Mr.REDMOON 後藤惠一郎オフィシャルブログ K-GOTO'S EYE Powered by Ameba -2946ページ目

健康な体



健康とは健全であるという事、つまりバランスが程好く保たれている様子。REDMOONのバランスは作り手と企画と広報と営業がそれぞれの役割を上手くシンクロさせて全体を正立しているのだ。 普通の企業システムがそうであるようにユーザーの安心と信頼はここに帰属する。全部を一人でこなす事は出来ない―――、14年前にぼくが一人で起業した時すでにそう思っていた。世間を眺める時間、知らせる時間と方法、技術を磨きモノ(商品)を作る時間と研究―――、モノを金に換える事の重大さは責任(社会的)の重大さにダイレクトする。スタッフの重要さはここにある。 人は独りでは何も出来ない生き物だ。仲間、友人、家族の無い独りは人をシックにしてしまう。スタッフはビタミンである。つまり会社を法人と呼ぶのは一種の人格と考えるからで食料は金、水は情報、塩は技術、それら全てが商品と消費者にゆだねられている事を理解しなければいけないとぼくは思う。

相手



ぼくはいまだかつて人を信じた事が無い。でも信じる努力はいつもしている...

95%信じたなら残りの5%はぼくの領域では無いという事だ。

当然の事ながらぼくも他人(ヒト)に信じてもらえない...

でもぼくは及ばぬ「何パーセントか?」を必ず告知するようにしている。 それが人付き合いと言うものだ。

堕落のメカニズム



人にはみんな事情があって都合があってそして理由があるはず...

拾ったものは失くし作ったものはいずれ壊れる。

その時 その場の愉しみが幸せであるなら愛などという無形の大義に何の意義があるだろう...

たとえ意味など無くたって愛こそすべてと思う時、この世の無情を痛切に感じとる、その一瞬がぼくにとって最高の恐怖と言えるのだ。

革職人達・・・?



今日、メンズブランドのムック「THE LEATHER WORK」が発売された。ウィズマンの岡藤君渾身の「革小物の世界本」というヤツだが 現在のレッドムーンは「革小物」ではない。がしかし、RMから出発しないとこの本自体は成立しない訳だ。RM出身者(アカデミー卒業者)の羅列みたいで笑ったが、結構真剣に努力してると思った...でも楽しそうで幸せそうな顔してないのは気がかりだ―――、WORKSの連中はみんな楽しそうなのにね。「生き方」なんてどうでもいい訳で、現在を見れば今までもこれからもわかってしまうもんでしょ、人生勉強なんてばかな事してないで他人の為に頑張れば楽しい顔になれるのに残念だよな、誰の為にもならない事なんて一度きりの人生でヤル意味ないじゃない。大きなお世話だけど小さな親切でもある。革(皮)はね、奥が深いんだ、間口はとても狭いのに...素晴しい素材だけど難しい...「サイフ屋」やって革職人は詭弁だよ!WORKSの連中は三年も修行すればバッグやウエアまで作れる、一人ぼっちじゃ限界も起こせないし、環境だって無きに等しい中で「ブランド名乗ってコレ作りましたって」...それじゃ「金下さい!」って言っているようなものだぜ、まぁ店も店だけど趣味みたいなモノを金にしちゃうんだからたいした面の皮だと思うよ。 中にはウチで持っている商標を未だに気が付かないでブランド名みたいにしているけど、のん気も程々にした方が泣かずに済むのにね。 ともあれ20ページでRMを識るのは到底無理な話で、この本全部でも足りないし、たとえ一冊まるごと発売されたとしても、その時点でもうRMは進化しているから媒体では追いつけないんだよ―――潰れりゃ物語は出来るけどね。現在でもぼくが本当に感謝しているのはタンナーさんとお客さん達だ、入り口と出口がとても大切だということを忘れちゃだめだね。そのわりにRMを大切にしてくれない奴等ばかり(笑)...まぁ体張って仕事してないしオトシマエつけられない連中だから放っておくけど残念だよ。10年たってキチンと「おとしまえ」をつけに来てくれたのは「黒羽の吉田」だけだもの、アイツは「男」だよ。革職人の将来が暗い事は確かだと、他見て思うからもっと新人達に頑張ってもらわないといけない、その為にはRMは全面協力する覚悟だから正面から胸張って来てくれ! それと今回悪役を買って出たRMと後藤だけど本心は 「頑張れよ!」「いつか笑顔で会おう!」「日本の革文化万歳!」...だからね。

ロバート・ミラバル(タオスプエブロピープル)



グラミー賞受賞暦のあるアメリカインディアンミュージックの 第一人者である。 かねてから旧友 大倉正之助から面会の話はあったのだが、タイミングが合わず3年が過ぎていた。やっと3人の都合が合い、川口(本社)で会うことが出来たのだ。 フットワークの速さが信条の3人・・・話は決った!彼の住居(世界遺産認定)の近くの彼所有の土地一角にRedmoon House(アトリエ)を建て、そこでTHE WORKSの職人達を毎月交代でモノ作りさせてみる(修行)。ただし、電気、ガス、水道など一切の文明は皆無、あるのは大地と満天の星空とプエブロの生活の知恵だけである・・・でもそれこそが芸術家として最高のシチュエーションだとミラバルは言う―――。 アトリエ(家)さえも自分等で建てるのだと・・・木も土も草も使い放題使えばいいと・・・(笑) ぼくの子供の頃からの夢―――、まさか今叶うとは!!もう少し若さが欲しい!真剣にそう思う。