ひとつの前のお話はこちら↓


①はこちら↓




・・・




どうして

ちえちゃんのお母さんが今世の友人だと気が付いて

わたしの目から涙が流れたのか。


その時、ちえちゃんにとってのお母さんと、

わたしにとっての友人が、

してくれていることが、


ぴったり重なったように感じたからだと思う。



お母さんはいつも、ちえちゃんを支えてくれている。

でもそれだけじゃない。


ちえちゃんを

「お世話が必要な劣った存在」

として見ることはなくって


ちえちゃんを

「試練を与えられた尊い魂」

として尊敬のまなざしで見ている。





その時わたしの心に浮かんだ友人は、

始めは仕事で知り合った。

わたしが働いている職場に

彼女はアルバイトとして入ってきた。


同時期にたくさんのアルバイトの方が入って、

わたしはその方たちに業務を教える立場だった。


それからしばらく、彼女とわたしの間に仕事以外でのつながりはなかった。



時が経ち、人の移り変わりの縁で

彼女がわたしのすぐそばで、何人かをまとめる立場として働くことになったあと、

個人的な話をよくするようになった。


それは、個人的、といっても、

具体的な話よりは、

いくぶん抽象的な話が多かった。


わたしはたとえば精神性について

のような話をするのが本当は好きで、

でも思う存分そのような話ができる経験は

これまでに多くなかった。


彼女はわたしのそのような話を

いつも丁寧に聞いてくれた。


わたしのことを尊重してくれて、

さらに仕事では時に冷たく厳しくなりがちなわたしを、

その冷たさや厳しさが自らに向くこともあっただろうに、


そんなわたしのことを案じて、

心配して、そして助けてくれた。





うまく言葉にできているか

自信がないけれど、


ちえちゃんのお母さんの眼差しと

彼女がわたしに向けてくれた眼差しが



その時ぴったりと重なって



そのありがたさに涙が流れたのだった。



その時、

彼女としばらく会うことができていなくて、


それは彼女の前で時に饒舌に自信に満ちて偉そうに話をする自分自身が、

とてつもなく嫌になってしまった。


そう感じることになった大きな挫折があったのだけど、


そんな自意識のなんとちっぽけなこと。


それでこのありがたいご縁を自ら遠ざけているなんて、あまりに申し訳ない。



泣きながら、そう深く深く感じた。



・・



~あなたはお母さんからの言葉を聞いて、今どんな気持ちですか?



涙を流しているわたしへ

誘導の声は愛をもってそう尋ねる。


わたしは、

わたし自身とちえちゃんと一体となって


申し訳ないと思います。

ごめんね。

感謝、しています。


そのように答えていた。








CHAPTER6:奉仕する幸せ



ちえちゃんは思う。



お母さんの人生もあるのに。


わたしのことばかり。

申し訳ない。

お母さん、他にやりたいことないのかなあって。



それに対して、ちえちゃんのお母さんは

少しもブレることなく答える。


こんなふうに。





この子がいてくれるだけでいいんです。


存在していることが、世界にとって必要なんです。


わたしはこの子に仕えることができて幸せです。



わたしが選んでいるので。



わたしにとってはこれがわたしの人生。

ちえに仕えることが、わたしの人生。


わたしに与えられた幸せが「これ」なんです。


わたしに与えられた幸せがちえの存在なんです。





人格交代でお母さんの中に入ると

淀みなく

まっすぐに


こんな言葉が出てくる。



確信に満ちていて、

迷いやためらいは

ない。




つづく



次のお話はこちら↓




 

・・・

 

 

 

💫本日も読んでくださりありがとうございます💫

 

 🌎️いいねをくださるみなさま、とても嬉しく励みになっています。ありがとうございます🌍️

 

あなたの人生も、あなた自身も、光であり神々しく愛しい

どのような道のりであっても

たとえば被害や、または加害のように見えることであっても

すべては光のあらわれであると、わたしは知っています

 

 

 

 

シリーズもの

あるひとつの前世(ビリー)シリーズ🌿

①→https://ameblo.jp/reikoyamazumi/entry-12847625871.html

 

前世療法講座シリーズ🦄

前編→https://ameblo.jp/reikoyamazumi/entry-12853858643.html

 

 

奈良、神様と出会った旅~天河神社編🐲

①→https://ameblo.jp/reikoyamazumi/entry-12849680030.html

 

 

このブログのタイトルのおはなし📖

https://ameblo.jp/reikoyamazumi/entry-12849552703.html