覚える「前」にすべきこと
看護師になるための勉強アドバイザー☆上田由香里です
「覚えること」があるとき、読んで覚える派ですか、書いて覚える派ですか。
何かを覚えるとき、そのままの文字を繰り返し読む、そのままの文字をひたすら書く。
きっと、繰り返せば覚えることはできます。ですが、その方法だと、時間をかけて覚えたわりには意外に早く忘れてしまいます。
覚えたことを「わかっていない」からです。
わかっていることって、すぐに思い出せますよね。
例えば九九。
覚えましたよね~。今でも九の段まで全部言えます!!!(当たり前ですか)
九九ってひたすら復唱して覚えた記憶がありますが、そこにはちゃんと「かけ算」ということの理解があるんですよね。
だから、ふと忘れちゃったときでも思い出せるんです
あの九九を意味も分からず文字で覚えたら・・・
シイチガシ、シニガハチ、シサンジュウニ、シシジュウロク、シゴニジュウ、シロクニジュウシ、シヒチニジュウ・・・シチ?ハチ?
わからなければ使うチャンスもないわけなので、当然とっくに忘れています
九九を覚えたとき、シイチガシ、シニガハチではなく 4×1=4,4×2=8,4×3=12・・・
と数字で覚えましたよね。
覚える作業は、ひたすら繰り返し声に出して読むということだったかもしれませんが、4の段は4の倍数だってことをわかっているんですよね。
だから、途中で「ん?!」とつまづいても続きを間違えないで思い出せるんです
4×7=27? 28? 4×6=24ってことは、4×7は24に4を足して28ねとか、4×7は4が7個で・・・
とか。
こうして文章にすると長い説明ですが、頭の中ではさらっとこんなことを計算していますよね。(そもそも、九九を忘れて苦労すること自体あまり経験がありませんかね)
「覚えやすく、思い出しやすくする」ためには、覚える何かについて「わかる=理解する」と言うことが大事です。
消化酵素を覚える:消化酵素ってなに?どこにあるの?どんな働きがあるの?
心不全の症状を覚える:心不全って心臓のどこがどうなってんの?
テキスト内で説明された文章をそのまま覚えるのではなく、それが何かを理解すると覚えやすく、思い出しやすくなります。
何度も読んでるのにィ、何度も書いているのにィ・・・頑張っているのに覚えられない場合、文章の「意味」を理解できているかなという視点で見直してみてください。
「わかる→覚える」で、覚えやすく、思い出しやすい記憶にしましょう
質問・相談、お気軽にメールしてくださいね
何よりココロが元気じゃないと(*^ー^)ノ
看護学生さんのココロのサポーターゆかさんのブログはコチラ
チャリティ~楽しんでもらうためには自分も楽しくないとね~
看護師になるための勉強アドバイザー☆上田由香里です
先日、子どものがん患者さん(患児さん)のためのチャリティに参加しました。
数週にわたって開催されるものらしく、その回は「子どもたちが選ぶ大好きな車でサーキットを走ろう」というイベントでした。
サーキット場には、アメリカ映画に出てくるようなおしゃれなでっかいトラックに、スポーツカー、クラッシックカー・・・とたくさんの車が並んでいました。
注意事項の説明を受けた子供たちは、一斉にゲートをくぐって自分が乗せてもらう車を選びを始めました
やっぱり男の子は車好きな子が多いんですかね
友達同士での会話も大人顔負けの内容だったりします。中にはエンジンに興味がある子もいました
私には「鉄のかたまり」にしか見えません
子どもたちが車を選び終えると、いよいよレース開始です
ブウォン、ブウォン、ブウォン
サーキット内を走る車の窓から見える子供たちの顔はみんなキラキラ楽しそうです。
その笑顔をじっと見つめるご両親も嬉しそうだったり、またお子さんに向かって大きく手を振るご家族も楽しそうにしておられたり。
「なんだかいいイベントだな」とあったかい気持ちになりました
そして、他にも楽しんでおられる方々を発見しました
この方々が一番楽しんでいるような・・・
その方々とは、何を隠そう「大きな子ども」たち(おとなとも言います)。そうです
車のオーナーさんです。
ご自慢の車でサーキットを思いっきり走れるんです。そりゃぁ楽しかろぉ~
車を降りた後、子どもたちは友達に「この車すっごく早いんだよ!」なんて自分の乗った車の様子を興奮して話していました
その隣では、おじさんたちが同じように興奮して自分の車の調子について話していました
しばらくして、子どもたちが次に乗る車を探し始めると、大きな子どもたちもアピール開始です。
子どもたちのためのイベントだったんですが、参加者全員が楽しめるイベントでしたね。
楽しんでもらおう!と思うのならば、提供する方も楽しくないとね!そんなことを感じた時間でした。
ちなみに、私にとって車は安全に走ってくれさえすればいいのですが(たまにはすっ飛ばしたい時もあるかな)、あえて言えば私は大きい車が好きです
というわけで、私どさくさに紛れてでっかいトラックに乗せてもらいました。
気持ちよかったぁ。クラクションのフォン、フォォ~ンがたまりませんでした
そして・・・
気が付いたら、おじさんたちと同じように興奮して車について語っている自分がいました・・・
大人だって、思いっきり楽しむ時間がないとね
「私は看護師に向いていないと思う」
看護師になるための勉強アドバイザー☆上田由香里です
看護師に向いている人ってどんな人だと思いますか
看護師に期待される能力とは、あらゆる場面で適切な看護ができる能力です。
ということは、その能力を持った人が看護師に向いているということになるのでしょうか?
看護に必要なものは「人を気遣う心」です。まさに「ケアする心」です。
気分がすぐれないように見える方に「大丈夫ですか」と声をかけたり、忙しそうな人に「手伝いましょうか」とお手伝いを申し出たり、どなたかが何かを落としたら「コレ、落とされましたよ」と知らせたり。
私は、人を気遣う心が看護の基本だと思っています。
とすれば、看護学校で看護を学ぶ前から、すでに「看護」を経験しているんですね。看護を提供する側も提供される側も。
では、看護学校で学ぶ看護とは何か?
看護の専門家:看護師になるための看護です。
看護学校では、すでに持っているケアの心や生活体験に専門的知識や技術を加えていくんですね。
この「専門的」な部分を学ぶのが授業であったり、実習であったりするんです。
看護学校で習う知識や技術は「専門的」とはいえ、ほんの一部、概要です。
つまり、看護師の資格を取ってから「看護の現場で看護を実践する」ことで、「あらゆる場面で適切な看護ができる能力」を養っていきます。
どの看護師さんも、最初から今の能力を持っていたわけではありません。経験に経験を重ねて今があるのです。
実習で自分の思うようにいかなくてもどかしく感じたり、指導されるたびに「なんで私はこんなにできないんだろう」と落ち込んだり、他のみんなは気付くことに気付けなかったり
そんなことが続くと「私は看護師に向いていないのかも」と思いたくもなりますよね。辛いと思います。悩むと思います。
ただ「私は看護師に向いていないのかも」と思うときは、「私に足りない何か」に気付けるチャンスなのかもしれません
でも足りないものばっかりじゃないんです。自分にしかないものもあります
それって、自分にしかできない看護があるってことなんです
看護師に向いている人ってどんな人なんでしょう
質問・相談、お気軽にメールしてくださいね
何よりココロが元気じゃないと(*^ー^)ノ
看護学生さんのココロのサポーターゆかさんのブログはコチラ
看護学生さんの悩み&不安を癒す~ナースセラピスト
ゆかさんの学生応援ルーム~