Mr.REDMOON 後藤惠一郎オフィシャルブログ K-GOTO'S EYE Powered by Ameba -2944ページ目

悪い夢



青春は若い奴にはもったいない!バーナード・ショウの言葉である。子供にトロやウニを喰わすようなものでその美味は子供に理解出来ずまた迷惑であるとの例えにはまる。 心からこの言葉をぼくが理解できるのは60歳か70歳になった時かもしれないが今でもほんの少し分かる気がする。老いてからの熱い気持ちはその体力に似合わずその風貌においてはむしろ滑稽でしかない...にも関わらず押し出してしまうのは知恵を育んだ故の自信なのだろうか? だが時に年寄りの冷や水が妙にカッコ良かったりもする...いやいや青春は老いた奴には切なくて醜いそして健康には極めて悪い夢だ。

仕事のやり方



ぼくは狂ったように仕事をしている。いや、狂ってる。一年365日テンションは均一に高くそして強い。これはジャンキーの病状なのでぼく本人は見た目より楽であるが問題は休日である。家族には申し訳ないが、ぼくはどこへ行っても何をしていても仕事のレンジを抜け出せないでいるらしい。スイッチの無い掃除機みたいな人間で、一年中情報を吸いまくり余分なものは吐き出している。 物作りという表現方法は一日中作業台にかじり付いて作業をする事ではない、それは職人の「領域」でありプロデューサーやプランナーのスタイルではなく、ましてやデザイナーともなれば刺激を受ける方向性を限定してはロクなモノは生まれない。多方面で受けた刺激を自分の仕事一点に集中する事で表現が可能になるのだ。科学的な根拠は無いがこれはぼくの体験学習から生まれたまぎれも無い事実である。

レザーの魅力



皮革の良し悪しと魅力は一致している...ただし潜在的である。商品に成った段階で最もユーザーが価値観を示すのはその色彩とデザインであろうがぼくの信じる皮革の魅力とは「触感と臭い」というプロ的な趣向ではあるが、要するに「おもむき」である。 皮が革に仕上がるプロセスで多様な科学技術が施されて素材が誕生し製品に加工された果てにも皮革は皮としてのアイデンティティを完全に残しているもの―――、そこに他の素材には無い魅力が宿るのだ。「さわり心地・・・」もう一度確認してもらいたい、皆さんがお持ちの皮革製品の「触感と臭い」を―――、そしてあえて顕在化して皮革を見つめて欲しいのだ。

名古屋の漢達へ。



REDMOONの黎明期に大変お世話になった名古屋の強漢達と久々の再会を祝い、食事会となった。ファーマーズの大島社長、ハーレムストアの寺西社長、そしてファーマーズの番頭格スクーターの安藤君、私とREDMOONスタッフにミッキーカーチスさんを迎えて楽しい夜の始まりだった。 この後錦へくりだしホテルへもどったのは1時を少し過ぎた頃...ヒルトンのロビーで芳賀ケンジと会いミッキーさんはつかの間の談笑、彼とは前にも白金のブルーポイントで会った事があるがいつも「イイ男だな」 さぁ!また名古屋で始まるレッドムーン!10年で進化したレッドムーンを見てくれ!名古屋の熱き漢達よ!

明日っていつかな・・・?



RMをスタートさせた93年(前世紀)から14年がたって21世紀に入り、世の中は大きく進化(変化)を見せた。電話はハンディーに、テレビは箱から板になり、野球はサッカーにそのポジションを譲り、ダイエーもイオンにとってかわられた。この大変化はほんの10年の出来事だった。 信じられない進化は、しかし水面下でモノ凄いスピードで方向性を30度に保ちながら進められていたのだろう。全ての業界をまき込んでのカオスがいつまで続くのだろうか?少し不安である。 国家も民族も地球でさえこの21世紀にさ沙汰される...ダライラマくらいになると宇宙を修行で理解出来るというが、ぼくも理解してみたい!いや無理だけど。 昨夜久しぶりに武田幸三君とマネージャーの松田君、そして新日本キックの軽量級チャンプ深津飛成君と食事をした。男の元気印最高の年齢を少し過ぎた30代前半の男の子達である。やりたい事で結果を出したプロスポーツ選手達、幸せであるとボクは思う。だが人生は意外に長い―――、そして短くもある―――何が言いたいのか僕は?ぼくはこう言いたかった「時代の波、乗り遅れれば必ず溺れる」と。