昨日は慈光院で年に一度のお祭りの石州忌、正確に言うと
「開山玉舟和尚並びに開祖片桐石州毎歳忌法要」が執り行われました。
お二人の命日が近いこともあり、毎年10月の第3日曜に行われ、
日本中から石州流の方々が集まります。
これはお献茶に使われる台子とお道具です。
今年の奠茶は薩摩石州会の先生がご担当されました。
にぎにぎしい五色の幕がなんだか好きです(笑)。
一昨年だったかに西本願寺に大きな五色の旗がはためいていたのにわくわくしたもんな…。
これはぼくたちが担当した濃茶席の広間床に掛けてあったお軸。
狩野探幽三幅対のうち「竜田」。
こっちは茶席床の松花堂昭乗画、大徳寺147世玉室宗珀和尚賛のお軸。
お点前に使われたお道具もなんだかすごいのばかりだったのだけど、
そういうのをさらりと出して皆に使わせるのが先生の凄いところ。
ぼくの持ち物だったら他人に使わせるのが怖いもの…。
人間の器が違います。
昨日は暑かったので単衣の着物でお運びしましたが、
それでも汗びっしょりになってしまいました。
来年はどんな石州忌になるのだろうか今から楽しみです。