「やさしい人」という題名と
表紙にあった「本当のやさしさ」
という言葉に惹かれて読んだ本。
『やさしい人』 加藤諦三 著
＂世の中には
本当のやさしさと偽りのやさしさがある。
あなたが幸せになるために必要なのは
「本当のやさしさ」である。＂
本の中の言葉は
「本当のやさしさ」とは～というもので
「偽りのやさしさ」とは～というものである
というように
一貫して言い切り口調でスパスパ！
読みながら
あの時の自分がしたあれは
「偽りのやさしさ」
だったなぁと思い返してね
イタかった。
その時に自分で気づいてない
というのも困りものなんだよね。
結構 切られた…
文中には何ページにも渡って
アンデルセン童話の
「ヒナギクの話」が引用されていて
次のような文で始まる。
”田舎の道端に一軒の別荘がある。
庭の花壇には立派な花が植えられている。
庭の隅にはヒナギクが咲いていた。
ヒナギクはだれも自分に目を留めなくても
自分が貧しいつまらない花だということも
少しも気にしませんでした。
それどころか心から満足して
まっすぐにお日さまのほうを見上げながら
空でさえずっているヒバリの歌に
うっとりとききほれていました。”
ヒナギクは
「本当のやさしさ」を持っている人の象徴で
次のような特徴があるのね。
・「自分が今ここにいること」に満足している
・今の自分のあり方を「これでいい」と思っている
・「今ここにいること」を楽しいと感じる
・私は価値があり
私は幸せと思っている
・大きい花（人）と競争しない
・相手の美しさを認めている
・自分の花（本性）を咲かせようとしている
・何もできない自分でも
幸せをつかめると信じている
・自分の弱点をうけいれている
・ゆとりがある
・自分の失敗を話す
・相手の話に耳を傾ける
・見えないところをきちんとしている
・自分の確信を選ぶ
など
そして これ
夢を与える人は
安らぎを与える人
優しい人
ヒナギクは
ヒバリが上手に歌えるのを感心している。
だから
ヒナギクはヒバリに好かれる。
やさしいヒナギクのそばに行けば
安らいで 幸せになれるから
みんなヒナギクの所へ行きたくなる。
そんな「ヒナギクのようなやさしい人」
になると 生きるのが楽になるよ
という例が具体的に
たくさん挙げられているの。
逆に「本当のやさしさ」を持っていない
「偽りのやさしさ」の人は上記の逆なのだけど
神経症的傾向が強く 次のような特徴があるそう。
・勝って人を見返そうとする
・認められようとする
・素直に相手を認めない
・好かれようとして実際には嫌われる行動をする
・自慢話をする
・虚栄心が強い
・憎しみを持っている
・恵まれているのに嫉妬する
・劣等感に苦しんでいる
・外面が良くて 内面が悪い
・人を見下したような話し方をする
・他の人の気持ちをくみとれない
・何かに心理的に依存する
・親切な言葉を言うが行動はしない
・過去にしがみついて執着する
など
そして これ
愛されているのに 愛に気づかない
「どうでもいい」ことに振り回されないこと
大事！
この本では「やさしい」があえてひらがな表記。
「優（すぐ）れている」は漢字表記。
分けているのだと思う。
「優しい」 と 「優れている」
同じ漢字だけど
「優れている」を目指すと苦しいよ
と言ってるのね。
人の上に立とうとしてしまうから。
自然に目を向け 耳を傾ける
そんな心のゆとりが大切ね。
他にも
「本当のやさしさ」を持つために
自分で出来ることや
「偽りのやさしさ」を持っている人の見極め方
子供に対する「やさしい」親の接し方
なんかも書いてある。
子育て中のママにもお勧めの
「やさしさ」
を振り返れる一冊だと思います。
あなたの優しさの光を広げましょう
あなたは優しい人ですね
人を気遣い 真心を与えることが出来ます
あなたの優しさはどんな形であれ
ちゃんと伝わり 広がっていきます
私の思いはきっと伝わる
そう自分を信じて 心をこめて
あなたの優しさの光を伝えてくださいね
同様に人から与えられる優しい思いやりも
じんわり心で感じてみましょうね
優しい人 優しさの形
とても心優しいあなた
でも その反面
キリリとした芯がある面をお持ちですね
人に対して なにかを
「してあげる」のも優しさ
でも 時には手を出さず
その人の力の発揮を
「遠くから見守る」
それも優しさです
色々な優しさの形を
人間関係の中で知りながら
これからも人間力を磨いていってくださいね
～ たまゆら占いより ～
