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両親の老いについて 

また私が面した老いについて綴っています。

 

 

過去記事はこちらからどうぞ

 

老いを生きる 目次

 

 

 

私 ここ数年

高幡不動のあじさい祭りに行ってます。

 

 

初めて行ったのが2014年。

 

父が皮膚炎で人生初の入院をして

母と一緒にあじさい祭りに行き

 

(母に認知症の症状が出ているんじゃないか?)

 

と感じたのも その帰りのバスの中だった。

 

 

 

ちょうど 5年前の記事。

 

老いを生きる(1) 両親の老い

 

 

「老いを生きる」は

5年前の今日から書き始めてたんだなぁ。

 

 

 

3年前の2016年は

あじさいの時期の6月に母が倒れて入院。

 

一時 死を覚悟するような事態にもなって

この年は高幡には行けなかったけれど。

 

入院していた病院の庭に咲いていたあじさいを

母の車イスを押しながら一緒に見たっけ。

 

 

老いを生きる(22) 還す時間

 

 

 

先月八王子に行った際は

父と一緒に高幡のあじさい祭りに行ってきました。

 

 

最初は父

 

「仕事があるから行けない。

 恵理子 1人で行っといで。」

 

と言ってたんだけどね。

 

(父は注文紳士服の縫製をしています)

 

 

その前に 

父が抽選で当たったというペアチケットで

市内ホテルのランチビュッフェに行ったのね。

 

 

 

 

(高幡に一緒に行って あじさい観れば

 もっと気分転換になると思うけどな~)

 

と思いつつ 私は何も言わなかったの。

 

 

 

 

なんか 父

美味しいお料理を食べてるうちに

段々気が変ってきたようで

 

「やっぱり…

 一緒に高幡行こうかなぁ」

 

と言い出した。

 

 

 

「さっき言ってた仕事って期限が決まってるの?」

 

と聞くと

 

「いや 冬物だから

 『来年でいいですよ』ってお客さんには言われてる」

 

だって 笑

 

 

父はこの前日が病院の日で

まる1日仕事を休んでたんだよね。

 

だから 2日連続で仕事を休んで

しかも ランチに行って 

その上 あじさいも観に行くことに罪悪感があったよう。

 

 

 

 

アイスは全種類制覇てへぺろ げふっDASH!

 

 

「いいや。今日も休んじゃおう!」

 

デザートを食べる頃には

すっかり高幡に行く気になっておりました。

 

 

 

 

私も過去散々

この”休んでいてはいけない罪悪感”があったから

父の気持ちもわかるんだけどね。

 

 

でも 3月に無理して仕事を仕上げて

自分が倒れる なんてこともあったしね。

 

老いを生きる(46) 優先順位と身体からのサイン

 

 

「必死に仕上げて『着るのは冬』って 

 なにそれ 笑える爆  笑

 そうだよ。行っちゃお 行っちゃお!」

 

って。

 

 

「だよなぁ〜」  父も笑ってた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あじさいは全体的には咲き終わりだったけれど

まだまだ見頃の変わったあじさいもあって

ひとまわりしたら

 

「やっぱり来てよかった」

 

と父。

 

 

 

自分で休む

ペースを落とす

リフレッシュして楽しむ

 

にはまだ戸惑いがあるようだけど

罪悪感は少し解けたみたい。

 

 

 

体力も 歩く速度もすっかり落ちて

以前は山の上の方まで一緒に

あじさいを観ながら歩いたけれど

もう このひと巡りで充分。

 

でも こうして

またここに来られたことが幸せだもんね。

 

 

 

 

今日は父の82歳の誕生日。

 

 

ここ高幡不動は

八王子祖母の実家の近くで

幼かった父はこの辺りを

庭のように駆け回っていたそう。

 

 

歩きながら 

そんな話も聴きながら

 

お不動様も 

おばあちゃんも そしておじいちゃんも

ずーっと見守ってくれているんだなって思いました。

 

 

 

 

 

老いを生きる(49)幸せ妄想力

 

 

 

 

 

魂響書占 たまゆらしょせん 恵理子