お盆に7年ぶりに映画『火垂るの墓』がTV放映されましたね。
映画.com様から画像をお借りしています
もう何度も観ている心に残る映画です。
昔は泣いたけど、さすがにもう泣かなくなったな。
セリフ(特にセツコの)は大体 言えるぐらいには覚えていました。
子どもの頃 観た時には「なんて あのおばさんは意地悪なんだ!!」と思っていたのですが、大人になると「清太が おばさんの家を出たからセツコが死んだんやん」と考えが逆転。
結局はボンボン(親が海軍士官)のプライドが邪魔した(元々 裕福な家庭で育っているから「働く」とか「人に頭を下げる(他人を頼る)」という考え自体なかった)んだろうね。
おばさん以外にも、手を差し伸べてくれる大人が たくさんいたのに・・・。
画像は毎日新聞の記事内から
ただ可哀想なのはセツコで、空襲で大怪我を負った母に会えない場面でも、子どもっぽく大声で泣きわめくこともせず しくしくと涙をこぼす所に胸を締め付けられるし
おばさんから母の死を聞いていたのに兄に何も言わずに一人で抱えていた所もグッときてしまう。
まだ ほんの4歳なのに切ない。
戦争は弱い人が犠牲になってしまう。庶民にしわ寄せがくる。
「やるって決めた人間が最前線で戦えよ 」って、いつも思う。
映画の翌日たまたま『探偵!ナイトスクープ』(6/27放送回の再放送)を見たのですが感動回でした
こちらも戦争のお話でセツコ(世津子)さんという女性が戦時中に兵隊さんに慰問袋を縫い、彼女の慰問袋と手紙を受け取った兵隊さん(笹島信三さんという方)と長年 文通をしていたんだそう。
兵隊さんが大阪の実家に会いに来てくれたのにセツコさんは疎開していたため会えなかった。
そして沖縄で どうやら亡くなっている(お孫さんが沖縄を訪れた際、戦没者の石碑に同じ氏名が載っていた)らしいので、そうならば お墓参りへ行きたいという依頼でした。
秋田の方というのは分かっていたので県の戦没者名簿を調べさせてもらうと、沖縄戦 終結の1ヶ月前に亡くなっていたようで
ご遺族の方の家に訪問し お話をして無事お墓参りもできた・・・という内容。
こういった兵士と女学生の交流も日本全国であったりしたのかな?
それぞれの色んな形の戦争の物語があるんでしょうね。
いつも明るく元気な探偵の桂二葉さんが兵隊さんからの手紙を読む時も、最後VTR終わりにスタジオにセツコさんが来られていたのを見た時も涙ぐんでいたのが印象的で、私ももらい泣きしてしまいました
夫は戦争映画が好きなので(戦争を知らないからこそ歴史を学ぼうとしているよう)TV放映されていた『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』(私はアマプラで以前 観たので2度目。今度、続編が公開されるらしいね)
映画.com様から画像をお借りしています
『ラーゲリより愛を込めて』
映画.com様から画像をお借りしています
そしてドラマ『シミュレーション~昭和16年 夏の敗戦~』(知らなかったので後編しか見てない)
シネマトゥデイ様から
画像をお借りしています
ドキュメンタリー番組などなど観て、色々と思うところがありました。
どこまで史実かは分からないけれども、やはり戦争は本当に愚かだなぁと つくづく感じさせられました。
平和と幸せを祈ろう!
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