刺青和彫 プロローグ | 黄色い涙〜Storm〜

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細かい詳細は
下記記事をご覧ください。
たくさんの方に参加いただいてます照れ
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※妄想中








プロローグ 





和也*




━━━ 大正時代





明治以降、【吉原遊郭】は政財界の社交場となっていたが芸者街に移っていき【吉原遊廓】は次第に縮小を余儀なくされていた。


そんな時代でも、生まれも育ちもこの吉原。身寄りの無い孤児…なんてやつはたくさんいた。


吉原が景気盛んなとき引手茶を間借りして【蔦屋】という、いまでいう[書店]が開かれた。そこの主は子どもに恵まれず、孤児を二人引き取り育てていた。


その【蔦屋】では"洒落本"や"春画"、"番付"に"浮世絵"が販売されていて。腕を見込まれときに身体に"刺青"も彫ってくれていた。



そして…かの有名な《伝説の遊女》の美人画を少しだけ取り扱っていた"画商"でもあった。


【蔦屋】の主が亡くなったあとの時代


これから始まる物語は何不自由なく慎ましやかに暮らしていた血の繋がらない兄弟のお話である。















智「大丈夫か?」


和「んっ…」


智「いくぞ?」


僕はコクリと

うなずいた


和「あっ…くっ!」


智「ちゅっ…」






さっきまで

交わりあっていた

濃い青臭い匂いが漂う部屋


床の上に

少しだけ分厚い布団が敷かれた部屋

智といつも交わりあう部屋に

仕事道具を持ってきてくれている


僕の身体の右側に墨を彫る

胸下から脇腹にかけて

消毒液に含まれた布で

綺麗に拭かれた


いまからその場所に彫ってもらう


智と同じ絵柄

左内ももに描かれてる

スミレを…





※ララァさんのお写真




"これはお前のことだ…"


そう言われてから

智に彫ってもらいたかった


ここまでくるのに

すごく、すごく

時間がかかったけど…



和「んっ…あっ」


智「和…」


和「な…に…ンッ」


智「痛いのはわかるが、あんまりエロい声だすな」


和「///そんなつもり…あっ///ないよ…んっ」


痛みを我慢してるとついでてしまう声

どうしょう…

そんなこと言われたなら


立ってくるじゃんっ!////


それをみて

智がニヤリと笑ってくる


そうそう

なんで

彫る場所が右側の胸から脇腹かって?


それはね……………










続く









次は和子ちゃん

11時26分