３年前
実家がある八王子に行った際
祖母の親友で
私自身もとてもお世話になった
ご近所だったおばさんに会いに行きました。
この時 別れ際におばさんと約束したの。
「また きっと
八王子に来た時に会いに来てね！」
と言ったおばさんに
「はい！」
って。
今年になって 私は
自分との約束を守ることを意識していて
ほんのちょっとの約束も実行に移す
をやってみています。
先日 八王子に行って
街中に出る用事があった時
おばさんの家の近くを通ることになって。
一旦 通り過ぎたものの
３年前にしたこの約束を思い出し
やっぱり「よし！」と思い立ち
おばさんの家に寄ってみたの。
対応してくださったのは
おばさんの息子さん。
おばさんはご存命でした。
よかった！
でも 今は
市内の施設に入られているとのこと。
当時は私と面識がなかった息子さんも
素性の説明で
私が通り向こうに住んでいた
おばさんと仲良しだった祖母のの孫娘だと把握してくださり
おばさんの今の状態や入居施設の場所など
教えてくださいました。
お話によると おばさんは
身体の具合は良いけれど
認知症が進んでいるから
もしかしたら会ってもわからないかもしれないと。
それから ご本人
歳をさばよむんだけれど
本当は９５歳なんだと 笑
昼間なら面会可能だというので
その日のうちに
おばさんがいらっしゃる施設を訪ねてみました。
３年前は私が名前を言っただけで
「まぁー！えりちゃん！？
えりちゃんなの！？」
とすぐに私をわかってくださったおばさん。
でも 今回はわからなかった。
それでも 祖父母のことなど
昔のことはよく覚えておられるようで
「横倉」
「洋服屋」
「おじいちゃんとおばあちゃん」
などのワードを出すと
ぱぁっと表情が明るくなり
「横倉さんのおじいさんとおばあさん！」
「まぁー懐かしいわぁ！！」
と顔をほころばせていました。
私が子供の頃に住んでいた家のことも
場所も 様子も はっきり覚えてらして
「向こうの通りの洋服屋
横倉のおじいちゃんとおばあちゃん
私はその孫のえりこです」
「おばあちゃんに連れられて
小さい頃から
よくおばさんの家におじゃましました」
「保育園の行き帰りに見送ってくださったり
おばさんの家でお団子作って
縁側でお月見させてもらったんですよ」
などと言うと
「ええーーっ！？ お孫さんなの！？」
「そうだったのねえぇ」
と涙を流して喜んでくださって。
違う話題に話が飛んで
しばらくすると またおばさん
「えーと… あなた… お名前は？」
と聞かれ
「横倉の洋服屋
おじいちゃんとおばあちゃん
私はその孫の恵理子です」
「ええーっ！？
横倉さんの！
お孫さんなの！？」
と驚き 涙。
私の手を握ったまま
このくだりを５回ほど繰り返しました。
その都度
初めて聞いたかのように新鮮に驚いて
握った手をぶんぶん振って
それはそれは喜んでくださっているのがわかって。
だから 私 ５回共
同じ繰り返しがすごく嬉しかった。
「あなたを通して 私は今
横倉さんのおじいさんとおばあさんに会っているんだわ」
「おじいさんとおばあさん
本当にとっても優しい人でねぇ～」
「嬉しいわぁ～
なんて懐かしいんだろう」
「今夜 夢に見ちゃうわあー」
そのおばさんの言葉が私も本当に嬉しくて。
私のことは
”えりこ”だとはわからなかったけれど
どうやら 祖父母に孫がいたことも
記憶からはなくなっていたようだけれど
それでも すっと
私が祖父母の孫だと受け入れてくださって
私のことはわからないのに
存在自体でこんなにも喜ばれるなんて…
こんな経験も初めて。
ただ 嬉しかった。
おばさんは先程お会いした息子さんや
ご家族にとてもよくしてもらっているそうで
「私はとっても幸せなの」
その言葉も何度も繰り返してました。
ベッドのそばに置いてある
洋服やひざかけを指さして
「それも あれも これも
みーんな息子が買ってきてくれたの♡」
ってとても嬉しそうに私に見せてくれてね。
「おばさんが幸せで
私もとっても嬉しいです！」
って言いました。
息子さんが言っていた通り
お歳をさばよんでいたおばさん
「私はね９７歳でね
あと３年で１００！」
これも繰り返し言っていたけれど
９７歳でも
ホントは９５歳でも
もうどっちでもいい！
おばさんには
ずーーーっと元気でいてほしい！
そして 昔のように
何か私にくれようとするの。
３年前に訪ねた時は
おばさん手作りのコレをくださって。
「今はあげられる物がこれしかないわぁ…
他にもあげられたらいいのに…」
と言いながらくださったのがコレ。
養毛剤！
おばさんは髪の毛を染めてないのに黒々してる。
それも息子さんが買ってくれる
この養毛剤のお蔭なんですって。
めちゃめちゃ説得力ある！
それにしても
おばさんから養毛剤をいただく
こんな日がくるなんてね。
「おばさんには子供の頃から
もうたくさんたくさんいただきましたよ」
って伝えたらホッとしていたようでした。
そして また 何度も言っていたのが
「横倉さんのおじいさんとおばあさんに
私からってお線香をあげてね」
って。
亡くなった人たちにまで
とにかく与えようとしてくださる。
おばさんがこうして９５歳（自称９７歳）でも
こんなに健康で元気でいられるのって
おばさんが接するすべての人たちに与えてきた
ご自分の優しさが元になっているんじゃないかな
おばさんの周りには
優しさと幸せがぐるんぐるんと循環しているような
そんな気がしたの。
私が４０年という時を経ても
おばさんに会いたいと思ったのも
子供の頃におばさんからいただいた
たくさんの優しさへの感謝の気持ちを
どうしてもお伝えしたかったから。
そんなおばさんに
幸せでいてほしいって思ったから。
きっと おばさんに接した人たちは
たとえ 実際に会えなくても
私と同じようにおばさんを思っていると思う。
それほど 優しくて
とにかく人のことを深く思いやってくださる
おばさんだから。
父も
「あんなにいい人は幸せじゃなきゃダメだ」
「おばさんが幸せで本当によかった」
って喜んでいたからね。
帰り際
おばさんが私にかけてくださったのも
やっぱり心強い御守りのような言葉でした。
「あなたの健康と幸せを祈ります！」
力強く私の手を握りながら
じっと私の目を見つめて言ってくださって。
人を心から思い続ける
こんな風におばさんは私に
小さい頃からずっと 生き様を通して
大切なことを教えてくださっていたんだな
私もおばさんのように
人を心から思い続けて生きて行きたい
そう思いました。
今回はおばさんと
再会の約束はしませんでした。
おばさんも
「次はもう 会えないかもしれないから」
と言ってらして。
でも この日おばさんとお話ししたことも
子供の頃の思い出も
ずっと私の心に残り続けます。
会えなくても 思い続けられるから。
実は今回
おばさんとお会いして
過去の悲しかった思い出が１つ
書き換わったのね。
その話はまた改めて。
あなたの優しさの光を広げましょう
あなたは優しい人ですね
人を気遣い 真心を与えることが出来ます
あなたの優しさはどんな形であれ
ちゃんと伝わり 広がっていきます
私の思いはきっと伝わる
そう自分を信じて 心をこめて
あなたの優しさの光を伝えてくださいね
同様に人から与えられる優しい思いやりも
じんわり心で感じてみましょうね
（青）エンジェリックウィスパーカード 16 Family 家族
絆 初心 見守り
新婚の初々しいカップルを祝福しながら
取り囲む天使たち
家族はたくさんの人々や守護の見守りによって
出来上がっていくもの
結婚式がよい象徴でしょう
相手を想う 優しさ 温かさ
そういった気持ちを周囲は微笑ましく
応援しサポートし続けてくれます
実際の家族はもちろん
大切な方々との絆も大事にし
そのような気持ちをあなたから広げましょう
優しい人 優しさの形
とても心優しいあなた でもその反面
キリリとした芯がある面をお持ちですね
人に対してなにかを「してあげる」のも優しさ
でも 時には手を出さず その人の力の発揮を
「遠くから見守る」 それも優しさです
色々な優しさの形を人間関係の中で知りながら
これからも人間力を磨いていってくださいね
～ たまゆら占いより ～
