▼ ひまし油の毒を利用した下剤
2023年に日本では、カプセル内視鏡検査の時に下剤として使うひまし油が認可されました。飲むタイプで、使用には医師の処方箋が必要です。
ひまし油は、からだにとっては毒なため、小腸は大急ぎでそれを体外に排泄しようとする。そのため、蠕動運動が起き、小腸の中に残っていた食べ物のかすを大腸に送る。こうすることで、カメラ搭載の検査用のカプセルは、スムーズに細い小腸を通過することができる。
▼ 種に毒がある理由
種には毒がある。なぜなら、虫などに食べられないようにするため。という話、聞いたこと、あります?
だとすると、米、麦、ゴマ、大豆も毒がある?
調べると、知らなかったことがたくさんありました。
▼ りんご
◎ 北米はリンゴの種類が豊富
当職場スーパーでは、年間を通じ、10種類以上のりんごを販売しています。袋売りは少なく、個別売り。
お客さんが購入するりんごには、ひとつずつ、りんごの種類名と番号名が記載されたシールが貼ってあります。レジ係が、その番号を打ち込むと、計測器の役目をするレジの台が重さを測り、値段がコンピュータスクリーンに掲示されます。
お客さんが、10種類のりんごを一個ずつ購入すると、ひとつずつ番号を打ち込まなければならないという煩雑な作業になります。
幸いなことに、お客さんは、それぞれ好みの種類のりんごだけを買っていく。なので、大丈夫。
▼ りんごの皮、むいて食べます?
カナダやアメリカでは、りんごを食べるとき、皮をむく白人はいません。そのまま食べる。皮をむいて食べるのは、職場の休憩室では、日本人と中国人だけです。
誰かがりんごの皮をむいていると、どこからか
「りんごの皮には栄養がたくさんあるのに、なんて無駄なことを・・・」という批判めいた白人の声が聞こえそうな気がします。
日本人がりんごの皮をむくのは、皮が歯の間に引っかかるからという人が多い。白人の歯は強いので大丈夫。
りんごの表面は、ロウのようなもので覆われています。これは、新鮮さを保つため、りんご自身が発する天然ロウです。日本では、人工ワックスを塗ることは禁止されているので、ロウを気にする必要はありません。
農薬については、そのまま食べても大丈夫、洗えばよい、皮は剥くべしと、意見が分かれました。
▼ りんごの種は毒入り、しんは栄養価抜群
歯の丈夫な白人ですが、りんごの芯まで食べる人は、さすがにいません。日本人も、芯や種は丁寧にとる。
今回、種について調べたところ、りんごの種には、毒があるがわかりました。なので食べてはいけない。ただし、誤ってちょっとだけ食べてしまったのは大丈夫。
リンゴの芯は、ほかの部分に比べて栄養価が高いという英語サイトの説明は、意外でした。
▼ レモンやミカン、オレンジ
柑橘類は、皮から種まで食べても良い。
さらに、柑橘類の皮や種には、実そのものよりも豊富な栄養が含まれている。
▼ サクランボ、モモ、マンゴーなど
英語圏では、種が大きい果物は、ストーン フルーツとの別称があります。石ほどの固さと大きさが特徴だから?
種が大きい果物の種に毒があるので、食べてはいけない。
▼ 米、麦、豆、ごぼう
多くの植物性の食品は、加熱したり、水にさらしてあくを取り除くことで無毒になります。