解説の持つ甘いワナを試す練習問題
看護師になるための勉強アドバイザー☆上田由香里です
「解説の持つワナ」
にひっかかってしまうと、勉強してる感満々の割に「力」がつきません
「力がつかない」とは? 同じ問題を復習すれば完璧に正解できるのに、似たような問題、それに関連する問題なんかはめっきりダメという結果になること。
そうならないためには「わからないことは何か」を知ることが大事です。
次の問題、自分にとって「わからないことは何でしょう?」
「わからないこと」をちゃんと見つけて勉強することができれば、その次の問題も解けるという自信アップを体感できます
さぁ始めましょう 消化器の一般問題です。
【第83回】
胃液分泌について正しいのはどれか
1.塩酸は胃底腺の主細胞から分泌される
2.パブロフの条件反射は交感神経を介している
3.食物が胃に入ると幽門部からガストリンが分泌される
4.セクレチンは胃液分泌を促進する
「わからないことは何?」
「わからないこと」について勉強できたら、次の問題も解いてみましょう。
上の問題の中の「わからないこと」が解決すれば、必ず次の問題は解けます
【第96回】
胃粘膜からの分泌物とその機能との組み合わせで正しいのはどれか
1.粘液・・・・・・・・・・・タンパク質の消化
2.内因子・・・・・・・・・胃粘膜の保護
3.ガストリン・・・・・・・胃液の分泌抑制
4.塩酸・・・・・・・・・・・ペプシノゲンの活性化
似たような問題なんですよね。でも、どちらかの答え(解説)を覚えるだけでは解けない問題なんです
ポイントは「胃酸の分泌」ですね
こうした「わからないことを解決する作業」を積み重ねていくことが、問題を解く力になっていくんですね。
問題を解く力って持っている知識が多いってこと? いや、それだけじゃないんです。また、お話しますね。
どちらの問題も、「こんなこと知ってるわ」という学生さん
スバラシイィ~
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解説が持つ甘いワナ
看護師になるための勉強アドバイザー☆上田由香里です
「問題が解けるようになるためにやるべきこと」 の続きです。
試験勉強の際に問題を解く一番の目的は「わからないことは何か」を明確にすることです。
解けなかった問題は「わからない」もしくは「自信がない、あいまい」ということになりますよね。
ただ、この問題が解けなかった=この問題の答えがわからない だけではわからないことが明確になったとは言えないんです。
心臓のことがわからない→心臓について勉強する
一言で「心臓」といっても、勉強することはたくさんありますよね。循環?刺激伝導系?栄養血管(環状動脈)?心不全?心筋梗塞?
心臓のことがわからない→中でも「肺循環・体循環」についてがわからない→肺循環・体循環について勉強する
こうやって、わからないことを具体的にして勉強をすると、勉強のゴールが見えやすいです。
【今日は「肺循環・体循環」について勉強する=肺循環・体循環がわかる】とすれば、今日の勉強の目標は「肺循環とは何か、体循環とは何かについて説明できる」ことが今日のゴールですよね。
今日の勉強が終わった最後の復習では、これを自分の言葉で説明できるようになればいいわけです。
過去問題を解いて勉強する際、どうやってわからないことを具体的にするか。
そのためには「解説が持つ甘いワナ」にひっかからないことが大事です
問題を解いたあとには、解答・解説を使って正誤を確認しますね。
国家試験は選択問題です。解説では、それぞれの問題文ごとに「なぜ正しいのか、なぜ間違っているのか」について説明してくれますよね。
おかげで、解説を読むと「あ~だからこれは違うわけね。納得!」といった具合に答えがすぐわかります。
例を挙げてみましょう。
【第95回一般問題:循環器】
心臓の刺激伝達系で最も早く興奮するのはどれか
1.ヒス束
2.房室結節
3.洞結節
4.プルキンエ繊維
答えは3.洞結節
「あ~最も早く興奮するのは洞結節なのね。納得!」 ちょっと待って!
この問題を間違えてしまったとき、正解できなかった理由が「刺激伝達系を知らないから」であれば、「刺激伝達系」について調べないといけません。
「心臓の刺激伝達系で最も早く興奮するのは洞結節である!」と解説文を覚えることではないのです
この問題の解説を覚えても他の「刺激伝達系」に関する問題は解けません。なぜかって?「刺激伝達系」についてまだわかっていないから。
「解けなかった問題=わからないこと」なんですが、「解説の内容がわかった=わからないことがわかった」ではないんです。
わからないことは何か?
問題文、解説文を読んで、わからない・知らない「言葉」を丁寧に調べていく作業が、わからないことがわかるようになるための勉強です。
わからないことが何かがわかり、それを調べて「わかった!」になる、そんな勉強の積み重ねができるといいですね
面倒なことに思えるかもしれませんが、確実に「問題が解けるようになるための力」をつけます。
問題と解説を上手に使って「わからないこと」を見つけましょう
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戴帽式の思い出
真ナースになるためのアドバイザー☆ゆかりです
ここのところ、戴帽式のニュース をよく見かけます。
看護師の象徴である「ナースキャップ」を頂き、憧れの看護師になるために頑張ります!という誓いをたてるという看護学校ならではのセレモニー。
今では、ナースキャップを着用している施設の方が少なくなりましたけどね。
戴帽式という名で、実際にキャップをもらうという形で式が行われる学校はどれほどあるんでしょう。
私の戴帽式は看護学校1年生のときでした。
あのキャップに憧れましたね~。キャップをかぶると気持ちはいっちょまえに「看護師さん」になるんですよね。
お~懐かしいです
戴帽式といえば、私忘れられない思い出があります。
戴帽式って、練習があったんですね。席の確認だとか、どこの通路をどう通るかとか、キャップをもらうときにはこういう姿勢でとか。こんな細かいことまで・・・
学校行事って授業と比べたら、余裕ですよね(何が? う~ん、気持ちが?)
式の練習中、学生がそろってイスに座って待っている時間があったんですね。
そりゃ~気持ちは余裕ですから、当然ながらガールズトークが始まるわけです
デート中に彼と手をつなぐかどうかの話が始まりました。
友達「私、絶対できない!だって、恥ずかしくない?」
私「え?全然」
考え方の違う2人の会話ですから、延々と平行線です(今思えば、延々と話すほど大したことでもないのですが・・・)
そして、周りもどんどん参加。そしてヒートアップ
そんなとき、後ろの席から「え?私普通に手つなぐよ」と助け舟
「だよね~
」
実は、そのとき「手をつながない派」に押され気味だったんです。そんなときに、さらっと反対意見。スゴイと思ったんです。嬉しかったんです
ほんとにどうでもいい話なんです。別に押され気味だろうと、万が一負けようと(?!)、どうでもいい話なんです
でも、ささいなことで一生の友達ができたりするんですよね
助け舟を出してくれた彼女は今でも大事な友達です。きっと、彼女はそんなこと忘れています
看護学校では、慣れないこと、新しいことの連続。毎日が戸惑いだらけです。そんな中、わかり合える友達っていうのは本当に宝物です。
あなたのおかげで頑張れた、そんなふうに支え合える友達に出会えるといいですね。
「戴帽式」の思い出なんですが、戴帽式に全然関係ありません・・・全っ然
感動する話を期待させてしまったのでしたら・・・本当の本当ににすみません、こんな話で
みなさんはどんな戴帽式の思い出がありますか
その頃は、まさか旦那さんが外国人だなんて想像もしていませんでした・・・
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