■カウンセラー生活24日目
■認知症対策の今
■高齢者の3人に1人は罹患すると言われる「認知症」
「認知症になって、家族に迷惑をかけたくない」「認知症になりたくない」と話される高齢者の方々が多くいる中で、認知症対策がなされていないのが現状だと思われます。
老人ホームでは、排泄、入浴、食事、就寝の介助で手がいっぱいになり、機能訓練が疎かになり入居者のADL(生活の質)は右肩下がり。
デイサービスでは、レクリエーションやラジオ体操を行うも、別段、学術的な根拠に基づいた運動や脳トレではなく、短い時間の中で、入浴介助、食事の準備に追われるだけで終わってしまいます。
介護の現場に任せれば大丈夫!なんてことはありません。そもそも、介護職の資格研修で、認知症の原因や対処法など学びません。学ぶのは、認知症を患った方に対する声かけと対応の仕方くらいです。介護の現場では「認知症は治らない、改善しない」という考えのもとで動いている場所がほとんどではないでしょうか。
■介護現場での認知症治療について↓
そんな中で、今回ご紹介するのが「認知症発症リスクを抑える食事」です!どのような食事が認知症を遠ざけるのか?ご紹介していきます!!
■認知症リスクを下げる食事とは!?
■2012年に
第22回日本疫学会にて九州大学の小澤未央氏が、認知症リスクを左右する食事傾向についての調査結果を発表しています。
その調査は福岡県久山町の地域住民を対象に、1988年に健康診断を受けた60歳以上の1006人の食生活と認知症発症リスクについて17年間追跡調査したものです。
調査結果は
・一回の食事で
「大豆製品と豆腐」
「緑黄色野菜」
「淡色野菜」
「藻類」
「牛乳・乳製品」の摂取量が多く、
「米」の摂取量が少ない食事パターンが
認知症の発症リスクを低下させるというものでした。つまり、米をはじめとした「糖質」を控え、大豆・乳製品などの「たんぱく質」を多く摂った食事が認知症を抑えることが分かったということです。
「一般的な日本の食事」で糖質は過剰に摂れてしまいます。白米をお椀一杯ぶん、毎食食べるだけでも、過剰と言わざるおえないほどの糖質が取れてしまいます。
■日本人の食事は糖質過多である↓
では、なぜ糖質を摂りすぎると認知症につながるのか。
■認知症の原因は
炎症と栄養不足、毒素によってアミロイドβと呼ばれる物質が脳に溜まることで起こります。
糖質が過剰に摂取されると、糖をエネルギーに変えるインスリンが過剰に分泌されます。このインスリンを分解する酵素には、アミロイドβを分解する役割もあるのですが・・・糖質が過剰にあるとアミロイドβが分解されずに溜まり続けます。この状態が長引くことで、認知症になるリスクが上がるということです!
■認知症の三大原因について↓
また高タンパク質なものを摂ることで、筋肉がつき代謝をあげることができます。代謝が上がることで血行が促進され、脳細胞に栄養・酸素を運ぶのと同時に老廃物や毒素を排出する力を底上げしてくれます。その結果、認知症の根本原因である栄養不足、毒素の問題を解消する助けになります!
ー参考書籍ー