつかれたから

また

ぎゅっと抱きつくと


ごりっと

僕の下半身に

硬いものが

当たって


あ…もしかして?

智兄の?


智兄は

僕がそれに

気づいたことに

焦ったのか


「や、これ…はっ!」


また

離れようとしたから

僕は

勢いのまま

智兄の唇に

自分のを

くっつけると


ガツッンと

唇同士が

くっつくというより

歯と歯とが

当たる勢いになってしまった


「痛っ…」


「あっ…ごめっ///」


僕は何をしてるんだ

途端に

自分がしてることが

恥ずかしくなって

自分から

智兄の上をどこうとすると


僕の後頭部に

智兄の手が触れ


「えっ!?」


智兄が

顔の角度をかえて

さっき

勢い良くぶつかってしまった

唇同士が

当たる…


と思って

ぎゅっと目を瞑ると


さっきとは

違う

優しく柔らかいのが

チュッと触れ


あ…離れる

と思ったら


何度も

何度も


唇が重なり

その気持ち良さに

僕は夢中でそれについていった









続く







次は和子ちゃんのお部屋

11時26分