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リラックスブログ

リラックスリビングのショップ内外で起こる事を、気ままにのほほ~んと綴るブログです。


昨日は慈光院で年に一度のお祭りの石州忌、正確に言うと

「開山玉舟和尚並びに開祖片桐石州毎歳忌法要」が執り行われました。

お二人の命日が近いこともあり、毎年10月の第3日曜に行われ、

日本中から石州流の方々が集まります。

これはお献茶に使われる台子とお道具です。

今年の奠茶は薩摩石州会の先生がご担当されました。


本堂でお献茶と法要を待っているところ。


にぎにぎしい五色の幕がなんだか好きです(笑)。

一昨年だったかに西本願寺に大きな五色の旗がはためいていたのにわくわくしたもんな…。


これはぼくたちが担当した濃茶席の広間床に掛けてあったお軸。

狩野探幽三幅対のうち「竜田」。

こっちは茶席床の松花堂昭乗画、大徳寺147世玉室宗珀和尚賛のお軸。


お点前に使われたお道具もなんだかすごいのばかりだったのだけど、

そういうのをさらりと出して皆に使わせるのが先生の凄いところ。

ぼくの持ち物だったら他人に使わせるのが怖いもの…。

人間の器が違います。

昨日は暑かったので単衣の着物でお運びしましたが、

それでも汗びっしょりになってしまいました。

来年はどんな石州忌になるのだろうか今から楽しみです。


11日(日)は生駒高山の竹林公園であった「高山竹あかり」というイベントを観に行きました。

竹を使ったオブジェやオカリナのミニコンサートを観てお抹茶もいただく。


静かでいいイベントだとは思うのですが、数年前まであったコンサートがなくなったのは惜しい。


13日(火)は前から行ってみたかった生駒山のかなり高いところにあるグリーンテラスへ。

奈良盆地を見渡せる絶好のロケーション。

なんだけどなぜかこのテラスは食後のお茶を楽しむ場所で、食事は下の建屋で。


食事中は眺望なし。うーむむむ…。



食後は「奈良・町家の芸術祭 はならぁと」の宝山寺エリアを観に行くついでに宝山寺参り。

正月の初詣の時は凄い人なので閑散とした境内に入ると別のお寺みたいでした。


そしてケーブル駅の近辺の数か所でアート作品の展示。

ちょっと商店街のシャッターへの落書きみたい。


こんな立体作品もあって子供は興奮して観ていました。

いくつかお気に入りの作品もあって見ごたえありました。


そして火曜日の〆は秋篠の森月草であった内田輝さんのクラヴィーコード演奏会。

何度か杉謙太郎さんの花会で聴いたことがありますが、1時間半の演奏は初めて。

かそけき音は外の虫の声と混ざり合い、ろうそくの灯りだけの室内でひっそりと響く。

なんとも味わい深い秋の夕暮れを楽しみました。


そして14日(水)はお客様の屏風絵の展覧会を奈良文化会館に観に行き、

知りあいの陶芸作家さんの個展を五風舎さんに観に行き、

そのまま大阪長居のギャラリーキットハウスさんにこれまたお客様の画家さんの個展を観に行き、

ちょっと仕事もせねばな、とACTで開催中の「リビング&デザイン」に脚を運ぶ。

でもあんまり小売店には関係ない展示内容なんだよな…。


そして最後は中之島BANKSであったFLOSとヤマカワラタンの合同発表レセプションへ。

なんかおされな業界人が集まっていらっしゃってちょっと場違いな感じ。


と思ったら知り合いのFさんがDJしていた。

そういえば去年も彼とこのレセプションに来たのだった。


そそくさと会場を後にして黄昏の川べりはいい雰囲気でした。

奈良にもこんなおされな場所ないかなぁ…。



先日個展をしていただいた佐々木要子さんが滞在する亀岡のウリズン山荘を訪問しました。

慈光院に先生と閑栖和尚をお迎えにあがり、3人で訪問。

京都縦貫道路千代川インターからほど近いところなのですが、山奥なので迷う(笑)

こちらが母屋。

お手作りのお料理を皆でいただき、いろいろなお話に花が咲く。

食事の後はご主人に広大な山荘内をご案内いただく。

こちらは陶器製作のアトリエと隣接する登り窯。


主宰しているのが陶芸家の方なので本格的な窯がある。


そして武道場としてもつかわれる離れ。

ここで武道和良久のお稽古を積まれているそう。

ベルギー人のご主人に簡単にレクチャー戴きましたが恐ろしく強いことはよく分かった(笑)。


そして最後はその和良久や合気道の開祖とも関係の深い大本へ。

ここのギャラリーにある出口王仁三郎の「耀碗」が観たかったのです。

お茶碗は大本聖師の作にしては意外と小ぶりで色も可愛くて予想外な感じ。

どっちかっていうと出口直日3代教祖の作のほうが欲しいな(笑)。

雲ひとつない秋晴れの中、森と聖域の清らかな空気を味わいつくした一日でした。






上田宗箇流のお茶をされているお客様からSNSを通じたご紹介があり、

昨日、リラックスリビングの駐車場にて「雲天庵(うんてんあん)」でのお茶会をしました。

ご亭主は鴨茶で有名?な爲さん。

1トントラックにお茶室が積んである(驚)。

中は台目の点前畳と一畳半の客席。

天井高さは120cmほど。

ちなみに上の部分は寝床になっているそう。


遠くブータンの地から持ち帰られたという大日如来の曼荼羅をお軸に。

掛け軸にある風帯は仏画の前に垂らす薄布を束ねるためのものではないかとのお説でした。

なんとなく正解な気がする(笑)。

お軸前の円筒はありがたいお軸を納める経筒。


さっそくお点前が始まる。

お茶の味にとことんこだわられる爲さん。

棗はお点前に使うだけで、実際には密封缶から汲んでその場で漉す。

漉して時間がたつとお茶の粉が酸化して風味が落ちるので理にかなった方法だと思う。

あんまり人前で見せる感じじゃないけど…(笑)。


ごく普通の「甘い」濃茶をいただいた後、

お茶本来の味ではないかとおっしゃる苦みのあるお茶をいただく。

いつのころからかお抹茶は「甘さ」を追求するようになって、

生育方法や肥料などもどんどん手間がかかっているらしい。

それをあえて避けて作られた原種に近いお茶。

これまで飲んだどんなお抹茶とも違う衝撃の味。

でもこれがもしかしてお茶のほんとの味なんじゃないかな、と思う。

苦みで体が清まるような味。

お茶が嗜好品ではなく薬効を求められていたころの味。

そしてお菓子も手ずから育てたサツマイモをふかし、茶巾で絞った「だけ」のもの。


ちょっと写真がハレーションしててすみませんが、これが美味い!

うらごしもせず、砂糖も使わず、ただ茶巾でひねっただけなのに…。

なんかお点前とか作法とかとは違う「お茶」の原点について考えさせられるようなお茶会でした。

席をご設定いただいたお客様、爲さん、ありがとうございました。



室生は旧室生村で今は宇陀市室生、曽爾は今も宇陀郡曽爾村。

いずれも奈良県の北東部に位置するのですが、

生駒からするとずいぶん南のほうです。

昨日は定休日ということで、前から手配していたチケットを持って曽爾村へ。

メインイベントはあとで出てくるとして、そんなに遠いところまで行くのにもったいないので

またしてもスケジュールを詰め詰めにして出かけました(笑)。

最初に向かったのは西国三十三所観音霊場第八番真言宗豊山派総本山長谷寺。

普通には大和の花の御寺長谷寺と言う(笑)。


仁王門をくぐったところからいきなり登廊。

脚の弱い人はここでもう挫折するに違いない(笑)。

お寺のことを「○○山」ということの意味を理解する。


で、花のお寺ということなのだけど、今はこれといっためぼしい花がなく、

それでも境内のあちこちに彼岸花が咲いていました。

これは紫陽花との珍しい競演。

よく紫陽花がまだ残っていたもんです。



長谷寺を出た後は次の目的地に行く途中に大野寺に寄り道。

ここは枝垂れ桜がとてもきれいだそうですが、

何といっても宇陀川の対岸にある弥勒磨崖仏で有名です。

長年の風雪でかなり剥落が進んでいますが、なかなか立派な仏様でした。



そして次に向かったのがメインイベントのひとつ、室生山上公園芸術の森。

その存在を知ってから一度は行きたいと思っていたところです。

山奥の(たぶん)棚田跡を使って作られた「世界的に有名な彫刻家ダニ・カラヴァン」さんの作品。



幸か不幸かこの日は10周年を記念しての「室生天地人の祭」芸術祭の日でした。

夕方から上演される音楽舞踊劇のリハーサル中。


こーんな「天文の塔」などもあってなかなか面白い見どころがあるのですが、


夜の燈火会のためのキャンドルが並んでたりしてちょっと残念。

素のままの作品が観たかったなぁ…。

しかしこんな山奥にこんな「芸術」を作っちゃうなんて、どうも「助成金」などの怪しい臭いがする(笑)。


で、最後のメインイベントに行く前にもひとつ寄り道して室生寺へ。

(しかし寄り道多いなぁ…・笑)


ここもまた石段につぐ石段。

奈良のお寺巡りっていい運動になります(笑)


そしてようやく本日のメインイベント。

特設ステージの野外コンサート!

じゃなくって…。

(これは付属の屋台村でのミニコンサート)


曽爾村健民運動場で行われた維新派公演「トワイライト」だ~。

左に見えるのは鎧岳、通称屏風岩。


維新派もその存在を知ってから一度観たいと思っていたがなかなか機会を得ず、

ようやく今回観に行くことができたのです。

ひろ~い運動場を舞台に繰り広げられる前衛?劇。

登場する人たちは縦横無尽に舞台を駆け巡り、唄い、語る。



その言わんとすることや話の筋や意味やらはよくは分かりませんでしたが、

むっちゃよかったです!

こんな「演劇」あるいは「芸術」というものがあったのだ。

ぼくにとって全く新しいカテゴリーの体験をしたという感動。

これは癖になりそう。

ただ、事前に聞いていたとはいえ日が落ちてからの高原の冷え込みは半端なかったです。

もうちょっと自然条件の厳しくないところの公演があったらまた行きたいな。

でも今日なんか雨の中でやってるんだろうからそれを思えば超ラッキー。

いったい何km歩いたのか分からない一日でした。



アラビアデザインデパートメントに所属するヘイニ・リータフタと

NASAやボルボなどでも活躍するヴィータサロ ユホがデザインし、

京都の職人たちの技で作った風呂敷です。


風呂敷だけでもとても美しいのですが、北欧食器に合わせると映える!


風呂敷だけに使うのはもったいないので、普段はテーブルクロスやランチョンマットとしても活躍しそう。

綿100%なので自宅で洗えるのも魅力です。



スペインに在住されて25年になられる佐々木要子さんの個展を2階ギャラリーで開催します。

東京藝大を卒業後、スペイン大使館給費生としてスペインに留学。

その後、スペインの美術館や画廊を中心に作品を発表され、

日本では埼玉近代美術館でのグループ展や、長野駒ヶ根高原美術館での個展など、

立体からドローイングまで幅広い創作活動を行っておられます。

作品はスペインの大学、市庁舎、駒ヶ根高原美術館などに収蔵されています。

このたびご縁があって一時帰国中の間に当ギャラリーにて個展をしていただくことになりました。


和紙にコーヒーや麦茶などを浸潤させ、アクリルマーカーやペンで描きこんだ独特のマチエール。


方形にとらわれない自由な形。


離れて観て、近づいて観て、印象の変わるドローイングたち。


いろいろな抽象画を観てきましたが、どんな作家のものとも違う独特の表現です。

描きこまれた細線やにじんだ墨などが交錯します。


それでいてうるさくなく静かな空気を纏っている絵は畳の空間にも溶け込みます。


会期は22日(火・祝)まで。

お近くの方はぜひ脚をお運びくださいませ。



昨日、台風が直撃する恐れもあった中、久しぶりに京都にお出かけ。

ここは昨年改装なった橋本関雪記念館の庭園。


きれいにまとまった名庭です。

以前来た時にはあまり手入れが行き届いていなかった気がしましたが、

今回は雨もあってかいい風情でした。


かつて間雪のアトリエでもあった存古楼にはロバート・クシュナーの布絵。

ちょうど風も具合よく吹いていてゆらめく作品を堪能できました。

今、昨年新築されたMUSEUMで個展中(~27日)です。



そのミュージアム2階のテラス正面には大文字の山。

館の人によるとこのロケーションにいち早く目をつけた某旅行社が

送り火の日に特別イベントを企画して満員の盛況だったとか・・・。



昼食は漬物の老舗 近為(きんため)のお茶漬け席でいただく。

京町屋の中庭もきれい。

お漬物でいただくおいしいご飯は何杯でも食べられる(笑)。。

日本人に生まれた幸せを実感できるお昼ご飯でした。




それから上七軒にある老舗和菓子店 老松へ。

上七軒には初めて行ったのですが、祇園とは違って人もすくなく風情があります。


それから骨董店 幾一里でやっている内田鋼一の個展を覗き、

大好きな書店 恵文社一乗寺店でお茶を飲んだりしつつ、

最後は清水にある焼き物屋さんに。

相変わらず辺りは外国人観光客を中心にいーっぱいの人・人・人。

それでもお目当ての作家さんのぐい呑みなどゲットして帰りました。

なかなか充実した一日でございました。



そして今朝一番には先日のテレビ出演時にクイズになっていた「もの」を確認にくろんど池へ。

どこかひょうきんな恐竜?ボートが係留されていました。


今日は8月27日(木)17:58~18:54放送予定の「ゆうドキッ」の収録でした。

ミュージシャンのキャラメルパッキングさんが県内のさまざまなスポットを歩き、

地域の人とふれあうコーナー。

月1回の「キャラメルパッキングのうぉ~きんぐ」という特集です。

てことはぼくは「地域の人」なんだな(笑)。


左のかどやんと右のタロー君。

ミュージシャンというのに漫才コンビのようにぼけてつっこむ(笑)。

タロー君には「おとうさん!」なんて呼ばれるし、

どんなふうに編集されるのか楽しみです。



で、なんで浴衣を着ているのかというと、お抹茶体験の仕込み(?)なのでした。

ひとしきり1階の商品の紹介などをした後、

2階に移ってお茶をお点てする段取り。

そんなのふらっと立ち寄ってできるわけないがな、というつっこみはおいておいて…。

いかにもテレビ的な展開でお茶をお点てしました(笑)。


二人ともお茶の初心者ということでいろいろとえらそうにレクチャーしたりして…。


収録後は記念撮影。


最後には制作の方も交えてお茶のことなどちょっとご説明。


なかなか礼儀正しくて素直な子たちでした。

(ほんとに自分の娘とほぼ同い年なんだもんなぁ。)

すっかり自分がおじさんになった気分です(まさにおじさんなんだけど・笑)。

1時間番組のうちたぶん2分くらいの登場になると思いますが

見られる地域にお住まいの方はどうかご覧くださ~い。

(どんな編集になってるかが怖いけど…。)


昨日は奈良市であったお盆の行事を見て回りました。

ちょっと腹ごしらえに蕎麦を食べていて慰霊祭や花火は見損ねる。

かなり手ぶれしていますが、浮見堂から大文字送り火はきれいに観られました。


続いて春日大社の参道をせっせと歩いて中元万燈籠へ。

せっかく来たのだから有料の拝観コースを巡る。

全てに違った意匠の透かし彫りがほどこされ、延々と続く燈籠は幻想的。




そしてまたてくてくと歩いて東大寺大仏殿へ。

こちらでは万灯供養会。

大仏殿前を埋め尽くした灯篭のゆらめく炎が美しい。


大仏殿内では読経が響き渡り、荘厳な雰囲気です。

やっぱり奈良と言えばなにはともあれ大仏ですねぇ。


総距離約7キロを歩いて結構脚にきました (>_<)。

来年観光される方はぜひ歩きやすい靴でどうぞ。