久しぶりの花月嵐の限定再現ラーメンではあるが今回は是非とも行かねばならぬ、それは荻窪ラーメンの原点である春木屋さんの再現だからだ。

花月嵐の限定名店再現はラーメンチャンプの石神氏が地方の名店を紹介するといった形で十数年前から始まったと思う。

今では店主に試食をしてもらいOKを頂いたうえでの販売とかなりの再現性で評判だ。

 

荻窪のラーメン春木屋さんの初代店主は元は日本蕎麦屋さんだ、兄が蕎麦の郷長野県より戦後上京してこの地に店を構えた。

初代店主は兄のやっている日本そば春木屋本店を手伝っていたようです。

そこから独立して鍋釜が有れば開店できるだろうとラーメン屋を始めたという。

そのお蕎麦屋さんは現在でもあり甲州街道を渡った住宅街の中に有る。

春木屋は故郷の屋号だという。

 

荻窪にはもう一つ有名な老舗が有る、それは丸長さんだ。

こちらも同じく戦後長野県から進出してきたのだが、当時入手しやすかった小麦粉で(当時戦後の食糧難で、GHQが本国より大量に小麦粉を輸入していた)出来るラーメンから出発している。

あの東池袋大勝軒の山岸氏も叔父が丸長から独立する時に(中野大勝軒)、当時勤めていた向島の(私の地元だ)町工場から呼ばれてこの道に入ったと、なのでずっと丸長会に在籍していましたね。

 

 

話戻して花月嵐の春木屋再現ラーメンだ。

 

 

券売機で春木屋中華そばをポチる、なんと値段は900円と荻窪本店と同じだ。

そして出てきた物はー。

 

 

何時もの再現系宜しくお店の歴史や繁盛理由が書かれた敷物に乗って来た。

そのご本尊は。

 

 

いゃあ驚いた、私が春木屋さんのラーメンを食べたのはもう十数年前(この時はワンタンメンでした)だがその個性は今も覚えています。

見た目はかなりまんまだ、薄くピンク色したチャーシューまでも同じでは無いか。

丼下にきらりと光っている物、グルタミン酸などのうまみ成分だというがこれまでもおんなじです。

では早速スープ行ってみましょう。

 

 

あー参ったなぁ、多めの豚鶏油が浮かぶスープはその通り豚が多目の醤油味、そして煮干しが香るんですねー。

これは凄いですよ、おそらく春木屋の二代目さんは試食時点で相当驚いたんじゃないですかねぇ。

 

スープもしっかりとアツアツで、これも春木屋さんでは重要なポイントです。

フーフー言いながらレンゲが止まらないですよー。

 

 

麺がこれまたビックリ、太さといい縮れといいなにより咀嚼しいる際から香る小麦感が半端じゃない。

そうそう、これが春木屋さんなんですねー、なんてお店に来たみたいなことを言っています。

勿論綿密に言えばそれは違う物だろう、だがかなり春木屋さんという物が伝わる内容だと思う。

しかもチャーシューやメンマといった乗せ物までその姿勢は貫かられているのだ。

 

改めて敷物です。

 

 

こんなに再現されたのでは春木屋さんとしては困るかといえばそれはノーだ。

これを食べたラーメン好きはきっと本物の春木屋さんを食べたくなるだろう。

かくいう私もその一人で、久しく忘れかかった名店の味を今一度という感が強くなりましたよー。

 

もし春木屋さんに興味のある方なら是非とも食べて頂きたいですね。

何より近くでない方にはこの花月嵐の再現はかなり有難いものです。

それは過去にも私が食べただけでも。

 

らぁめん花月嵐であの蔦さんを食す、、。 | redtylerのブログ (ameblo.jp)

 

丸星ラーメン、久留米の名店、。花月嵐の今月の限定ですよー、、。 | redtylerのブログ (ameblo.jp)

 

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金色不如帰(こんじきほととぎす)監修真鯛と蛤の塩そば、花月嵐の限定は今回もやってくれましたぁ。 | redtylerのブログ (ameblo.jp)

 

札幌味噌ラーメンけやき監修、この花月嵐の再現物もなかなかでした。 | redtylerのブログ (ameblo.jp)

 

琴平荘の監修ラーメン。あの花月嵐の限定はかなりの再現性か。 | redtylerのブログ (ameblo.jp)

 

だるま大使、花月嵐の今度の限定はこれだぁ。 | redtylerのブログ (ameblo.jp)

 

とこんな具合だ。

そう全国のおいそれとはいけないラーメン屋さんが味わえるという事(特に琴平荘さんや丸星さんはうれしかった)、これはかなり重要です。

ただ花月嵐は関東中心なので全国展開では無いのが残念ですね。

 

今回もも流石の再現でした、美味しかったです、ごちそうさまでしたーーーーーー、、、、。