21年ぶりの再会!その8(最終話)「三つ子の魂百まで…やっぱりな!」 | レジストリーTIME

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「21年ぶりの再会!」シリーズ

 

過去のシリーズは こちら↓を 御覧下さいm(_ _)m

 

 

 

 

 

 

 

 

2024年3月10日(日)

 

北海道の右端にある 公立大学を 卒業後

 

21年ぶりに 再会した Bが

 

バカ親父の 行き付けの 居酒屋で

 

B
「オレ ココで 働くのでも
 エエわぁ~w
 だって ムッチャ
 楽(らく)そうやもんw」と
 
バカデカく 半笑いの声で
言い放った…

 

オレが 大学1年の時に 感じた
 
Bに対する 違和感…
 
Bには 人として 決定的に 欠落している部分が ある
 
それは
「人の痛み」という物が
分からないという事
 
だった

「この先 コイツと 一生 関わる事は 無いっ!」

と 思ったが
 

コイツと ほぼ 絶縁状態になる前に

 

オレには まだ Bに 確かめるべき事が

 

もう1点 残っていた…

 

 

しかしながら この居酒屋で

 

これ以上 コイツと 話し込んでいると

 

このバカが 今度は どんな暴言を 吐き出すか

 

予測が付かないため

 

取りあえず 店を出て ホテルに戻る事とした…

 
部屋に戻ると Bは ラフな格好に 着替えて
 
大浴場へ ひとっ風呂 浴びに出掛けた

 

 

30分程すると Bが 帰って来て

 

大学時代の 友人達の話しを し始めた

 

Bと オレとの 共通の友人や

 

つながりは無くとも Bの周辺に居た 友人達の

 

顔や名前は 断片的にではあるが 覚えていたので

 

それらの 友人達の 現状について

 

Bは 色々と 話しをしていた

 

 

居酒屋で Bが 暴言を吐いてから

 

オレは ほとんど こちら側の情報を

 

伝える事を 辞めた…

 

 

恐らく 酒が入った事で Bは 饒舌になり

 

思い付く内容を 色々 話していたんだろう…

 

正直な所 オレの心境としては

 

宿泊せずに 帰宅したかった…

 

 

だが 相も変わらず 右膝・外側の痛みは

 

昼から ずっと 続いており

 

これから カメラ機材等の 荷物を持って

 

帰宅するには 自分の体力的にも キツかったため

 

渋々 宿泊するしか無いという 状況だった…

 

 

特に オレから 話題を 振った訳でも無かったため

 

Bが ひとしきり 思い当たる事を

 

延々と 話し終えて

 

オレは

 

「ようやく 一段落 付いたか…」 と 思って

 

やっと 眠れるかと 思った矢先…

 

B
「ウチの 大学なんか
 ホンマ 1浪してまで 行く
 大学と チャウやんなぁっw」

 

と Bが 口走った一言で

 

一気に 目が覚めたっ!!!

 

 

オレ

「お前… そう言えば それ…

 大学の時も 言うてたなぁ…」

 

B

「だって…w なぁ~?w あんな大学 1浪してまで

 行く 意味ある?www」

 

 

右膝・外側の痛みが 酷かったため
 
オレは ベッドに 寝たままの状態で
 
Bの言葉を 聞いていた…
このブログ↑で 書いたように
 
オレは 自分自身の事を 貶(けな)される分には
 
特に 腹も立たないが
 
オレよりも優れた
オレの 友人達…
そう…
この大学で 仲良くなった
1浪の オレの友人達を
バカにしやがった
このBの発言だけは
やはり 許せなかった
25年前…
 
大学1年の時 コイツは 同じ暴言を
 
オレ達 1浪の連中に 浴びせたが
 
その数週間後 Bは
 
「あの時は 悪かったって~w
 ホンマ ごめんやってぇ~m(_ _)m」
と 半笑いで 一応 謝っていた
オレは 当時
 
「コイツ ホンマに 反省しとるんやろか…?
 オレの読みでは 絶対 コイツは 前回同様
 1浪してまで この大学に来る 連中の事を
 小馬鹿に しとるんやろなぁ…」
と 思っていた
 
 
なぜならば
 
明らかに このBが 半笑いの
 
若干 作った笑顔で 対応した事を
 
オレは 見逃さなかったからだ
 
Bは 25年前の あの時と 全く同じ
 
したり顔で 饒舌に 語っていた
 
 
そう オレは この時 計らずも
 

コイツと ほぼ 絶縁状態になる前に

 

Bに 確かめるべき事を 知る結果となった訳だ

 

 

それは 25年前 オレ達 1浪の連中に対して

 

「心を入れ替えて 本心から 謝罪したのか?

 それとも その場を 取り繕うだけの

 謝罪だったのか?」

 

を 確かめる事だった…

 

 

今回 このバカの中身を 十二分に 知る事ができた

 

オレの中では

 

「コイツと この先 関わる事は 一生無い」

 

という 結論を 導き出すために

 

充分過ぎる 証拠が 揃った

 
 
「三つ子の魂百まで…やっぱりな!」
 
それが 分かっただけで もう 充分だった
 
25年前の オレの「見立て」は
 
「やはり 間違えていなかった!」という
 
「確信」に 変わった 瞬間だった
 
 
昔のオレなら 殴りかかっていたかも 知れないが…
 
今のオレは
 
「やはり オレの見立ては 正しかったな…
 殴る価値も 無いな…」
 
と 思うだけだ
 
 
それと同時に Bが
 
「なぜ 鬱病を 患う事に なったのか…?」
 
その理由も 何となく 分かった気がする
 
 
それは 目先の結果から 得られる物しか
 
コイツには 見えていないからだと 思った
 
 
それ故 人の痛みも分からず 平然と 暴言を吐く
 
だが 本人は 「暴言を吐いている」という
 
自覚や意識さえも 持ち合わせていない
 
下手をすれば
 
「正しい事を言うて 何が悪いねん?」 とでも
 
言い出しかねない レベル…
 
 
コイツが 鬱病になった 物理的な原因は
 
激務による 過労だろう…
 
それは オレから 言わせれば 飽くまでも 
 
「目先の結果から 得られる物」だと 言える
 
 
鬱病を患い 社会的弱者という 立場となった事で
 
コイツは 自分の言動を 見つめ直すための 機会…
 
絶好の「チャンスを得た」のだと
 
オレは 思っていた
 
 
言い換えれば コイツが 己自身の
 
「人間性」を 見つめ直すための
 
「時間」や「猶予」を 与えられたのだと
 
そう 思っていた
 
 
この観点を持って 「気付く」という事に関して
 
オレは 「年齢は 関係無い」と 思っている
 
 
もしも これまで 幸か不幸か
 
その事に 「気付く」きっかけが
 
無かったと するならば…
 
オレは オレにとって 大切な 親友や仲間なら
 
例え オレの 時間・労力・財力を 割いてでも
 
全身全霊で 伝えようと するだろう…

それで 伝わらなかったら
 
己の 伝え方の未熟さを 省みるか
 
断腸の思いで 親友や仲間と 訣別するだろう…
 
 
だが オレにとって Bの存在は
 
上述の 親友や仲間の 足下にも
 
到底 及ばない
 

 

もはや コイツのために オレの貴重な

 

 
時間・労力を 割く事さえも 腹立たしい
 
そういう レベルだと 認識した
 
 
この後も Bは 半笑いで 大学時代の事を
 
延々と 語っていたが
 
オレは 心静かに 目を閉じていた…
 
 
数分後 Bは オレが 寝たと思ったのか
 
静かになった…
 
この後 オレは 眠りについた…
 
 
ぐごぉおおお~~~!
ぐがっ!
ぐごぉおおお~~~!
ぐがっ!
 
 
とんでも無い 轟音で 目が覚めた
 
時計を見ると 深夜1時…
 
 
どうやら 3~4時間程 眠っていたらしい
 
一体 何事かと 思えば
 
Bの いびきだった…
 
 
ココまでの 爆音では 無いが
 
我が家にも 似たような バカが居る事を 思い出した…
 
 
何軒も 飲み屋を ハシゴした挙げ句
 
泥酔して 帰宅し
 
布団に 倒れ込んだ後
 
酒臭い上に バカデカい いびきを
 
夜通し かいている アル中の バカ親父と
 
全く 同じ状況だった…
 
 
睡眠時無呼吸症候群
 
Bのいびきが 余りの 爆音だったため
 
この後 朝まで ほとんど 眠る事が できなかった…
 
 
試しに Bが 無呼吸状態に なっている時間を
 
測定してみると 約15秒~30秒近く
 
無呼吸になっている事が 分かった
 
 
2024年3月11日(月)
 
早朝の 3時~4時頃に なると
 
急に Bのいびきが 静かになった
 
すると Bは トイレに行き ベッドに戻って来た
 
どうやら 眠りが浅くなると
 
いびきが 静かになる事が 分かった
 
オレ
「お前… いびき エグいな 尋常じゃ無い」
 
B
「あ?ごめ~ん やっぱり いびき かいてた?」
 
オレ
「いびきの音が 五月蠅くて 寝れへんかったのと
 無呼吸状態が 15~30秒程 続いてる」
 
B
「あぁ~ ごめんなぁ… いびきの事で 前~に
 耳鼻科 行っててんけど もう治ったと 思って
 行って無かったわ… また 行かんとやなぁ…」
 
 
Bの場合 久し振りに そこそこの量の
 
酒を飲んだ事もあり いびきをかく事は
 
バカ親父の 醜態から オレも 理解している
 
 
ちなみに 親父は シーパップ(CPAP)という
 
睡眠時無呼吸症候群の 患者が使う 機械を
 
レンタルして 使用している
最初は その機械を 装着して 眠る事に
 
なかなか 慣れずに 苦労していたようだが
 
最近は 無呼吸状態が 緩和され
 
睡眠の質も 上がっているらしい…
 
 
といった具合の 情報は Bに 伝えておいた
 
Bは また 耳鼻科に行く事を 面倒臭そうに
 
言っていたので…
 
オレ
「オレの命や無いっ!
 お前の命じゃっ!
 好きにしろっ!」
 
と トドメを 刺しておいたw
 
 
2024年3月11日(月)
 
AM5:00頃
 
Bは 大浴場へ 朝風呂を浴びに行く
 
大浴場から戻ると
 
Bは 再び 爆音の いびきをかいて 寝ていた…
 
当然 オレは この後 一睡も できなかった…
 
 
AM8:00頃まで オレは 右膝・外側の痛みが
 
軽減するか あれこれ 試していたが
 
状況が 改善しないため
 
本来ならば この日も Bと共に
 
京都市内の観光を 行う予定だったが
 
オレは 帰宅する事にした
 
 
Bが この日 行こうとしていた 観光地への
 
ムダの無い 移動方法と
 
Bが 1人で 行くならば 昨夜のように
 
店のスタッフの人達や 居合わせたお客さん達に
 
迷惑をかけるような 暴言も吐く事は
 
あるまいと考え 行き付けの お店の中から
 
1軒だけ お店の名前・場所を 伝える
 
 
AM8:49 京都市役所前で Bと 別れる
 
 
この先 オレが わざわざ
 
Bに直接 対面する事は 恐らく 無いだろう…
 
 
今回 21年ぶりに Bと会う事が 決まった時から
 
不思議な事に オレの中では
 
「多分 次に 会う事は 無いにゃろな…」 と
何となく 感じていた…
 
 
このお守りを Bに 餞別として 渡したのは
 
Bの 体調の事も あるっちゃ あるが
 
オレの中では
 
「Bが 人の痛みに 気付けるように…」
 
という 願いを 込めている
 
 
帰宅後 オレは 疲れ切った状態で
 
布団に 倒れ込み そのまま 爆睡した…