映画深読み 続きです。
今日は2人の女王について。
注)以下ネタバレありますのでご注意を
どちらの女王が良さそうか悪そうか
パッと見でわかるよね。
赤の女王は「暴君」
白の女王は「賢君」
とも書いてあるし。
イラスべス Irascible 短気な
ミラーナ Mirror 鏡 模範
2人の名前はここからきてるのかな。
赤の女王 姉のイラスべスは
いつも感情的で
セリフはほぼ怒鳴り声。
意地悪で自己中で
ワガママ放題の女王様
まさに悪役!というキャラクター。
劇中でも下々の者たちにまで嫌われていて
陰で笑いものにされている感まである。
一方 白の女王 妹のミラーナは
姉とは正反対の清楚で無垢で
まさしく”白”のイメージの女王様。
赤の女王と対比される場面もあって
とっても好感度の高い
国の民たちにも慕われている
良い女王として描かれています。
でもね この白の女王
私はどうも違和感があって…
なんか立ち居振る舞いが妙に気になった。
アリスやマッドハッターや
その他脇役のキャラクターたちが一緒の場面で
どうも 浮くのよね。
みんながふつーに歩いている所で
バレエのような動きをしたり
何かを指し示す時に
必要以上に手をひらひらさせたり
動きがぎこちなく
わざとらしく見えて。
それに
良い女王の割には輝くような笑顔もなく
印象的には無表情。
している行いはもちろんいいの。
アリスを心から
サポートしようとしてるのもわかる。
だけど なんだろう…?
観ていて
「良い女王」がしっくりこない。
なんだか影があるな~
って感じだったのよね。
この影と感じた部分は
後半部分で
「そういうことだったのか!」
と原因が明らかになります。
私が感じた
白の女王のわざとらしさやぎこちなさを
演技していた
とすると すごく納得できたの。
同時に
赤の女王がなぜそんな嫌なヤツになったのか
もわかってね。
白の女王ミラーナは少女時代
お母さんに叱られるのを恐れて嘘をつき
本当は自分がした悪事を
姉のせいにしてしまったの。
お母さんはミラーナの言葉を信じて
姉を叱り
イラスべスは理不尽な状況に深く傷つき
お城から飛び出した所で
事故にあってしまいます。
ミラーナは自分がついた嘘から
重大な事態となったことで
本当のことが言えなくなり
イラスべスはこの出来事をキッカケに
人を信じることが出来なくなり
性格もひねくれてしまったのでしょう。
そんな嘘をついてしまった
ブラックな自分を心に秘めているので
ミラーナは
(自分は”白”の女王ではない)
と自覚している。
でも 周りから期待される
”白”でいるための葛藤で
わざとらしくて ぎこちない
不自然な動きになっていたんじゃないかな。
これが演技しているように見えたのね。
もちろん
本人は無意識でしょうけれど。
それに 現実的にも
なにかすごく気になるわだかまりがある時って
心から笑えないものね。
笑顔がなかったのも納得。
「私もあの時そうだったなぁ」
と共感するものがあります^^;
姉妹の間に隠されていた
この一件を知ることで
2人の第一印象は一旦崩れました。
キャラクター感がひっくり返ったのは
マッドハッター以上でしたね。
それまで
「なんて嫌な女王だ!」
と思っていた赤の女王
実はとても純粋で繊細で不器用な人でした。
映画終盤
ミラーナがかつての自分の嘘をイラスべスに謝り
意地っ張りか意地悪顔しか見せなかった赤の女王が
「その言葉が聞きたかったのおぉぉ~~
」
と泣き崩れる所
私 この映画で唯一 涙しましたもの。
赤の女王 とってもかわいくて![]()
清楚な外見とは裏腹に
ブラックな面を隠していた白の女王も
赤の女王の傍若無人な振る舞いを見るたび
(お姉さんがこんな風になってしまったのも私のせいだ…)
とずっと 心を痛めてきたんじゃないかな![]()
こういう小さな嘘
ほんのちょっとしたことから始まるわだかまり
言い出せない本当の事
人を信じられない不安
わかってもらえない辛さ
そうして頑なになっていく気持ち
私たちの現実でもあるあるな話よね。
1つの出来事としてだけだと
見えない(わからない)けれど
白の中に赤(黒 ブラック)があって
赤の中にも白はあるんだよね。
白…ポジティブ
赤…ネガティブ
と考えると
日常で起こる出来事のどれもが
どちらかに偏っているわけではなく
両方含まれた 表裏一体
なんだなと思えます。
イラスべスとミラーナ姉妹は
アリスの時間の旅に乗じて
そもそもの事の起こりに時を遡り
結果 和解を果たします。
お互いが許し合うと共に
それぞれが自分の中の
白と赤を認めることが出来た
と言えると思う。
私たちはタイムトラベリングは出来ないけれど
現実ではこれを ”タイミング”
と呼べるんじゃないかな。
赤の女王も 白の女王も
「出来ることなら仲直りしたい」
「わだかまりのない自分で生きていきたい」
という気持ちがお互いにあったと思うのね。
充分な時間をかけて2人の準備が整い
お互いの想いが重なり合うことが出来る時
アリスがやってきて
なんだかよくわからないけれど
出来事が巻き起こり
ドタバタはしたけれど
円満解決!
良好な状況になった![]()
この映画と同じように
どうにも説明できないタイミングで
よくわからないまま事が起こり
悩んだり困ったりもするけれど
後で考えてみると それは必然だった
それがグッドタイミングだった![]()
ということ 私はあるんですよね。
自分の体験とも照らし合わせながら
アリス(生命力)を発動させるのは
「~したい」「生きたい」
という やっぱり各々の希望
なのだなと ここでも思ったのでした。
~つづく~
過去の思い 束縛 罪悪感 解放
人に傷つけられた ひどいことされた
または逆に 人を傷つけてしまった など
過去にショックなことがあったのでは?
今もなお その思いに自分を縛りつけ
自分や相手を責めていませんか?
辛く悲しいままの自分で居続けることも
過去を終わらせ笑顔の楽しい自分でいることも
どちらも自由に選べます
まずは心の痛みをしっかり感じて癒しましょう
あなたは過去を人生の糧に出来ますよ
喪失の記憶 痛み 気持ちの抱擁
心が痛むようなショックな出来事が
あったのかもしれませんね
その経験は大切ですし
立ち直るまでに時間は必要です
まず その痛みにじっくり寄添って
その後はなるべく自分を責めないで
もし 今までにも同じ様なことがあり
ずっと後悔や自責の念にかられていたのなら
そのパターンを変えるチャンスでもあります
今すぐはわからなくても 時が経ち
この経験を別の意味で捉えられる日が
きっときますよ












