今日は少し箸休め。

先日、奈良県に行ってきました。

神様と出会った旅でした。


呼ばれないと行けない神社。

と言われることもある

大峯本宮 天河大辨財天社。

以前からおぼろげに名前を聞いたことはあったけど、
なんとなく上級スピリチュアル向けの場所だと思っていた。

神社や日本の神様にまだ親しみを感じていなかったその頃は特に、
わたしには縁遠い場所と認識していた。

去年ジャケ買いした阿部敏郎さんの「真・かんながら」という黄色い本の、
始めの重要な舞台に天河神社が出てきた。

それでようやくその存在をたしかに知った。

天に近い村。
天川村。

本を読んだとしてなお、
まるで桃源郷のような、
普通の人は現実にはたどり着けないような、
そんな場所のように感じていた。

日本のどこにあるかも把握せず、
調べようという気も起きず。
やっぱり自分と縁のある場所とは感じられなかった。


奈良への旅が決まった時。

オンラインの講座で出会った仲間とのリアル懇親会を奈良県で開催することになった。
これは仕事の都合をつけて行くと決めた。

春の奈良といえば吉野の桜。

遅く咲いた今年の桜はまだまだ残っていそうな時期。
吉野に行けたらいいねという話が仲間うちで出ていた。

吉野。
人生で一度は行ってみたい!

そんな場所。

行くと決まっていなかったけれど、
このわくわくの感じはきっと決まるのでは…!

そう思って吉野の近くの宿を探した。


と、そこで出てきたのが、
天河神社。

「お参りに最適です。
天河神社までバスで送迎いたします。」

そんな文言の並んだ宿の紹介文。

これは「あの」天河神社なのだろうか。

それは「あの」天河神社だった。


もしかしたら、行けるのだろうか。
わたしも行けるのだろうか。

突如として、縁遠かったはずの天河神社がわたしのすぐそばにあった。


わたしは車の免許を持っていないので、
電車かバスで行けるところにしか行けない。

以前はよく電車とバスを使ってひとり旅をした。
最近はとんと行かなくなって久しい。

神社のホームページと乗換案内とバス会社の時刻表を行ったりきたり。

なんだかずいぶん懐かしいこの感覚。

奈良県には新幹線の駅がない。
関東住まいのわたし。
翌日は仕事なので、たとえ行けたとして、ちゃんとその日のうちに帰れなくちゃいけない。

ドキドキしながら、
わたしはスマホのページを辿った。


・・・


🦋今日も読んでくださりありがとうございます🦋


シリーズもの
あるひとつの前世(ビリー)シリーズ🌿