こんばんは。

魂響書占 たまゆらしょせん 恵理子です。

 

 

今日のタイトル

 

「ネガティブを抱っこする」

 

 

私なりの表現なのでね 

これだけでは なんのこっちゃ?

かもしれないけれど。

 

 

同様の意味のことわざは

「清濁併せのむ」かな。

 

 

辞典によると

 

「良いことも悪いことも 

   善人も悪人も 

 綺麗なものも汚いものも

 隔てなく受け容れる度量の大きさ 

 器の大きさを表すたとえ」

 

とあります。

 

 

自分の価値観だけを良しとするのではなく

自分とは違う 

悪とさえ思っている価値観をも

認める 受け容れる

という意味でもあると思っています。

 

「来るもの拒まず」もそうね。

 

 

良いこと 善人 綺麗なもの

を認め 受け容れることは簡単なこと。

 

難しいのは

悪いこと 悪人 汚いもの

を認め 受け容れること。

 

 

いやぁ コレ 私

ホント苦手だったな(-"-;A

 

苦手というか 

自分と違う価値観は即刻「悪」と判断し

いつでも戦えるよう構えてた。

 

そう こんな感じでね。

 

 

 

(赤)ジプシーカード  42 Soldier 兵士

 

 

 

こんな風に

正義に満ちて勇ましい姿であることを

「正」しくて「良」いことだと思ってた。

 

 

でも 結局は見ての通りの戦闘態勢。

 

周囲を敵とみなしていることには変わりなく

常に悪がいないか見張ってる。

 

 

だから 緊張状態で苦しかった…。

 

 

 

もうずいぶん前になるけれど

ある友達がある人のことを悪く言っていて

(と私は感じて)

悪口や愚痴を悪としていた私は

彼女の言うことを受け容れられなかった。

 

 

「悪口や愚痴は人には言わない!」

 

というマイルールだったから

その話を聴き続けることが嫌だった。

 

「ネガティブはあってはいけない!」

 

位に思っていたからね。

 

 

でも そうハッキリした意思表示も当時は出来ず

「こういう風に考えてみたら?」

となんとかポジティブに促そうしたんだよね。

 

 

「それは正論だけど…」

「大人の考えだとは思うけど…」と彼女。

 

 

その後 何をどう話したかは覚えてないけれど

その時の彼女の淋し気で

モヤモヤした顔はハッキリ覚えてる。

 

 

そして 私も

「自分は正しいはず」だけど…

 

ってなんだか違和感を感じたんだよね。

 

 

 

この時に限らず 

こうした違和感は度々日常で感じていて。

 

戦闘態勢のキチキチした気持ちでいることは

自他共に窮屈だったに違いなく

違和感があっても

それがなぜなのかはわからなかった。

 

 

 

自分の価値観を

「正しい」「良い」と守りたかったのは

「怖かった」から。

 

 

ネガティブがとにかく 怖かった。

 

 

ネガティブな気持ちや感情を感じてしまうと

身体がギューッと萎縮するように感じて

いたたまれなかったから。

 

 

なもんだから

怒りや哀しみというネガティブな感情は

排除したり 避けたり 見ないようにして

「ないもの」としたかった。

 

 

だから あんなに違和感を感じてたんだよね。

 

だって ネガティブは当たり前にあるんだもん。 

そりゃそうだ。

 

 

 

 

 

 

カードリーディングでは

こうしたネガティブを感じる問題や悩みを抱え

やはり「どうにかしたい」という思いで

鑑定にお越しくださる方がほとんどです。

 

 

でもね 

カードを通してよくよく心と対話すると

これらネガティブな気持ち 感情 状況は

心魂の切なる想いである 

希望やその方の魅力や可能性という

ポジティブに繋がっていることがわかる。

 

 

例えば

 

停滞してどうもうまく進まないという状況が

「その方向は違うよ こっちだよ」

という軌道修正を示すサインだったり

 

すごーく嫌な人がいるけれど

その人は実はわざと悪役をすることで

勇気を出して思い切った行動が出来るよう助けていたり

 

過去の苦しかった経験は

これからその人がしていくであろう活動のために

必要で大切な要素であったり

 

とかね。

 

 

今ある問題や悩みと思える状況や状態自体は

変わらずにそのままあって。

 

 

でも そのネガティブをどう解釈するかによって

どうにか排除したい 

無いものとしたいとしていた気持ちが

 

「そうか あってよかったのか!」に変わる。

 

 

さらには

 「じゃあ そのネガティブを踏まえた上で

  自分の秘力や可能性を発揮する行動をしていこう!」

となる。

 

それが鑑定で多いパターン。

 

 

その様子を見ていて

悪者のように思われていたネガテイブな気持ちや感情が

ふわっと抱っこされて安心してるように感じたのです。

 

 

 

 

 

『ネガティブがあるからこそ 

 ポジティブに気づける

 

 だから 

 ネガティブは悪いものじゃない

 

 ネガティブもポジティブも

 どちらも大切なんだよ』

 

 

カードは何度もそう伝えてくるのです。

 

 

 

象徴的なカードは これかな。

 

(橙)ソウルメイトカード 7 

Synchronicity シンクロニシティ

 

 

良いこと 悪いこと

善人 悪人

綺麗なもの 汚いもの

正しい 間違い

ポジティブ ネガティブ

白 黒

陽 陰

表 裏

 

どちらかだけでは成り立たない

相反するもの一対で調和する

 

 

 

前述の彼女との後味が悪かった一件も

こうして解釈の説明例になっている訳で。

 

長い時間が経って現実に結びつくとまた

そのことが  感慨深く 有難く思える。

 
 

ただね ネガティブは

出来ればなるべく感じたくないものだよね。

 

感じ続けると苦しいし

それは今も変わらずそう思う。

 

 

それでも!

 

ネガティブを認め 受け容れられると

現実世界は大きく広がる。

 

違和感なく 感情を自由に感じられる。

 

ネガティブを和らげる方法だってあるし。

 

 

「どんなことでもどんと来い!!」
 
 
そうした人間的な大きな度量 器になること
ネガティブを抱っこ出来ること
 
それがとても大切だなぁと感じます。